109F 特集ルーム

「水辺で撮ろう」 やっと夏らしくなりました。 夏と言えば海。露出度バツグンのビーチ。いやいや・・・ デジタルカメラにとってはつらい夏です。 えっ、なんでかって、 夏の暑さと湿気、冷房の効いている部屋や車の内外の気温差。 機械物にはよくありませんねぇ。 それもあるけど、デジタルカメラに使われているCCDは、 温度が高くなるとノイズが目立ちやすくなるんです。 一眼レフでは、感度をいつもより低めにして使いたいくらいです。 まえおきはさておき、せっかくのすばらしい夏ですので、 デジタルカメラを水辺に持ち出してみようではありませんか。 でも、気をつけないといけないことが多いので、 今回はその諸注意とおすすめアイテムのご紹介です。 海にしろ川にしろ、自然の中のアウトドアですので、取り扱いは慎重に 行ってください。 冷えたジュースのコップにびっしりと水滴が付くのと同じように 冷房の効いた車内からカメラを外に持ち出した瞬間に、 レンズが真っ白に曇ってしまう事もあります。 砂だらけの手で操作をしているとスイッチ周りがじゃりじゃりに なってしまいますし、水滴もカメラには良くありません。 これから買い替えを考えている方は、水中カメラとまではいかなくとも、 砂や水気の多いところで撮影するときは、防塵・防滴仕様で ある程度丈夫なデジタルカメラがおすすめです。 丁寧に扱うなら、オリンパスあたりに水中でも使えるタイプが ありますし、通常の機種でも防水プロテクターが用意されているモデルが ありますので、防水プロテクターを使えば水辺どころか そこそこの水中での撮影も可能になります。 ぼくもキャンプやカヤックに乗るときは、防水プロテクターを使っています。 とはいえ、一般の方にとっては防水プロテクターも安くはありません。 廉価なデジタルカメラが一台買えてしまうほどですので、 ちょっとだけ海辺で、なんて時は、ジップロックのような 透明なビニール袋に乾燥剤と一緒に入れて使ってみましょう。 この場合の注意事項は、カメラのレンズ周りに直射光が当たらないようにして 撮影することです。 直射光が当たってしまうと、紗がかかったように白っぽくふわぁっと 写ってしまいますので、左手で影を作ってカメラを構えましょう。 水の透明感と太陽の光、そして影の出方に注目して撮影すると 面白い発見がいくつも見えてきて、どれだけ写しても飽き足りませんよ。
                
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