83F フォトショップ・ルーム
「整形しましょう」 少し前にレタッチによるメイクについてお話しましたが、今回はもう少し 踏み込んでレタッチ整形をしてみます。 先日行なった写真館向けの講習会でも、反響のあった使い方です。 今回は、以前に出てきた「ゆがみ」を使って、骨格と表情を整形する わけですが、ゆがみを使うときの注意事項をもう一度おさらいすると、 ☆ゆがみコマンドは、部分選択してから・・・でしたね。 ということで、ポートレートから顔の部分を選択してから、 「ゆがみ」コマンドを実行します。 まずはいちばん要望の多い「ほっぺた」の肉を落としてをスリムにして、 えらがはりすぎている場合は、削ります。 つまりは、顔の輪郭を修整するってことです。 ゆがみ画面で左側に並んでいるツールの一番上のワープツールを選択し、 ブラシサイズを適当な大きさにします。 筆圧については、20〜50ぐらいが使いやすいと思います。 モードはこの程度のレタッチでは、どれを使ってもわからないと思うけど、 こだわる方はいろいろと試してみてください。 ぼくは「かたく」ってのをいつも使っています。 メッシュはうざいので、非表示です。 整形作業のコツは、ブラシのサイズとひきずる方向です。 ブラシサイズの大きさによって、滑らかさと範囲が変わりますので 境界がうまくつながるようにサイズを調整します。 ひきずる方向は大きく曲がらないようにして一発で決めます。 画質おかしくなるので絶対に戻してはいけません。 失敗したら「復帰」ボタンを押して、やり直します。 何度かひきずってみて、復帰で戻し、感覚がつかめたら一発で決めます。 他には、たるんだほほのお肉を少し持ち上げてあげることもあります。 少しだけ表情にハリが出ますね。 ワープツール以外には、目がちんばっぽいのを膨張ツールで 若干開かせたりすることもありますが、 気付かない程度にほんのわずかに手を加えるだけにしておきます。 あとは覆い焼きと焼き込みで目元をはっきりさせて、 しみやシワ等を薄くしたら整形終了です。