14F フォトショップ・ルーム
「フォトショップでレイアウト」
ちょうど今が時期なので、年賀状などの簡単なレイアウトを
フォトショップで作ってみたいと思います。
画像メインのものは、レイアウトソフトを使うより、
フォトショップでレイアウトしたほうが簡単で問題も起こりにくいので
よほど大きなプリントを必要としない限り、「使えます」
注意点は、解像度をやたらにいじらないということです。
とくに文字のキレに影響が出てきますので・・・
まずは、完成予想をたてておきます。
ラフを思い描いておくということです。
(裸婦を思い描くのではありません・・・^_^;)
そして、使用する画像を必要な数だけ用意します。
スキャニングする場合は、それぞれの画像を使用する大きさを考慮して
300dpi程度に換算して取り込んでおきます。
デジカメ画像データはそのままの状態で、後からリサイズします。
切り抜きで使う場合はここで切り抜いてレイヤーで浮かせておいて下さい。
イラストがあってもいいですね。
つぎに、テキストデータを作っておきます。
フォトショップの他に、「ノートパッド」とか、「シンプルテキスト」
などの簡単なテキストエディターを起ち上げて
新規書類を作っておいて下さい。
ここに文字データを書いておくと、作業がはかどりますので。
たとえば、住所や名前、あいさつ文などを作っておきます。
これで材料はそろいました。
そして、フォトショップで新規に画像ファイルを作成するわけですが、
あらかじめプリントするプリンターのはがきサイズの印字可能範囲を
調べておき、それを幅・高さに指定して、新規に画像ファイルを作成します。
「F−DI」を利用する場合は、はがきよりも少しおおきめにして、
まわりに余裕を持たせると多少ずれた場合でも安心です。
解像度は、300dpiにしておけばいいでしょう。
家庭用のプリンターもF−DIも「RGB」のままで結構です。
この新規画像にビューから「グリッド」を表示させます。
「グリッドにスナップ」のチェックを入れておけば
辺をそろえたレイアウトがやりやすくなります。
必要に応じて「ガイド」を使うのもいいと思います。
これでようやくレイアウト開始です。
まずは背景を作ります。
べた塗りでもいいし、パターンを分けて塗り分けたり、
グラデーションを使ってもいいと思います。
もちろん画像を貼り付けてもかまいません。
できましたら、画像を結合して保存します。
つぎに、画像を配置します。
さきほど準備しておいた材料を、ドラッグアンドドロップでこの画面に
つぎつぎと持ってきてレイアウトしていきます。
最初にすることは、各レイヤーのレベル補正を使っての色調整です。
そして、「レイヤー」→「変形」→「拡大・縮小」で、
シフトキーを押しながら大きさを調整していきます。
大きさが決まったらシャープ処理などの画質調整をします。
これらの操作をレイヤーごとに繰り返してレイアウトしていきます。
時々、保存し直しておくのを忘れずにね。
つぎに、テキストを配置します。
文字入力ツールを使って書くのですが、
入力画面で、さきほどの文字データをコピーペーストして入力します。
ここでフォントの種類やサイズを指定します。
文字がうまく入ったら保存して下さい。
必要なら、ロゴ作成のフィルタをかけたりして加工を加えます。
さあ、仕上げです。
それぞれはレイヤーになっていますのでレイアウトの調整は
移動ツールでまだ間に合います。
レイヤーの選択は、「CTRL」+(右)クリックで、
その場所にピクセルが存在するレイヤーだけがポップアップしますので
そこから選ぶと簡単です。 ←(ちょっとした裏技)
マックは移動ツールで
(他のツールのときはコマンドキーを押している間移動ツールに
なります。レイヤーのポップアップはコマンドキーに加えて
さらにコントロールキーを押しながらクリックすると表示します。)
他のツールでも「CTRL」キーを押しながらクリックするとポップアップ
しますが、その場合選択しているツールに関連する項目が現れます。
あとはグリッドの表示を解除して確認し、
これでOKなら画像を結合して、別名で保存します。
出力方法イロイロは、去年の12月のバックナンバー
の特集ページでもチラッと出ていますよ。
少し状況も変わっているけど・・・
「F−DI」を利用する場合は、「Home−PD」という
プリンタードライバを選択して、FDに書き出せば終了です。
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