107F フォトショップ・ルーム
「ミックス光のかぶり補正」 よくあるシチュエーションでは、窓際のタングステン光であったり、 蛍光灯と自然光が混ざっていたりで、ポートレートの場合、 顔の左右で色が違ってしまうことも多い。 多くの場合、レフ板を使ってシャドウ側をおこす事で色かぶりも ある程度は緩和されるものですが、やはり違和感は残ってしまいます。 そんな場合はフォトショップの色相彩度を使って補正するわけですが やり方に少しコツがありますのでご紹介します。 まず最初に見切りをつけます。何をするのかと言うと、 いちばん多くかぶっている色の傾向を見つけるのです。 タングステン光の室内で窓際撮影をした場合、 メインをどちらにしてどちらの色をかぶりとするのかを決めるのです。 とりあえず、外光をメイン、室内の電球光をかぶりとしましょう。 調整レイヤーから「色相・彩度」を出して、 編集:レッド系 を選びます。 かぶっている部分をスポイトクリックして、下にある範囲を変えながら 色相を動かして左右を近づけていきます。 この時点では、全体の色のバランスは無視します。 同じ傾向になり、外光の色に近づけばいいのです。 これで全体の傾向が一致したら、あとはその上に調整レイヤーの レベル補正をかぶせて色味を調え、全体の彩度を調整すれば完成となります。 ポイントは、全体の色味は後にして、まずはかぶりをとる事からです。 そのためのかぶりの色を見極めることが大切なのです。