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「自動レベル補正」 いまさらなんですが、レベル補正の自動のセッティングについて 言っておくのを忘れていました。 白点と黒点の設定を自動でやってしまうものです。 満点とはいきませんが、十分に実用的なコマンドが 自動レベル補正です。 このコマンドを使うための設定を解説しましょう。 まずは、設定画面の出し方です。 「イメージ」→「色調補正」→「レベル補正」を開き、 オプションキー(マック)を押し下げている間だけ   (ウインドウズは「Alt」キー) 「自動設定」のボタンが「オプション」という ボタンに変わりますので、これをクリックします。 すると、自動補正の設定範囲の画面が出ますので、 黒と白の数値を入力します。 ぼくの場合、黒が「0.10 %」で、白が「0.06 %」にしてあります。 通常よりかなり小さめになっているのは、 さらに手動で補正をかけるためなんです。 この数値は、白のスライダと黒のスライダの位置を指定するもので、 どこから先を飽和させるかという設定です。 この場合、ハイライト部分の0.06%を白飛びさせて、 シャドウ側の0.1%をつぶす設定です。 暗部ノイズが気になる画像は、シャドウを多めにつぶしてやれば すっきりした画像にはなりますが、 暗部の調子が損なわれて微妙な表現が犠牲になるので どのように処理するかは究極の選択になりますね。 ようするに、「自動レベル補正」=「ダイナミックレンジを最適化する」 という使い方をするための設定値にしてあるんです。 自動補正一発仕上げができれば一番良いのでしょうが、 入力ソースの癖や、被写体(画像)の調子によって変わってきますので すべてが自動とまではいきませんねぇ。なかなか。
                
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