20F フォトショップ・ルーム
「自動レベル補正」
いまさらなんですが、レベル補正の自動のセッティングについて
言っておくのを忘れていました。
白点と黒点の設定を自動でやってしまうものです。
満点とはいきませんが、十分に実用的なコマンドが
自動レベル補正です。
このコマンドを使うための設定を解説しましょう。
まずは、設定画面の出し方です。
「イメージ」→「色調補正」→「レベル補正」を開き、
オプションキー(マック)を押し下げている間だけ
(ウインドウズは「Alt」キー)
「自動設定」のボタンが「オプション」という
ボタンに変わりますので、これをクリックします。
すると、自動補正の設定範囲の画面が出ますので、
黒と白の数値を入力します。
ぼくの場合、黒が「0.10 %」で、白が「0.06 %」にしてあります。
通常よりかなり小さめになっているのは、
さらに手動で補正をかけるためなんです。
この数値は、白のスライダと黒のスライダの位置を指定するもので、
どこから先を飽和させるかという設定です。
この場合、ハイライト部分の0.06%を白飛びさせて、
シャドウ側の0.1%をつぶす設定です。
暗部ノイズが気になる画像は、シャドウを多めにつぶしてやれば
すっきりした画像にはなりますが、
暗部の調子が損なわれて微妙な表現が犠牲になるので
どのように処理するかは究極の選択になりますね。
ようするに、「自動レベル補正」=「ダイナミックレンジを最適化する」
という使い方をするための設定値にしてあるんです。
自動補正一発仕上げができれば一番良いのでしょうが、
入力ソースの癖や、被写体(画像)の調子によって変わってきますので
すべてが自動とまではいきませんねぇ。なかなか。
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