2F 知恵と知識の間
[連載] 入力の知恵・画像の知識
フラットベッドスキャナーを使いこなそう! Part1 (ちょっと難しいかも)
普及型デスクトップスキャナの操作の大半は、ハイエンドスキャナとは
異なり、コンピュータ側の専用ソフトで行なわれる。しかし、
各社間のソフトには、標準操作というものはなく、競合機種との優位性や
差別化を図るための工夫が施されていて、使用者にとっては、
一度覚えればどのソフトでも共通した使い勝手ではないんだよね・・これが。
でも、基本的な知識として、正しいスキャン画像のチェックの仕方さえ
理解しておけば、ハイエンドスキャナに劣らぬ仕上がり結果を
得ることは十分に可能になります。
最も重要な点は、画像のハイライト部分にどの程度のRGBの階調の
レベル値を与えるべきかという点、それと中間のガンマ値を操作すると
画像がどのように変化するかという点なんです。
ということで、どうすれば家庭用のフラットベッドスキャナーの性能を
100%ひきだして、自動のスキャニングでは得られない奇麗な画像に
するかという知識と操作方法を説明していきます。
デスクトップスキャナを構造的に分類すると、「密着センサー型」
「レンズ縮小型」の2通りがあるが、構造上のちがいで画像の
品質に差か出るのは究極まで使いこなした場合です。
雑誌記事のサンプルとして掲載されている画像などを見ると、
網点サイズの管理、RGBからCMYKへの正しい変換など、
スキャニング設定に関わる最適な操作が不充分で、
スキャナの性能を語る以前の段階にあるサンプルか多い。
そのようなことから、このコーナーでは、
次回から数回にわたってフラットベッドスキャナーの限界に迫ってみます。
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