辻徳のデジタル写真用語集

※諸注意:ここに出てくる解説は、辻徳の主観による解説であり、偏見を多く含んでおりますので、丸っきりのでたらめな内容ではありませんが、鵜呑みになさらぬようお願い申し上げます。

A

「ACE」
アドビカラーエンジンの事。カラーマネージメントで使われる 代表的なもの。フォトショップでおなじみのアドビ社がOSに依存せずに 色再現の互換性を実現させようとしたもの。

「AdobeRGB」
カラープロファイルのひとつで、汎用的なsRGBよりも色域が広く 印刷可能な色を想定して色域を定義しているが、モニターで確認することは 難しい。

「APS-Cサイズ」
APSは不発に終わったカートリッジ入りの銀塩フィルム。 1コマ30.2×16.7mmで、これを縦横比3:2にトリミングして 23.4×16.7mmにしたサイズをCサイズと言っている。 フルサイズの半分くらいになり、画質もそれなりに劣る。

「AE」
自動露出の事。被写体の明るさをカメラが判断して、自動的に露出を 決めてくれる機能。プログラムAEとか、絞り優先、シャッター優先など いろいろあるが、結局は単なるシャッタースピードと絞りの関係。

「AEB」
自動露出ずらし撮影。1回のシャッターボタンで、露出をずらした 複数のカットを連続撮影する機能。露出に自信の無い時や、 確実に適を出したいときに使うアナログ来の機能。 デジタル一眼では、RAW撮影で現像時に多少ごまかせるので一般では影が薄い。

「AWB」
いわゆるオートホワイトバランス。デジタルカメラの撮影で、 画面内の白い部分がニュートラルな色になるよう自動的にホワイトバランスを 設定してくれるもの。夕焼けの感動も中和してくれる。

C

「CCD」
電荷結合素子。光を電気信号に変換するセンサー。 デジカメのフィルムに相当する撮像素子の部分。 帯電するのか、ほこりが付きやすく、神経を使う。

「CMOS」
相補型金属酸化物半導体。昔はおもちゃカメラで使われていたが、 現在ではノイズも改善されて、低消費電力と高速転送を活かして 高画素の一眼レフにも採用されている。 使う側からすればCCDと区別する必要もなく、同じような働き。

「CD-R」
1回書込できるCD。安いので、データを書き込み恵んでやれる。 書き換えができないので、データの保存用にも向いているが、 粗悪品に当たると、去年のデータが読み込めないと言う事も。

「CD-RW」
全部消して書き直せるCD。昔は細かなバックアップ用途もあったが ライティングの面倒さで、外付けHDDに取って代わられているのでは。

「CF」
CFカード。コンパクトフラッシュ。デジカメのメモリーカード。 デジタル一眼の高級機など、プロ機材ではまだ主流だが、 いつコンシューマーのSDに取って代わられるのか。

「CMS」
カラーマネージメントシステム。 入力からモニター確認、出力までの色あわせの手法。 アドビ社はACE、MacOSではColorSync、WindowsではICMと、 それぞれが主張するのでややこしくなっているもの。

「CMYK」
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクのこと。 印刷向けのモードで、デジカメではRGBモードから変換して使う。

「ColorSync」
カラープロファイルを利用して色合わせをするCMSのひとつ。 MacOSに標準装備されているが、現在でも使われているのかは不明。

「CPU」
パソコンの心臓部で、演算処理や制御をする部分。 これが速くて能力の高いものは、だいたい処理も速いものだが、 パワフルな熱血男のように、近づくだけで熱くてうるさい。

「CRT」
ブラウン管。一般的には、最近はあまり見なくなったブラウン管式の モニターディスプレイのことを示している。 高級機は色再現は良いので、写真の分野でこだわり派のご用達。

D

「DCF」
Design rule for Camera Fileの略で、違うデジタルカメラの画像でも、 再生して見ることができるようにと、 記録するメディアに保存する階層構造を定めた規格。 DCIMと言うフォルダの中に100EOS5D等と言うフォルダを作って その中に画像データを保存するってのがそれ。おかげでめんどくさい。

「DPOF」
Digital Print Order Formatの略。 どの画像を何枚プリントアウトするのかを伝えるための統一規格。 MISCと言うフォルダの中にAUTPRINT.MRKと言う名前のファイルが付く。 メモ帳で開くと、何番の画像(IMG SRC = "../100nikon/DSCN0239.JPG")が 何枚(PRT QTY = 001)等と書いてある。

「dpi」
dot per inchの略で、解像度を表す単位。 1インチ(2.54cm)あたり何ドットあるかを表している。 ディスプレイ画面の表示は72dpiと粗く、プリント出力は プリンタの解像度にかかわらず300dpiあれば十分で、 それより高精細になっても画質はほとんど変わらない。

「DTP」
DeskTop Publishingの略で、パソコンを使ってデザインレイアウト等を 行うこと。昔これがしたくてマックを買ったものだ。 今ではウインドウズでもできるが、ここに住む環境ではまだマックが強い。

「DVD」
CDと同じ大きさの概観で、より大きいデータを保存できるメディア。 片面一層に4.7GBのデータを記憶できる大容量メディア。 最大4層のディスクまであるらしい。知らんけど。

「DVD-R」
一度だけ書き込みのできるDVD。片面に4.7GB記録できる。 両面で7.9GBのものもある。規格も書き込み方もいろいろあって、 データの受け渡しの際にトラブルがあることも多い。

「DVD-RW」
書き込み、消去が可能なDVD。マイナスとかプラスとかで規格が分かれているけど、 PCのドライブがマルチになってきたので昔のような混乱はなくなってきた。

E

「EV」
Exposure Valueの略で、露光量を表す単位。 シャッタースピード1秒、絞り値F1.0の露光量が「EV0」で、そこから絞り値や シャッターが1段上がるごとに「EV1」二段上がると「EV2」と増えていく。 シャッターと絞りの関係は大切だが、このEVと言う言葉自体は 知らなくても普段の撮影に影響はない。

「Exif」
サムネイルや撮影情報などをファイル内部に記録できる画像データ形式。 JPEGの一種だと思っていても問題ない。 カメラに付属のユーティリティを使うと、日時、カメラ名、焦点距離、 絞り値、シャッタースピード、露出補正値、ホワイトバランス設定などを、 見ることができるできる。Exif対応のビュアーでも表示する。

F

「F値」
撮影時ではレンズの絞りをいくつにしたのかと言う絞り値で、 カタログ上では、レンズの明るさである開放絞りの値を表す。 数値が小さいほど暗い場所でも速いシャッタースピードを使うことができ、 背景をぼかした被写界深度の浅い写真が撮れるが、お値段もグンと高くなる。 F1.2とか書いてあり、ズームではF2.8とか書いてある。 f28mmと言うのはレンズの焦点距離なので、大文字小文字で意味が違う。

G

「GB」
データの量の単位ギガバイト。 普通は1000MBが1GBになりそうなものだが、デジタルでは1024MBになる。 デジタルは正確なのかいい加減なのかよくわからなくなってくるところ。

I

「ISO感度」
昔はASA(アーサー感度)と言っていたものと同じ感覚で、 フィルムの光に対する敏感さを数値化したもの。 デジカメの場合はフィルムを使わないので、苦し紛れに「ISO100相当」と、 相当を付ける。数値が大きいほど、暗い場所での撮影に強い。

「ICCプロファイル」
カラーマネージメントシステムを構築するために各機器の特性に合わせて、 共通のカラースペースから範囲を制限して補正をする値なんですね。 詳細はhttp://www.chitanet.or.jp/users/tok/88/ps.htmを参照。

「IEEE1394」
Fire Wireとか、i.Linkの事。高速転送がウリ。

「IEEE802.11g」
無線LANの規格で、2.4GHzの周波数を利用する最大54Mbps。 bが11Mbpsなので比較的高速。

J

「Japan Color 2001」
社団法人日本印刷産業機械工業会が定めた オフセット枚葉印刷機の標準的なCMYKのカラープロファイル。 そんなに色にこだわらないなら、フォトショップ等でこのプロファイルを 使って、パッと変換しちゃってもまぁ、見られる。 ちょっとKを締めれば、とりあえず使えてしまうくらい良いプロファイル。

「JPEG」
Joint Photographic Experts Groupの略で、ISOで設置された専門家組織の 名称だけど、一般的には静止画像データの圧縮方式の一つ。 圧縮により画像データは劣化するけど、その圧縮率に注意して 最高画質の圧縮では、目に見えない程度の劣化なので、実用的。 写真ではみんなが言うほど悪くは無い。

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L

「LAN」
ひとつの建物等、限定された範囲内で何台ものコンピュータやプリンタなどを ケーブルや無線で接続して、データをやり取りするネットワーク。 写真データは大きいので、できるだけ速い転送速度を選ぶといい。 このワークフローと組み方次第で、作業効率が大きく異なる。

「LCD」
液晶を利用したモニターディスプレイ。 大きく分けてSTN方式やDSTN方式などの単純マトリクス方式と、TFTなどの アクティブマトリクス方式があり、前者の方が安価だが性能は後者の方がいい。 そしてさらにVA方式やIPS方式などがあり、写真を見たり 色をあわせるには見る角度で色の変化の少ないIPS液晶をお勧めする。

「Li-ion電池」
放電しきらずに充電しても「メモリー効果」がほとんど無く、 使わずに放っておいても自己放電が他の電池より少ない。 高速充電も可能で、幅広い温度帯で安定して放電する。 しかし、満充電で保存すると急に劣化し、容量がガクッと減るようだ。

M

「miniSD」
主に携帯電話のメモリカードとしての利用されているSanDisk社が発表した メモリカードの規格で、同社などが開発したSDメモリーカードのサイズを 縮小したもの。SDカードスロットには、SDカードアダプタを使う。 SDカードは接点が9本なのに、なぜか11本の接点が付いている。

N

「NiMH電池」
ニカド電池の改良版として登場した電池。 ニカド電池の容量二倍、メモリー効果あり。乾電池の形もあり、 一般的には充電できる乾電池としてニカド電池に代わって知られている。

「NTFS」
Windows NT/2000/XPで使われるファイルシステム。 ハードディスクはよくこれになっているが、デジカメのメディアはFATなので フォーマットするときは注意すること。

O

「OEM」
名のある会社で販売される製品を製造する別のメーカー。 OEMメーカーに商品を作らせて、販売会社は自社ブランドで販売する。 販売会社のブランドと販売力を活かして生産量を向上させることができる。 OEMメーカーが直に販売している安い同じモデルがあったとしても、 ドライバ等のソフト面で安物買いの失敗することもある。

「OpenType」
PostScript Type1と、TrueTypeを統合したフォントファイル形式の一つ。 フォントデータを送受信することができる機能が規定されており、 プリンタにフォントデータを保存しておく必要がなくなった。 文字コードがUnicodeになっているので注意。

P

「PC Card」
PCMCIAとJEIDAが共同策定した、ノートパソコン用の拡張カードの規格。 フラッシュメモリカードやハードディスク、SCSIカード、LANカード、 モデムカードなどに利用される。 PC Cardアダプタを使ってCFカード等を接続できるが、 今時ではメディアリーダーも何もかもUSB接続の一点張り。 うちでは無線LANのカードぐらいしか利用していない。

「Photoshop」
Adobe Systems社のプロ向け画像編集ソフトで、幅広く利用されている。 画像に特殊効果を施したり編集したりすることが主な機能だそうだけど 写真屋としては色調補正や修整が主な使い方。 そんなことならPhotoshop Elementsでもよさそうなものだが、 自動処理のアクションやドロップレットは業務効率の要となるので やはりフルバージョンが必要になってしまう。

R

「RAID」
何台かのハードディスクをまとめて1台のハードディスクとして使う技術。 メリットはデータを分散して記録するので、高速できる事と安全性。 一台がクラッシュしても復帰することが出来るレベルがある。 RAID 2...ミラーリング。2台のディスクにまったく同じデータを同時に 書きこむので、片方が破損しても、もう一方からデータを読み出せる。 RAID 5...データからパリティを生成し、データとともに分散して 記録する速くて安全なよく使われている方式。

「RAM」
コンピュータのメインメモリ。 CPUから直接アクセスできるので動作が高速で、この容量が大きいほど 多くの作業を同時にこなすことが出来る。 容量不足でここで処理しきれない作業は動作の遅いハードディスクに 流れていくので、写真を扱うなら、大きいに越した事は無い。

「RAWデータ」
撮影して撮像素子から出てくる信号をカメラ内で加工せずに、 全ての情報が詰まっているそのままの形で取り出したデータ。 各種のパラメータを駆使し、現像処理をすることで 一般的なファイル形式にする。画像を磨くと言う感覚。

「RGBデータ」
光の三原色の赤(R)・緑(G)・青(B)のRGB3つで構成された画像データ。 デジカメ、モニター、作業に関する事実上の基本色モード。 でもこの数値は色ではなく単なる数値。 プロファイルを照らし合わせてはじめて色になる。

S

「SATA」(Serial ATA)
パソコンとハードディスクなどの記憶装置を接続する規格のひとつで、 シンプルなケーブルで高速な転送速度を実現することができる。 ケーブルの抜き差しが楽になり、ケガ防止にも貢献。

「sRGB」
ウインドウズ標準のパソコンモニターで再現できる色域。 カラープロファイルは「sRGB ICE61966-2.1」っていうのがそれ。 デジカメの多くも、このsRGBを基準にしている。 色域が狭いと言われているけど、一般使用にはこれで十分で へたにAdobeRGBを使って色が崩れるよりは、安心して使える。

「SDメモリーカード」
SanDisk社のメモリカード「MMC(マルチメディアカード)」の仕様をベースに 作られたもので、MMCよりもわずかに分厚い。 デジタルカメラで多く使われているメモリーカードで、 最近では一眼レフにも採用されている。転送早いし、価格が安い。

「SmartMedia」(スマートメディア)
切手大(45mm×37mm、厚さ0.76mm)のフラッシュメモリカード。 昔は多くのデジタルカメラで使われていたけど、今は見なくなった。 接触不良でよくカードを認識しなくなったり、データが消えたりと いろいろと問題の多くあったメディア。

T

「TFT液晶」(薄膜トランジスタ)
モニターディスプレイの液晶パネルなどに使われる液晶の方式の一つで、 ガラス基盤上にアモルファスシリコンなどで構築されたトランジスタ。 液晶モニターは、この方式により色再現や視野角が大きく異なるんだよ。

「TIFF」
比較的アプリケーションソフトに依存しない画像フォーマットです。 画像を保存するときに「TIF形式」(○○.tif)を選びます。 圧縮しても画質は落ちませんが、可逆性圧縮なので圧縮効果は少ない。 方言も多く、時々フォトショップで開けないTIFFもある。

「TrueTypeフォント」
Mac、Win共に古くから一般的に使われているアウトラインフォント形式。 拡大・縮小してもジャギーが出ず、解像度によらない精細な出力を 画面と印刷の両方で同じように得られます。

U

「USB 2.0」
最高480Mbpsという高いデータ転送速度で、HDD、CD-Rなどといった 機器を接続しても、十分なパフォーマンスを発揮できる。 不安なくらい抜き差しが楽で、便利な規格。

「USBバスパワー」
USBケーブルを通じてコンピュータ本体から周辺機器に給電する仕組み。 対応機器は電源コードが不要でUSBにつなぐだけで動作するけど 消費電流500mAという制限があるため、多くの機器を数珠繋ぎにできず、 ハブを使うと不安定になることが多い。

「USBハブ」
1つのUSBポートから複数のUSB機器を装着するためのタコ足装置。 パソコン本体からUSBケーブルで給電するバスパワー方式よりも、 ACアダプタなどでコンセントから電源を取るセルフパワー方式を 使うことをお勧めします。

V

「VA方式」
液晶パネルの一種で、電圧がかかっていないときにパネル面に対して 垂直方向を向く方式。電圧をかけるとパネル面に対して平行になり、光を通す。 MVAになると、比較的視野角は広く、その割りに安い。

「VGAコネクタ」
D-Sub15ピンでディスプレイを接続するアナログRGBのケーブルのコネクタ。 ほとんどの機種でオンボードで内蔵している。 大画面のモニターをつなぐ時は、グラフィックボードが必要になる。

W

「Wide Gamut」
sRGB、AdobeRGBよりもさらに広い範囲をカバーしている色域。 現像ソフトでRAWデータから変換できるが、それからどうするのか。

「Wide XGA」(WXGA)
1280×768ピクセルの解像度のこと。XGA(1024×768)の横幅を広げた解像度。 テレビパソコンでよくあるサイズかな。

「Wide UXGA」(WUXGA)
1920×1200ピクセルの解像度のこと。 UXGA(1600×1200ピクセル)の横幅を広げた解像度。・・・欲しい。

「WIA」(Windows Imaging Acquisition)
Windowsで画像をデジタルカメラ等の周辺機器から取り込む機能。 TWAINの代用で、アプリケーションソフトを使わずにマイ コンピュータから 直接取り込みが行える。 TWAINよりも低機能なので、スキャナー分野ではメーカーのノリが悪い。

「Wi-Fi」(Wireless Fidelity)
無線LANの標準規格を名づけたブランド名。 これにパスした製品は「Wi-Fi Certified」という認定が与えられ、 他社製品との互換性が保証された製品としてロゴマークを表示できる。 これから、デジタルカメラのデータ転送にも広まるかもしれない・・・

「WPA」(Wi-Fi Protected Access)
無線LANの暗号化方式。WEPよりもセキュリティ強度を向上させたもの。 でもなぜかWEPで設定してある人の方が多い。

X

「xDカード」(xD-Picture Card)
オリンパスとフジが共同開発、発売したフラッシュメモリカード。 メディアの中では少数派で、フジはこのxDが嫌で顧客を逃している。 SDやminiSDにしておけば、もっと売り上げが伸びていただろうに。 中にはtypeMと言う設計ミスのあるタイプも出回っていて 同名のファイルが出来てしまったり画像がなくなってしまうなどの報告がある。

Z

「ZIP圧縮」
世界的にもっとも広く使われているファイル圧縮形式のひとつ。 拡張子に「.ZIP」が使われ、自己解凍形式で解凍ソフトが必要ないものもある。 そして、パスワードを使った暗号化もできる。

「Zipドライブ」
Iomega社が開発した、磁気ディスクを媒体とする記憶装置。 昔Macに元から本体に付いてたこともあったけど、まだ使っている人はいるのかなぁ・・・

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数字

「100BASE-TX」
LANのEthernet規格のひとつ。より対線のカテゴリー5ケーブルに利用して、 ハブを使って各機器を接続するスター型LANで、通信速度は100Mbpsになっている。 10BASE-Tと互換性のあるものが多く、混在させることができる。 ハブはネットワークの端から端まで通常は3〜4段階程度までハブを接続することが できるとなっているはずだけど、実はこの規格では最大伝送距離が100mまでで、 ハブの多段接続は2段階までとなっている。

「1000BASE-T」
100BASE-TXと同じ、カテゴリー5やエンハンスドカテゴリー5のケーブルを使用する規格。 最大伝送距離は100m、最高通信速度1Gbpsの高速で、Gigabit Ethernet規格のひとつ。 できるだけエンハンスドカテゴリー5の上のカテゴリー6を使ったほうがいいという話も。

「106キーボード」
カナを刻印したJIS配列のキーボード。ちなみに101キーボードはASCII配列。 日本では普通のキーボードのこと。

「16ビット」
画像モードのひとつで、RGB各チャンネルあたり16ビットの諧調を持つもの。 画像のレベル値を変えたりトーンカーブ操作をすると、必ず抜け落ちるデータが 発生するけど、16ビットで操作して8ビットに落とせば補間できる。

「24ビットカラー」
1677万色のこと。赤、青、緑の光の三原色を、それぞれ8ビットで表現すると 3つ合わせて24ビットカラー。各色8ビットの256色の組み合わせでRGBの基準。 まずはこのあたりからデジタルフォトを理解していくのが近道。

「32ビットカラー」
赤、青、緑の光の三原色を、それぞれ8ビットで表現し、残りの8ビットは アルファチャンネル等に割り当てて半透明処理に利用している場合や、 利用せずにダミーデータになっている場合もある。 デジタル写真の場合CMYKモードになると、それぞれ8ビット×4チャンネルになる。

「802.11g」
無線LANの標準規格の一つで、2.4GHz帯で約54Mbpsの通信を行なう仕様。 一般家庭や軽いJPEG画像の転送には有効だけど、 一眼レフのデジカメを使ったRAW撮影をするスタジオ業務では実用にならない。

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あ行

「相性」
機器やパーツの組み合わせで、本来動くはずなのに動作せず、原因も不明で 使えないことがある。こうした状態を「相性が悪い」などと表現する。 辻徳とフォトショップの相性は良いが、ワードとの相性が悪いのは有名な話。

「アカデミックパッケージ」
学生・教職員向けに特別に割引されたソフトウェアパッケージ。 フォトショップも半値以下になってしまう。 職業訓練校でも適用されるので、先生になるか入校しよう。

「赤目現象」
暗いところでストロボを使って撮影すると人間の目が赤く写ってしまう現象。 カメラのレンズとストロボの距離が近いほど出やすいので、 コンパクトカメラがどんどん小さくなって起こりやすくなっている。

「アスペクト比」
画面や画像の縦と横の長さ(ピクセル数)の比。 従来のテレビ画面やコンパクトデジカメの比率は4:3なので L判プリントすると、天地がちょびっと入らなくなってしまう。 ハイビジョン放送は16:9、一眼レフは約3:2。みんな勝手放題。

「アルファチャンネル」
フォトショップ等の画像処理ソフトでは、RGBやCMYKと言った 色ごとのチャンネルに分けて濃度を調整していますが、 透明度を扱うためのチャンネルを付加してレタッチを行うことが多い。 この付け足したピクセル毎の透過具合のマスクがアルファチャンネル。

「アンシャープマスク」
フォトショップで、画像の輪郭をシャープにするフィルタ。 適用量、半径、しきい値の組み合わせでかかり具合をコントロールできる。 かけすぎて輪郭が不自然になっているケースが本当に多いので注意。

「アンチエイリアス」
斜め線や曲線などに発生するギザギザを目立たなくする技法。 スムーズな輪郭になるが、ちょっとぼやけた感じにもなる。

「イーサネット」
EthernetはIEEE 802.3委員会によって標準化されたLAN規格。 100BASE-TXのFast Ethernetや、1000BASE-TのGigabit Ethernet等の総称。 太くて丸いケーブルから、最近では平ぺったいケーブルになってきている。

「色温度」
完全黒体が放射する時の黒体の温度で、単位はケルビン(K)が用いられる。 色温度が高いほど青っぽく、低いほど赤っぽくなる。 多くのモニターは、色温度が高すぎて青白い設定になっているのは より白く見せるため。かな。 いろいろな意味でそれぞれに温度差があるとうまくいかないものだ。

「インクジェットプリンタ」
ペーパーにインクの粒子を吹き付けて印刷を行なうプリンタ。 解像度が高くても、ドット当たりの階調持たずに面積当たりの密度によって 階調表現をしているので、データとしてはそれほど高解像度でなくてもいい。

「インストール」
アプリケーションのプログラムやデータなどのファイルを使用するパソコンの ハードディスクなどにコピーし、必要な設定を行なうもの。導入する作業。 ただコピーをしているだけではないものが多い。

「インデント」
文章中の改行する次の左端位置を字下げ等の変更すること。 マイナスのインデントをすると、一文字目が左へ飛び出す。 スペースキーで空白を打ち込んでいるのではない。

「インピーダンス」
交流抵抗。信号源からの電力を最大限負荷で消費するためには、それぞれで インピーダンスマッチングを行う必要がある。 回路の終端で信号が反射がして信号波形が乱れると、エラーの原因となる。 アマチュア無線時代に、アンテナや同軸ケーブル関係でいろいろ悩んだ事がある。

「上書き保存」
フォトショップ等の作業中のファイルを同じファイル名で保存すること。 変更前のファイルは消える。変更前のファイルを取っておきたい場合は、 「別名で保存」を用いて別の名前で保存する。 間違って上書き保存して元ファイルが消えてしまったら、 スナップショットかヒストリーを使って一旦戻って保存しなおすと助かる。

「液晶ディスプレイ」
液晶を利用したモニター。 STN方式やDSTN方式などの安価な単純マトリクス方式や、 TFTなどのアクティブマトリクス方式があり、 写真表示で色調補正などの色判定には、細かな色調整機構を持ち、 視野角の広いMVA方式かIPS方式でないと仕事にならない。

「オプティカルマウス」
マウスの底面に発光器と受光器を備え、移動の量・方向・速度を 光学的に読み取る方式のマウス。 掃除の手間はなくなるが、カーソルが予想外の位置に飛ぶことがある。

「オルトキー」Altキー
Windowsのキーボードの特殊なキーの一つで、他のキーと組み合わせて使われ、 特殊な動作をするのに使われる。単独ではメニューバーにフォーカスする。 フォトショップやイラストレータでは、「Alt」+矢印「←」「→」と 組み合わせて文字の文字間隔の調整に使うと便利。

「オンザフライ」
CD-RやDVD-Rなど書き込み時に、ハードディスクなどにイメージファイルを 作らずにダイレクトに書き込みを行なうこと。 変換が書き込みに追いつかないとバッファアンダーランエラーで 書き込みが失敗するというリスクもあるが、最近では心配ない。

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か行

「解像度」
モニターディスプレイやプリンタ、スキャナ等のきめ細かさや 画質の滑らかさを表すもの。画像の密度と言えばわかりやすいかな。 でも、擬似解像度には注意が必要です。

「解凍」
圧縮処理によって容量を削減されたデータを、元の状態に復元すること。 展開とか伸張などとも呼ばれることもある。JPEGは圧縮しても そんなに軽くならない。最近では容量削減の目的よりも、 複数のファイルをひとまとめにするために使われるケースが多い。

「階調」
写真の濃度変化とか明暗の変化の度合いを表す。 デジタル的に数値で判断すると言うより、見た目で豊かだとか乏しいとか という判断をする場合が多い。

「外部記憶装置」
ストレージの事。データやプログラムを記憶する装置。 外付けのハードディスクやMO、CD-R等のディスクだけではなく、 USBメモリーや、デジカメのメモリーカードも外部記憶装置のひとつ。 辻徳自身の外部記憶装置は手帳だが、持ち歩く事をいつも忘れている。

「可視領域」
ひとの目で視覚的に感じることのできる色域のこと。 この領域の中にWide Gamut RGBがあり、いろいろな色空間が存在する。

「画素」
デジタル画像を構成する色のついた点のこと。 ひとつの画素でビット数に応じた階調を持つことができる。 CCDやCMOSでは濃度だけになるし、インクジェットではドットになって 解像度とあわせてちょっとまぎらわしい。

「かな入力」
キーボードに印刷されたかな文字に従って日本語を入力する方法。 ぼくは我流で始めたので見たとおりのかな入力で覚えてしまったため あとからローマ字入力の方法を知ったが、いまさら変えるのもなんだか。

「カラーマネジメントシステム」
入出力機器による色の差を補正し、同じ色が再現されるようにするもの。 入力データを、プロファイルを参照して補正して記録する。 そして、出力時には出力プロファイルに応じて、入力時と同様の 色が再現できるようにカラーマッチングを行なう。言葉で言うとむつかしい。 カメラ、モニター、プリンターなどの機器間で違っている色再現性を 統一させるためのものっところか。

「ガンマ」
入力と出力の関係を対数表示した場合の直線部の傾き。 画像の明るさの変化って言えばいいのか。

「記憶装置」
コンピュータで使うデータやプログラムを記録しておく部分に当たる装置。 半導体メモリを利用したアクセスの速いメインメモリと、 電源を切っても消えないハードディスクなどの補助記憶装置がある。 写真を扱うPCは、メインメモリをいっぱいまで増設しておきましょう。

「ギガバイト」
単位で、キロ、メガ、ギガ、テラとなるうとのギガのバイト数。 通常ギガと言えば10億(10の9乗)の単位だと思われるけど、 PCでは2の倍数で表すので、2の30乗となり、10億7374万バイトぐらいになる。

「キーボードショートカット」
マウスでカチカチとあちこちをクリックして操作する工程を、 キーボードのキーを組み合わせて一発で済ませる操作。 右手にマウスやペンを持ち、左手だけでキーをカナ打ちするのが辻徳流。

「キャリブレーション」
カラーマネージメントするために、使用する機器の色再現の傾向を 個体それぞれについて調整する作業。 これを徹底して、環境を安定させることが重要です。

「共有フォルダ」
ネットワーク上の他のパソコンを使っているユーザからも 見たり書いたりできるように設定されたフォルダのこと。 ユーザやグループごとに、パスワードによりアクセス制限をかけたり、 読み取りのみ可能で書き込みはできないよう設定したりすることができる。

「記録画素数」
デジタルカメラなどがメモリカードなどに記録する時の画像の画素数。 ただし、一つの受光素子が一つの画素出力に対応しないため、 デジタルカメラに搭載している受光素子の数と、 出力される画像のピクセルの数は一致しないものだ。

「キロバイト」
単位で、キロ、メガ、ギガ、テラとなるうとのキロのバイト数。 通常キロと言えば1000(10の3乗)の単位だと思われるけど、 PCでは2の倍数で表すので、2の10乗となり、1KBは1024バイトになる。

「禁則処理」
見た目が悪い文字列の表示を調整すること。禁則処理には3種類あり、 「。」「、」「…」「?」「っ」等の行頭禁止文字を前の行に押し込むもの、 「(」や「【」等の行末禁止文字を次の行に送るもの、 途中で切り離されると誤解を招きやすい分離禁止文字「19,800円」を 前の行に押し込むか次の行に送るものがある。

「グラフィックスアクセラレータ」
CPUの負担を軽減させるために、CPUに代わって描画処理をする機能を持ち、 その描画のためのメモリーを持っているもの。 高画素のデジカメデータを高解像度なモニターで快適に処理するために できれば拡張しておきたい部分。

「クリップボード」
コピーやカットを行なったデータを一時的に保存するメインメモリの領域。 メインメモリーを消費し、通常は一つしかデータを保存できない。 画像データは大きいので、コピーペーストするよりも ドラックアンドドロップした方が、システムにやさしい。

「ケーブルセレクト」
ハードディスクでIDEケーブルのコネクタ位置により、そのハードディスクを マスターにするかスレーブにするかを自動的に設定する機能。 実際はこの自動をアテにせずに、ちゃんとジャンパーを設定しよう。

「光学解像度」
スキャナの光学系の物理的な読み取り密度のことで、値が大きいほど細密。 ソフトで擬似的に解像度を上げた、いんちき解像度を補間解像度って言う。 単に解像度と書いてある場合は、どちらの解像度なのか間違えないように。

「光学ズーム」
レンズの焦点距離を変化させて、広角・望遠をズーミングする機構のこと。 受光面をトリミングする「デジタルズーム」と違い、画像の劣化はないが、 望遠にするほどレンズが暗くなる傾向があり、ブレやすくなる。

「コントラスト」
コントラストが高くなるほど、白い部分はより白く、黒い部分はより黒く 表現されるため、メリハリは付くが階調が失われる。 ぱっと見がきれいに見えるため、高すぎる画像が氾濫している。

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さ行

「サーマルプリンタ」
熱した印字ヘッドを感熱紙に押し付けることで印刷を行なうプリンタ。 レシートなどによく使われていて、このレシート型の領収書を後で見返すと 印字が消えかかっていたりして、かなりあせることがある。

「彩度」
色彩の3つの要素のうちのひとつで、色の鮮やかさを現すもの。 鮮やかで色が強いほど彩度が高いと言い、ディテールがつぶれやすい。 パッと見を重視するものは彩度を高めに、長く付き合うものは低目がいいが デジタル化された現代は、なんでもかんでも彩度が高すぎてうすっぺらい。

「シフト」
レンズなどを光軸から平行にずらすこと。 受光面を傾けるとパースが付いてしまうため、シフトをしていた。 広角でおこりやすいこのゆがみを補正する方法ですが、最近では シフトできないカメラなので、フォトショップのレンズ補正に頼っている。

「シェアウェア」
ソフトなどを試用してみて気に入ったら入金してユーザ登録を行うもの。 星の数ほど存在するので、目的にぴったりなものが見つかるかも。

「ジャギー(シャギー)」
画像の輪郭線など斜めの線が階段のようなガタガタになって、なめらかな線にならないこと。 解像度が低い画像を大きく拡大すると、ジャギーとなって見える。 解像度の高い画像でも、等倍以上に大きく表示をすればジャギーが見えるのはあたりまえ。 使用上問題ないので、ガタガタ言わない事。

「シャープネス(sharpness)」
プラスにするとエッジを強調し、マイナスすと画像がソフトになる。 フォトショップ等のレタッチソフトではアンシャープマスクを多用するのであまり使用しないが、 デジタルカメラでは、使用するレンズを考慮してシャープネスを調整して撮影するといい。

「昇華型プリンタ」
インクリボンに熱を加えて昇華させて専用紙に付着させる方式のプリンタ。 写真のようにドットごとに連続階調の表現ができる。

「シリアルATA」
ATAのパラレル転送方式を、シリアル転送方式にしたもの。 幅の狭い赤いケーブルでHDDをつなぎ、高速な転送ができるらしい。

「シャドウ」
影。・・・画像の中の暗い部分。ヒストグラムでは左の方。 反対に、右の方は明るい部分でハイライトと言う。 真っ黒の部分ではないので間違えないように。

「収差」
レンズの収差は、設計上の誤差からくる理想の結像と現実の結像のずれ。 湾曲収差は直線がゆがんで写り、色収差は色の周波数の屈折率の違いによる 色ずれのようなもの。いろんな素材や技術で補正している。

「白飛び」
ダイナミックレンジを越てしまった明るい部分。 データが完全に無い状態なので、明るさを変えてもどういじっても ディテールは戻って来ない。これをあまりに意識しすぎて 露出アンダー気味に撮影する人も多いが、それは間違い。

「スイッチングハブ」
スイッチングハブはリピータではなくブリッジとして働き、 端末から送られてきたデータを解析してそのあて先の端末にしか データを送信しないので負荷が軽減し、セキュリティも向上する。

「スクリーンフォント」
ディスプレイの画面に表示するためのフォント。 プリンタフォントと同一の場合もあるし、別々の場合もある。 スクリーンフォントを印刷するとがたがたした感じの汚い印字になる。

「スタートボタン」
ウインドウズのデスクトップ左下にあるボタン。 プログラムを選んでスタートさせるときに使うのはわかるけど 終了するときも、このスタートボタンからになる。 こむつかしいウインならではの、終了操作のスタートと言うことかぁ・・・。

「スーパーCCDハニカム」
8角形の形のCCD素子を応用したフジのデジタルカメラの撮像システム。 昔は画素数の水増しのようでひどかったが、今では露出関係でかなり有利。 ダイナミックレンジを広げるために、大小が組み合わせてあったりもする。

「正方画素CCD」
あたりまえのようだけど、画素が正方形になっているCCD素子。 正方画素CCDはスチルカメラによく使われ、ビデオカメラでは長方画素CCDが 使われることが多い。どちらかと言えば、こちらの方が不思議。

「総画素数」
デジタルカメラなどの受光素子の実際の数。 この中から周辺を切り捨てて使える有効画素が取り出される。 総画素数でもなく、記録画素数でもなく、有効画素数をチェックすること。

「相反則不軌」
通常、シャッター速度と絞りの関係は定常的に反比例していて、 シャッターを一段遅くすれば絞りを一段絞ることになる。 しかし、フィルムを使っている場合は、露光時間を長くしすぎると この反比例の法則から外れて露出アンダーになってしまう現象の事。

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た行

「ダイナミックレンジ」
信号の最小値と最大値の比率を再現能力として表す数値。 dB(デシベル)とか、デジタル信号ではビット数で表現される。 デジタル画像での意味は、明暗の再現範囲だと思っておいてね。

「ダブルクリック」
一応解説しておくと、マウスの左ボタンを素早く2回クリックすること。 間を空けずにその場所でマウスの左ボタンを2回たたく。 シングルクリックは1回、右クリックはマウスの右ボタンを1回たたく。 バカにしているわけではない。

「ターミネータ」
すでに死語と化しているが、インピーダンスのマッチングをするために SCSIなどの終端につける抵抗器の事。 レギュレータを内蔵したアクティブターミネータを使用すること。 機器に内蔵している場合も多く、終端機器のスイッチをONにする事。

「単板式CCD」
現在のデジタルカメラのほとんどがこの方式のCCDで、 個々のCCD素子それぞれにR、G、Bなどの単色のフィルタをかけ 周囲の素子と総合して色情報を得る方式。 境目で色モアレが起こりやすいので、ローパスフィルターが必要。

「中間階調応答速度」
液晶パネルの応答速度で、中間階調から別の中間階調に切り替えるのに かかる時間のこと。 使用目的が動画の場合は最速値なのか平均値なのか要注意。 応答速度の遅いVA方式でもオーバードライブで速くさせている。

「チュートリアル」
使用方法や機能などを解説した教材やファイル。 基本的な使い方がわかるので、まずは使ってみてください。 これを触らずにいきなり質問する人は身の程知らず。 まずは聞く耳を養うために基本はおさえておきましょう。

「ツイストペアケーブル」
うらやましくなるような名前ですが、電線を2本づつ撚り合わせて 対にしたケーブルの事。平行の平ケーブルよりもノイズを少なくできる。 さらにシールドされているSTPケーブルもある。

「ディザリング」
表示可能な色を組み合わせて中間色を表現すること。 見かけ上表示できる色数が増加するため、写真などの減色に用いたり、 インクジェットプリンター等では数色の色を細かく散らして 擬似的に中間色を表現している。

「ディスクアットワンス」
CD-Rへの書き込み方法の一つで、一度にまとめてデータを書き込み、 ディスクを完成させるので、後から追加書き込みはできない。 互換性が高いので、トラブル防止のためにできるだけこの書き込み方で ディスクを焼こう。

「ティルト」
レンズの光軸を受光面と垂直な角度から意図的に傾けて撮影する方法。 ティルトすると、ピント面を傾むけることができる。 絞りを開いて逆にティルトして使うとおもちゃっぽい風景写真が作れる。

「データ共有」
別々のパソコンで同じデータを扱える環境のこと。 通常はLANでつながっており、インターネット越しのものもある。 便利な反面、ネットワーク越しにファイルを削除すると、ゴミ箱に入らず 消滅してしまうなど、理解して使わないと危険なこともある。

「データプロセッシング」
撮影した画像データを確認し、現像、補正、調整して磨き上げ、 最終データまで仕上げる工程のこと。 この部分がデジタル写真のかなりの手間になっている。

「デジタル校正」
製版フィルムを使わずに、製版データからそのまま色校正等をする方法。 キャリブレーションされた機器を使い、色管理の中で しっかりと打ち合わせを行い、テストを繰り返してから行うこと。

「デジタルズーム」
レンズの焦点距離を変えずに、画像を切り取ってアップにする。 当然画素は減るしレンズのアラも出てくるいんちきズーム。 センタートリミングと言えばわかりやすいのに、 このまぎらわしいデジタルズームという表現に対抗するために 本家のズームは光学式ズームと言わざるをえなくなってしまった。

「デスクトップ」
MacやWindowsの操作画面のことで、机の上に見立てている。 フォトショップやイラストレーター等のアプリケーションは道具に見立て、 ハードディスクは引き出し、各ファイルは書類、まとめるものをフォルダ と言った具合に、なんとかわかりやすくしようと努力されている。

「デバイス」
もともとは単純で特定の機能を持つ道具とか装置をさしていましたが、 グラフィックボードやハードディスク等のコンピュータの装置や、 プリンタやディスプレイ等の周辺機器もデバイスと呼ばれている。

「デーモン」
メモリに常駐していろいろなサービスを提供するソフトウェア。 一般的にはサービスと言われているもの。悪者ではない。

「テラバイト」
1兆(10の12乗)バイトならわかりやすいが、コンピュータでは2の倍数で 処理するため、1兆995億1162万7776(2の40乗)バイトになる。 簡単に言えば、1024ギガバイト。本来1兆(10の12乗)倍をテラというので、 2の40乗バイトの事は、本当はティービバイトと言うらしい。

「電子ビューファインダ」
カメラのファインダに液晶画面を使ったもの。 コンパクトカメラで高倍率なものになると、ファインダーの光学系の 設計が難しくなるので、画像データをファインダの液晶画面に そのまま表示するというもの。

「トゥルーカラー」
色の表現方法の一つで、32ビットカラーをトゥルーカラーと言う例が多い。 コンピュータで赤、青、緑の光の三原色を、それぞれ8ビットで表現して、 残りの8ビットを透明度等のソフトによっていろんな使われ方をしている。 でも、トゥルーカラーやフルカラーは、かなりあいまいに扱われている。

「ドライバ」
OSが周辺機器を制御するための橋渡しを行なうためのソフトウェアで、 このドライバと言うソフトが周辺機器を動作させる。 ねじ回しではなく、運転手である。

「ドライブ」
外部記憶装置で、記録メディアを読み書きする装置のこと。 CD-RやDVDなど、記録メディアとドライブが分離できるものは リムーバブルドライブと言い、取り外せない固定ドライブを 一般的にハードディスクドライブと言っている。 ちなみに、ドッチビーで使う円盤はソフトディスクである。

「ドラッグ」
マウスのボタンを押たままの状態でマウスを移動させること。 ぼくは初心者には「ひきずる」と言っている。薬物は使用していない。 人差し指で押したまま押したまま、ひきずってきて・・・

「トリミング」
画像の不要な部分を切り取って構図を修整すること。 昔の写真家には、何の変哲も無いような写真をトリミングして すばらしい写真に仕上げるトリミングの名人が多かった。 ズームレンズが無かった時代だからなのかは知らないが。

「トーンカーブ」
画像の黒から白までの入力と出力の関係を線グラフで表現したもの。 この線の適切な位置をつまんでカーブをつけたりすることで 明暗のニュアンスを変更することができるすごく重要なもの。

「トーンジャンプ」
滑らかにつながっているはずの階調に段差ができている状態。 グラデーションの中に縞のような線ができてしまう。 8ビットのまま色補正をかけすぎるとかなり目立つので控えめに。

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な行

「内部キャッシュ」
CPUが最初にデータを読みに行くのが、内部(1次)キャッシュ。 ここにデータがなかったときに、2次キャッシュに読みに行く。 そしてメインメモリへ。

「ニッケル水素電池」
ニカド電池の改良版として登場した電池で、乾電池サイズ。 容量は大きくなったがニカド電池と同じようにメモリー効果をおこす。 単三型はクリップオンのストロボなどによく使われる。

「ネゴシエーション」
通信を確立する時に情報を相互に交換しながら通信設定をしていくこと。 むかし、通信モデムでピーガービョンビョンとかいっていた音がそれ。

「熱転写プリンタ」
インクリボンに印字ヘッドを押し付けて紙に転写するプリンタ。 ぼくが大切に使っているアルプスのプリンタも、この熱転写。 いろんな用紙にプリントでき、パッケージ等を試作するには不可欠。

「ネットワーク」
LANやインターネットなどを通じて、複数のパソコン間で通信でき、 データの送受信が行えるしくみ。 この中にハードディスクやプリンターも入れてあげると便利。

「ネットワークドライブ」
LANなどで接続された別のコンピュータの共有フォルダを、 自分のコンピュータのドライブにしてしまう機能。 自分のHDD中のフォルダもドライブにしてしまえる。

「ノングレア」
モニターディスプレイの表面の反射防止処理。 映り込みを少なくすることによって表示を見やすくする。 その代償として、黒のしまりが弱く感じられる。

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は行

「バスパワー」
USBなどで別電源を使わずに、PC本体からの電源供給により、 周辺機器を動作させる方式のこと。 バスパワーのハブに、バスパワーの周辺機器では電力不足になる。 バスパワーの周辺機器をつなぐハブには、別電源が取れるハブを使おう。

「パースペクティブ」
レンズが広角になるほど画像の遠近感が強調されるゆがみの事。 大抵の場合、自然にみえる程度にあおり補正をしている。

「バックアップ」
データのコピーを保存すること。または、コピー保存されたデータ。 撮影データが消えてしまうと取り返しが付かなくなるので、 必ず他のメディアに作成したデータのコピーをとっておくか、 2台のHDDにミラーリングして保存すること。

「バックライト」
液晶のモニターディスプレイの裏面にある光源のこと。 液晶はポジフィルムのように、透過光で見ているんですね。

「バッチ処理」
あらかじめ一連の処理手順を登録しておき、一度に連続処理を行なうこと。 フォトショップでは、複数の画像に対して一度に同じアクションを 実行するための処理。イライラから開放されるパソコンらしい魔法。

「バッチファイル」
複数の処理をまとめて行うときにの、命令文を順に列挙したファイル。 バックアップコピーやファイルの取り込み、ミラーリングなどの処理を 一発でおこなうためのパソコンらしい呪文を書き込むファイル。

「パーティション」
一台のハードディスクを複数の領域に区切って、何台かのハードディスクが あるかのように見せて使うことができる。 パーティションは「OS用の領域」と「データ用の領域」などと分けておこう。 できれば、本当に2台のハードディスクを入れたほうがいいんだけど。

「ハードウェア」
コンピュータ本体やパーツ、周辺機器などの物理的な機械や器具のこと。 硬い服でもないし、ましてや困難な商品でもない。

「ハードディスク」
パソコンの中にデータを貯めておくためのパーツ。(記憶装置) 容量は大きいが壊れやすいので、別のメディアにコピーをとっておくこと。 くどいようだが、ドッチビーで使う円盤はソフトディスクと言い、別物である。

「半角文字」
アルファベットや数字、記号など、半分の幅で表示される文字のこと。 1文字を1バイトで表現する1バイトの文字。 日本語は、全角の2バイト文字。

「光磁気ディスク」
いわゆる昔懐かしいMOの事。光を使って磁気的に読み書きする。 CD-Rレコーダがまだ一般的ではなかった時代には主役を務めていた。

「ピクセル」
デジタル画像データを構成する要素の事で、色のついたひとつの「点」。 24ビットではひとつのピクセルでフルカラーの階調を表現できる。

「ヒストグラム」
ピクセルごとの濃淡の出現度合いを棒グラフにしたもので、 画像のコントラストやホワイトバランス、露出を判断するもの。 ますはこのヒストグラムを把握することからデジタル写真は始まる。

「ビット」
0か1か、あるかないかの2つの選択肢からなる情報の最小単位。 8ビットは、2の8乗で、256種類の選択肢になる。 この256種を1色あたりの濃淡階調にあて、光の3原色であるRGBの 3色を乗じて表現するのが24ビットのフルカラーになる。

「ビットマップ」
Windowsが標準でサポートしている画像形式で、写真的な優位性は無い。 プロファイルが埋め込めないので、通常では使わない。

「ビデオカード」
画面表示機能を追加する拡張カード。 最大表示解像度や最大同時発色数、リフレッシュレートなどの性能は このビデオカードの良し悪しによる。

「ビデオメモリ」
ビデオカードに装備された表示用の高速メモリ。 この容量やスピードがディスプレイの表示に大きく影響する。

「ファイルシステム」
記憶装置に記録されているデータを管理する管理領域や管理情報のこと。 HDDではNTFSとかがよく使われているが、 デジタルカメラのメディアでは、FATという形式になっている。 そのため、パソコンでフォーマットする時は、ファイルシステムに注意。

「フォーマット」
ディスクにどのようにデータを並べるかを決める物理フォーマットと データの論理的な位置を設定する論理フォーマットがある。 デジタルカメラでは、画像の全消去とフォーマットがある。 デジタルカメラでフォーマットすると、他からコピーされたいろいろな形式の データも、ロックされた画像も全て消されてメディアが空っぽの状態になる。

「ファームウェア」
デジタルカメラやプリンターなどの電子機器を作動させるために 周辺機器本体に内蔵されているソフトウエア。 このファームウェアをアップデートすることで、電子機器本体の不具合を 修正したり、機能を追加したりして最新にすることができる。

「プライマリIDE」
IDEの規格では、プライマリIDEとセカンダリIDEの2系統があり、 そのそれぞれの系統にマスターとスレーブの2台の機器を接続できるので、 合計で4台の機器が使用できる。 OSは、プライマリのマスターにつないだHDDにインストールしよう。

「ブラケティング」
露出やホワイトバランスを段階的に変えて撮影すること。 あらかじめステップ幅等をセットして自動的に露出やホワイトバランスを 変えて撮る機能をオートブラケティングと言う。 でもあまり使ったことは無い。

「プリプレス」
製版やDTPなど、印刷する前段階の作業のこと。 写真屋としても関わりが深くなってきている。

「プルーファ」
プリンターの一種で、色校正に使う出力機のこと。 印刷のインクや用紙の種類によるマッチングを確認できる。 よりきれいな色での作品出力と言うより、 印刷仕上がりの色調確認のために利用されている。

「プレビュー」
いろんな意味で、撮影画像の確認のための再生表示する事を言う。 カメラの背面モニターやPCのモニターで撮影画像を表示させること だけではなく、印刷範囲を確認したりする時もプレビューという。

「フローティング」
撮影距離が変わるとレンズの繰り出し量が変わり収差が大きくなる。 その収差を補正をするために、一部のレンズの間隔を変化させて 繰り出し量による収差の緩和をする機能のこと。 逆に使っても面白い画像が得られるがクセがいやらしいので多用は厳禁。

「ブロックノイズ」
JPEGデータで見られるブロック状のガタガタしたノイズ。 圧縮を強くするほどブロックが大きくなって目立ってくる。 デジカメの設定では、画質と表現されていることが多い。

「ベアボーン」
ケースに電源だけではなく、マザーボードも付いている半組みパソコン。 microATXよりも小型のものもある。 はじめての自作なら、ここから始めるのもいいかも。

「ペイントソフト」
画像を作成するソフトで、キャンバスに筆で絵を描くようにつかう。 画像の一部を切り抜いたり変形したりする編集機能などを備え、 写真の加工へシフトして行くと、フォトショップになる。 点や線などを組み合わせて図を作成するのはドローソフトという。

「別名で保存」
元のファイルを残したまま、新たに加工後の状態を保存作成すること。 同じ名前では上書きになって元が消えてしまうので 新たに別名で保存するという当たり前の行為。

「ベリファイ」
書き込まれたデータに誤りがないかどうかなどを検査すること。 CD-RやDVD-Rなどに書き込むときに使うことが多い。 時間はかかるが安心度は上がる。まずエラーに出会ったことはないが。

「ホットキー」
フォトショップでも多用するショートカットキーのこと。 キーの組み合わせでマウス操作を軽減させて作業スピードを グンとアップさせることができる。 ホットと言ってもキー自体は熱くならないので、どんどん使いましょう。

「ホワイトバランス」
どのような光源の色であっても、白いものが白く写るように 青緑赤の明るさをそれぞれ調整して色補正すること。 デジカメを扱う上では、かなり重要な要素になる。

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ま行

「マイクロSD」
コンパクト系のデジタルカメラでよく使われているSDメモリーカードの サイズをかなり縮小したもの。 SDメモリーカード、miniSDメモリーカード、microSDメモリカードと だんだん小さくなっていき、アダプタを使ってSDサイズにできる。

「マイコンピュータ」
ウインドウズでは、各ドライブがここに入っている変な構造。 デスクトップにドライブが無いのには、いつになっても慣れないものだ。 統括するフォルダかと思いきや、ネットワークはまた別にある。

「マウス」
最近では、もう「まわす」と言う人も少なくなった入力装置。 コンピュータの画面の矢印を好きな位置へ移動させて 選択したり実行させたりする

「マウスカーソル」
コンピュータの画面に出てくる矢印の形をした記号。 場合によっては十字になつたり円径になったり、I型になったりする。 マウスを移動させると、マウスポインタも連動して動く。 くるくる回しても「マワスカーソル」とは言わない。

「マウスポインタ」
コンピュータの画面に出てくる矢印の形をした記号。 場合によっては十字になつたり円径になったり、I型になったりする。 マウスを移動させると、マウスポインタも連動して動く。 くるくる回しても「マワスカーソル」とは言わない。(上に同じ)

「マッキントッシュ」
アップル社のMacOSで動いているコンピュータで通称マック。100円ではない。 うちでも印刷原稿はいまだにマックで作っている。 なぜそうなのかは特に理由が無いから自分でも不思議。

「マックアドレス」
Ethernetカードにつけられている固有のID番号。 これを元にしてデータの送受信が行われているらしい。 無線の端末指定するフィルタリングでも使われているね。 この番号へ連絡しても、ハンバーガーを注文することはほぼ不可能である。

「右クリック」
マウスの右ボタンをクリックすること。 カーソルのある部分に関連するメニューがいくつか現れて、 どれかを選べば実行することができる。 キーボードのショートカットの次に便利。

「ミックス光源」
複数の光源が混ざっていて主光源を特定するのがむつかしい照明環境。 それぞれの光源の色温度が違うと、撮影がやりづらく、 色かぶりを修整するレタッチに時間がかかってしまう。

「ミラーリング」
2台以上のハードディスクに同じデータを書き込むことで、 一台が故障しても、もう一台のディスクに同じデータが残るので データが完全に消失することを防ぐいで信頼性を上げることを言う。

「明朝体」
縦線が横線より太く、払いやはねがある書体、フォント。 細めの明朝は本文でも利用しやすく、極太の明朝はタイトルにと、 利用幅の多く使いやすい書体になっている。

「無彩色」
色彩を含まない白〜グレー〜黒の色。グレースケールを構成する色。 カラーペーパーやカラープリンターでこの無彩色を表現するのは 結構難しいもので、微妙な色転びも目に付きやすい。

「無線LAN」
ネットワークでデータの送受信を無線通信でするLANのこと。 速度は落ちるが、軽いデータのやりとりなら無線で十分。 PCの配置が自由になり配線工事も必要ないので安上がりでとっても便利。 でも業務で画像をやりとりするならギガビットの有線LANを薦める。

「無線LANデジカメ」
無線LANを使った通信機能を持つデジタルカメラ。 最近では、一眼レフの下にセットする縦位置グリップ型のものも増えてきた。 高解像度なRAWデータは転送に時間がかかるので、使える状況を選ぶ。

「メインメモリ」
データやプログラムをコンピュータ内に記憶する装置のこと。 この容量が小さいと、画素の大きな画像を快適に操作することができないので 高画素の画像でレイヤーを多く操作する場合は、 できるだけ大容量のメインメモリを搭載しておきましょう。

「メカニカルマウス」
光センサーを使わない、ボール式のマウス。 光学式ではうまく扱えないような細かな作業には欠かせなかったが、 レーザーマウスがだんだんと高性能になってきて、もういいかな。

「メガピクセル」
文字通り100万画素以上の解像度を持つデジタルカメラの機種のこと。 もう今の時代は当たり前で、Lサイズのきれいなプリントには 200万画素を超えていれば、あとは画素の問題ではない。

「メモリカード」
フラッシュメモリを採用しているカード型の記憶装置。 保存記憶を維持するために電気を必要としないので、SDやCFカードとして デジタルカメラの画像保存に使われている。

「メモリカードリーダライタ」
パソコンのUSBなどを利用してメモリカードの読み書きを行なう機器。 デジタルカメラを使っている以上、頻繁にお世話になっている。 この機器によって、データの転送速度が大きく変わってくる。

「モアレ」
画素が相互に干渉することによりできる周期的な縞状のパターン。 印刷物をスキャナーで取り込むとよくわかる。 デジタルカメラでは出にくくなっているが、モデルの着ている生地や 縞の袴、日本家屋の千本格子でも発生することがある。

「モノクロ画像」
モノクロと言えば、銀塩時代では色の無いモノクロ写真を指していたけど、 デジタル時代になってからは、グレーの諧調すら持たない白黒2値だけの 画像の事を言うようになったらしい。 モノクロ写真は、モノクロではなくグレースケール写真になるのか?

「文字コード」
文字や記号一つ一つに割り当てられた固有の数字のこと。 英数字の文字コードは1バイトで、日本語などの全角文字は2バイト。 いろんな規格の文字コードがあり、気にしだすと気にかかる。

「文字化け」
ひらがなや漢字などが意味不明な記号に置き換わって表示されてしまうこと。 本来の文字コードと違う文字コードで読んでしまったりすることが主な原因。 他の原因で文字化けすることもある。ほとんどの場合、霊のしわざではない。

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や行

「焼付け」
印画紙に光を当てて銀塩写真をプリントすること。 焼付け後に、発色、漂白、定着、水洗、乾燥の工程を経て出来上がる。 おおざっぱに言うと、ね。

「焼き増し」
現像時の同時プリントではなく、後からプリントだけをすること。 たまに焼き回しと言う人がいるが、それはどういう意味なのか・・・

「有効画素数」
デジタルカメラで実際に撮影に使用される受光素子の数。 周辺の画素は使わないので、総画素数よりちょっと少ない値になる。

「ユーザーインタフェイス」
コンピュータでは、UIと略し、OSのようにグラフィカルに操作できる ものをGUIっいて言うらしい。 アプリケーションで言えば、使いやすさを左右する重要な要素になる。

「ユーティリティ」
主となるアプリケーションをより使いやすくするためのソフト。 例えば、ファイル圧縮やメモリ管理など、機能を補い、 操作性を向上させるソフトのこと。

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ら行

「ラスタライズ」
表示やプリントするために、文字や画像のベクトルイメージを 点の集まりにすること。 機械やソフトが勝手にやってくれることなので、 通常ではとくに意識しなくてもいい。

「リサイズ」
画像処理では、寸法や解像度を変換した時に、ピクセル数の変更を伴う操作。 リサイズせずに解像度を高くすると、プリントの寸法が小さくなる。 このような密度と外寸の相関関係から外れると、リサイズが必要になる。

「リストア」
バックアップを書き戻す事で、修復、復元という意味。 おかしくなってしまったシステムやディスクなどを、なんとか復旧したい時に、 言い間違えて「リストラしといて」と言うと、捨てられてしまいかねない。

「リチウムイオン電池」
メモリー効果がほとんど無く、継ぎ足し充電のできる充電式電池。 ただし、満充電状態で保存するとすぐにダメになってしまう。 過充電や過放電に弱く、破裂したり発火したりする危険性もある。 危ないので、この種類の電池だけは制御回路のしっかりした純正品を使おう。

「リチウムポリマー電池」
リチウムイオン電池を小型化するために高分子を利用した充電式電池。 体積あたりの蓄電量が増えて、過充電にも強くなり安全性も高くなった。

「リチウム電池」
マイナス極にリチウムを使う事で、小型で高い電圧が放電ができる。 こちらは充電できない電池で、薄いボタン型が多い。

「流体軸受」
ハードディスクドライブや廃熱ファンなどの軸受け部に ポールベアリングを入れていないタイプ。 油や空気などの流体のみで滑らかに回転させているらしい。

「輪郭強調 」
画像の輪郭部分を強調処理する方法。 シビアに使えば画像のシャープネスを補う効果が得られが、 強すぎると輪郭に線が浮き出てデジタルのいやらしさが全開になる。 通常のデジカメでは、標準の設定が強すぎて見苦しい。

「ルータ」
ネットワークのアドレスを見て、どの経路を通して転送するかを判断して 経路を選択するネットワークの中継機器。 設定にはちょっとしたコツが要る。

「レイヤー」
グラフィックソフトでは、描画用の透明なシートをイメージした階層のこと。 この透明なシートには画像のほかにも、調整レイヤーとしてゼラチン フィルターのように色などの補正値を記録することも出来る。

「レガシーインタフェイス」
規格の古い時代遅れのインタフェイスのこと。 遅かったりして速度のネックになってしまうので、規格の古い機器を どうしてもつながなければいけない時以外は使うことは無い。

「レボルビング」
2B判のカメラでよく使われている、フィルムバックなどを回転させて 縦位置と横位置を変える機能。 35サイズのカメラにもついていれば、縦位置でもホールドできるのに。

「レーザープリンタ」
コピー機と同じような原理で、感光体にレーザー光でトナーを付着させ、 それを熱で紙に転写してプリントする方式のプリンタ。 プリント速度が速いので、大量にプリントするのに有利かな。

「レーザーマウス」
レーザー光を使った光学式のマウスで、解像度が高いので普通の光学式 マウスよりも正確に操作することが出来る。 でも、使用感はボールを使った機械式がいちばん気に入っている。

「レタッチ」
写真を取り込んで、その画像データを加工・修正する作業。 昔の写真加工は、鉛筆や筆でネガフィルムやプリントに施していたため 特に設備など必要なかったが、今ではレタッチ用のソフトで行う。 修整作業はデジタルになっても、昔と同じく観察眼と技術の熟練が必要で、 コンピュータ等の道具さえあれば簡単に修整作業ができる訳ではない。

「レリーズタイムラグ」
シャッターボタンを押込んでから、実際に露光が開始されるまでの 時間差のことで、像が記録されるまでの時間差ではない。 コンパクトデジカメはこの時差が長く、携帯ではさらに長い。 タイムラグでストレスがたまって爆発してしまう前に、一眼レフしよう。

「ローアングル」
低い位置から光軸が上向になるように撮影する構図。 手前の地面を大きく強調し背景に空を多く取り入れて立体感を強調したり 人物に対しては威圧感や自立性、尊敬を表現できる。

「ローカルディスク」
操作しているコンピュータに内蔵しているハードディスクのこと。 ネットワーク越しのハードディスクと区別する時にそう言う。 大都会で使っているコンピュータでも内蔵はローカルディスクと言う。

「ローパスフィルタ」
モアレや偽色を出にくくするためのフィルタのこと。 大判用のものはレンズの前につけるように、ねじ込み式の丸型や 四角い板の形で提供されているが、一眼レフタイプ以下の小型機では はじめから受光素子の前に取り付けられている。

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わ行

「ワイドXGA」
ディスプレイで使われているXGA(1024×768)の横幅を広げて、 1280×768ピクセルにしたワイドな画面の解像度のこと。 普及している普通の19インチクラスが1280×1024なので、それより窮屈。

「ワイドUXGA」
ディスプレイで使われているXGAをさらに高精細化した UXGA(1600×1200ドット)のワイド版がWUXGA(1920×1200ドット)。 フォトショップでのレタッチ作業で一度使うと、もう手放せない。 パレットが遠くなるので自然とショートカットを多用するようになる。

「ワイヤレスLAN」
無線LANのことで、無線通信でデータの送受信をするLAN。 ギガビットのようなスピードは出ないが、 配線工事の手間も無く、簡単で経済的にLANを組むことができる。

「ワークグループ」
PCごとに自分のワークグループ名を設定するだけで、 ファイルやプリンタの共有をするWindowsネットワークを構築できる。 区別するにはworkgroupってやつを好きなグループ名に変えてもいい。

「ワークスペース」
大きくは作業場所、もう少し細かく言うと、パソコンやディスプレイが 設置してある場所の事で、色評価のための整備された光源環境と カラー管理の設定まで含めた作業環境のこと。

「ワークフロー」
作業の流れ。仕事を効率よく、やりやすくこなすために考えられた 処理手順や手続きのこと。デジタル処理では、この作業の分岐次第で できばえや効率が大きく変わってしまう。 熟成されたワークフローはとてもありがたい。

 

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