6F 情報ルーム
今回は、画像を扱う上でのおすすめの書籍を紹介したいと思います。
その中でも、特に手軽な月刊誌にターゲットを絞ってみます。
ただ、デジタル写真の本というものは今の段階では「皆無」で、
一つも見あたりませんので、この方面にくわしい本ということです。
まずは、「プロフェッショナルDTP」が筆頭でしょう。
この本を理解するにはある程度の基礎知識がないとチンプンカンプンに
なってしまうかもしれませんが、比較的高度な内容ですので中級者には
おすすめしますが、いかんせん内容がプロフェッショナル?のDTPです
のでホビーユースだと読み飛ばす部分が多くなってもったいないですね。
特にハード関連の記事なんて、とうてい手も足も出ないような高価な機材が
平気で紹介されていますので、遊びには付き合ってられっか!って感じで
趣味でやってる人をまったく考えていませんね。
でも画像処理の記事は、中級者にはとても参考になると思います。
次に、「DTP・World」ってとこでしょうか。
この本もDTPですが、2カ月に1回の発行で結構内容が濃いです。
こちらは初級者でもなんとかなるでしょう。
めだった画像処理の特集記事とかはありませんが、全般的に画像について
詳しく書かれていますので分かりやすいと思いますよ。
それに、個人や小規模の環境での使用を前提にしている(と思う)ので
わりと実用的に使える本だと思います。
しかしかなりDTPに片寄っているので、DTPに興味のない人には
もったいない本ってとこでしょうか。
ほかにおすすめのものは、Mdnとかもありますし、
機材購入のときにはミスミの総合カタログも参考になりますよ。
結局のところ、デジタル写真の技術解説の専門書ってものはひとつも
でていないので、DTPの本を参考にするしかないってことです。
まちがっても、「マック・・・」とか「ウインドウズ・・・」っていう
総合誌の画像特集なんかをうのみにはしないでください!
正しい知識が上達の近道ですので。
先日、プロラボに出力を頼んだときにほかの件でうまくいかないというので
立ち会ったとき、こんな状況なのかってびっくりしました。
トーンカーブはおろかレベル補正もまんぞくに触れないオペレーター
だったんです。もちろんモニターのキャリブレーションも。
明るさとコントラストを何度もさわってめちゃくちゃにしてました。
この分野はまだまだ確立されていないと思いましたね。
せめてこのデジタル写真セミナーの読者は、思いどうりに画像を扱える
ようになってもらい、デジタルの画像の加工を楽しんでほしいと思います。
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