27F 情報ルーム
「蛍光灯あれこれ」
あまりに種類があって、何を選んでいいのかわかりにくい
蛍光灯について、いろいろとご紹介します。
○色再現性による分類
・家庭用の色がきれいに見えるやつ ・・・っていう言い方も変だが。
「EX-N」クラスがそれで、いわゆるパルックとかいう3波長型昼白色。
万能ではあるが、わざとらしいくらい赤が引き立って見える。
・一番安いやつ・・・いかにも体に悪そうな。
昔のスタンダートタイプで、「DX」だったと思う。
一部の事務所などでまだ使われているかもしれないが、
この光源で色を正しく判断するのは不可能に近く、感覚が変になる。
・業務用に使える演色性のいいやつ・・・といっても意外と安い
「N-EDL」クラスで、演色AAAって書いてある。
パルックとそれほど値段が変わらないのでこちらがおすすめ。
本当に自然な発色ですが、しょせんは蛍光灯です。
○色温度による分類
・「W」白色
色温度の低い暖色系。
電球色まではいかないが、かなりオレンジ系の色味になり、
心理的には落ち着くが、暗く感じるので作業には向かない。
・「N」昼白色
太陽光に近いナチュラル色。
色判定に用いられる色味で、一応、標準として使われている。
一般家庭用としても万能で、癖がなく違和感も無くて使いやすい。
・「D」昼光色
晴天時の日陰の色に近い寒色系。
非常に色温度の高い、すっきりとした青白い光を放つ。
つめたさを感じて落ち着かないが、コントラストが高く見える。
Dの昼光色に慣れていると、
モニターの色温度が高いのに気づかなかったりする。
この色味の蛍光灯も、PCのモニターも、
純白よりも青白い方が、より白く感じる錯覚をうまく利用したもの。
そうそう、みんなだまされているんです。
確かにきれいに見えはするが・・・
ということで、それぞれ好みの蛍光灯を理解した上で選んでみて下さい。
落ち着き感やすっきりきれいな白など、
部屋によって使い分けるのがいいみたいです。
最近変わってきたこととしては、
「4波長型」というものが出てきました。
これらの蛍光灯は、野菜用とか、肉用などと
用途が定められているおもしろいものです。
あと、退色防止用なんて〜のも見つけました。
蛍光管にUVカットの仕掛けがしてあるのか?なんて
ちょっと興味があります。
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