113F 資料室

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2007  11月号     No.135 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏   http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ もしくは「pst.jp」 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏                   まぐまぐ発行・配送数: 6896 部                  めろんぱん発行・配送数: 1081 部 《目次》  ・ [特集] 定常光撮影           ・ [連載] 入力の知恵・画像の知識           (新デジタル写真用語集! Part21)  ・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク           (レイヤーを右クリック)  ・ [連載] 思いつきのショートコラム           (原因の見えない違いを見る)  ・ いいもの紹介 (ピクチャースタイルエディター) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 辻写真館 ━━━━━━ 年賀状、銀塩写真でプリントします                  (2008年用の新柄追加しました)  辻写真館オリジナルデザインの年賀状 1枚45円+基本料1800円  完全データをメール添付で送付すれば、基本料が800円に 「?は返信で」 ━━━━━━ 辻写真館 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ===== はじめに ===== お〜っと1日遅れてしまった。 アルコールの誘惑に弱いので、ついつい飲み歩きが過ぎてしまった。 本業もほんとに忙しいのだ。 でもやろうと思えばいくらだってできる時間はあったナァ。 今気になっているKyuanosとバイタライト。 どんなに忙しくたって、写真の可能性への興味も尽きないのだ。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [特集]「定常光撮影」 最近のデジタルカメラでは、高感度撮影が実用になるくらいノイズの低減が 図られ、悪条件でも努力次第で写真にできるようになってきました。 また、デジタルカメラの普及につれて光学式手ぶれ補正機能を持つ レンズもかなり普及してきました。 なぜデジタルカメラは手ぶれしやすいのかは、 受光面の構造だとか、受光面の小型化による拡大率だとか、望遠化とか、 はたまたデジカメゆえの撮影コストから来る気の緩みだとか諸説ありますが ここではひとまず置いておき、機材の進歩を前向きに捕らえて 定常光での撮影に着目してみたいと思います。 写真を撮っていて、普段何気なく使っているストロボですが、 目に見えないストロボ光を想像するより 現在目に見えているそのままのライティングを観察して リアリティのある写真を作ることは、とても面白いことです。 これからの季節、イルミネーションもきれいになります。 まずは手ぶれなど気にせずに、あたたかいあるがままの明かりを使って、 ストロボ無しの撮影をしばらく続けてみることをおすすめします。 写真はシンプルに楽しんだほうが、いろんな興味が見つかるものです。 まずはそのままの明かりをよく観察して撮ってみましょう。 良くも悪くも、何も細工の無い写真を撮り続けているうちに 多くの本当の事に気づくはずです。 これがちゃんとできてから、細工を始めればいいのです。 どんな細工が必要なのかを知るために、まずは素材を知ることからです。 そして見つかった不満点を解消するために試行錯誤が始まります。 光をディフューズして影をやわらかくしたり、 レフ板を使って影を起こしたり、補助光を追加したり・・・ ありのままの定常光撮影で、光質と物と影の関係がぼんやり見えてきたら 定常光を少しいじってみましょうか。 最近、ストロボ光ではなく、定常光ライトが気になりだしており、 高演色なスパイラルバイタライトのワット数の強力なものを取り寄せ中です。 HMIなんてとても買えないけど、これならと思い実験してみます。 次回にでもレポートするつもりですので、お楽しみに。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] 入力の知恵・画像の知識 「主観付き新デジタル写真用語集! Part21」 さて今回は、「ひ」から始まる用語をご紹介します。 「光磁気ディスク」 いわゆる昔懐かしいMOの事。光を使って磁気的に読み書きする。 CD-Rレコーダがまだ一般的ではなかった時代には主役を務めていた。 「ピクセル」 デジタル画像データを構成する要素の事で、色のついたひとつの「点」。 24ビットではひとつのピクセルでフルカラーの階調を表現できる。 「ヒストグラム」 ピクセルごとの濃淡の出現度合いを棒グラフにしたもので、 画像のコントラストやホワイトバランス、露出を判断するもの。 ますはこのヒストグラムを把握することからデジタル写真は始まる。 「ビット」 0か1か、あるかないかの2つの選択肢からなる情報の最小単位。 8ビットは、2の8乗で、256種類の選択肢になる。 この256種を1色あたりの濃淡階調にあて、光の3原色であるRGBの 3色を乗じて表現するのが24ビットのフルカラーになる。 「ビットマップ」 Windowsが標準でサポートしている画像形式で、写真的な優位性は無い。 プロファイルが埋め込めないので、通常では使わない。 「ビデオカード」 画面表示機能を追加する拡張カード。 最大表示解像度や最大同時発色数、リフレッシュレートなどの性能は このビデオカードの良し悪しによる。 「ビデオメモリ」 ビデオカードに装備された表示用の高速メモリ。 この容量やスピードがディスプレイの表示に大きく影響する。 今回は、「ひ」から始まる用語でした。ではまた。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 「レイヤーを右クリック」 今回は、レイヤーパレットを使う上でのちょっとしたコツです。 もうフォトショップに無くてはならない機能であるレイヤーを扱う レイヤーパレット。 バージョン3から登場して、進化を遂げてきました。 よく使うものに「レイヤーの透明部分を選択」というものがあります。 レイヤーサムネールをCtrlキーを押しながらクリックすると、 レイヤーの画像のある部分(レイヤーの透明部分以外)が選択されます。 なぜかこれをレイヤーの透明部分を選択と言います。 この操作は、Ctrlキーを使わなくてもできます。 レイヤーサムネールを右クリックすると、いろいろな項目が現れ、 「レイヤーの透明部分を選択」を選べば同じ事が出来ます。 項目内には、レイヤーマスクの関連やレイヤー効果の項目があり、 小さな右三角マークを押さなくてもここで操作することができます。 また、レイヤーの文字部分を右クリックすると、 同じくレイヤーマスクの関連やレイヤー効果の項目があり、 選択範囲があれば、「Ctrl+J」である「コピーしたレイヤー」や 選択範囲を切り抜いて別レイヤーにする「カットしたレイヤー」も 選ぶことができます。 この二つは頻繁に使用しますので、片手マウスだけで怠け操作するときには とても重宝します。 レイヤーの複製や削除もできますが、確認ウインドウがいちいち出てくるので 下に並んでいるアイコンにドロップした方が簡単です。 レイヤーにレイヤースタイルが適用されている時には、 このレイヤースタイルについても操作できます。 要するに、右クリックすると、そのオブジェクトから操作可能なメニューが ズラ〜っと出て来るのです。 右クリックは、ヒストリーパレットでも、文字パレットでも出ます。 何かツールを選択して画面内を右クリックしても、 そのツールで操作可能なメニューが出てくるのです。 あちこちを右クリックしてみましょうね。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載]  思いつきのショートコラム 「原因の見えない違いを見る」 キヤノンの動きは目が離せませんね。 JAGATのテキスト&グラフィックス研究会でも取り上げられていましたが 現在問題になっている色相のねじれを解消する Kyuanosと言うカラーマッチングエンジンが出てくるようです。 計測上の色と見た目の違いがどの当たりが起因しているのか、 例えば、色を評価している環境の違い。 周りの色、光の色、光の演色性、色素の特性、あとなにがあるのか いろいろありそうです。 でもきっと一番大きい問題は、慣れでしょうね。 絶対的に観ているのか、何かと相対的に観ているのか。 考え方のアンカーポイントをどこに置くのかによって 見方なんてどうにでもなってしまう。 そもそも、何がいいかは最終的に手にする人が喜んでもらえるかどうか なので、こちらがどうのこうのと言う問題ではないのかも知れないな。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ いいもの紹介 「ピクチャースタイルエディター」 ピクチャースタイルエディターを使っていると 色相・彩度・明度の問題にいろいろぶち当たります。 どれかを変えると他の部分にも影響を与えるなど、 こりゃ、一筋縄ではいかないもんだと燃えてきました。 この事が自動的にすごく勉強になっているんですよ。 いつもぼくが思っている適正露出とメーカーの適正露出に若干の違いがあり カメラの標準露出だと、目標よりちょっと暗めになり、 露出補正でオーバー目にするとハイライトに嫌な色がのってしまう。 そんな訳でちょっとだけガンマを上げてハイライト側を圧縮した ピクチャースタイルをつくってみたものの、 ハイライトを維持したまま明るめにすると、彩度が落ちてしまう。 落ちた部分の彩度をあげると色相がずれてしまう。 そんな訳で2ヶ月かけて補正を詰めてきた結果、なんとか実用的な ピクチャースタイルができ、本番で使い始めたところです。 でもまだまだJPEGオンリーでは怖いので、 スナップ写真でもsRAWの同時記録で保険をかけています。 ほぼ問題ない領域までは来ているのですが。 ┏┏┏  おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ■職業としての写真関係者のための「リアルML」やってます。   詳しくは、ホームページにて。 忘年会間近。 ===PR=========================================================== もうすぐクリスマスです☆ 家庭を飾る小さなツリー、ショップを飾る様々なクリスマスグッズなど クリスマスを飾るディスプレー用品を2000点以上取り揃えております。 http://af1.mag2.com/m/af/0000102851/001/s00000005646003/004 ===PR=========================================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 質問、投稿、師走の浮かれ気分も大歓迎、   機器の評判やうわさ話、モニターテストも承ります。 □ このメールマガジンへのご意見ご感想、質問、転載許可やお恵みは   「tsujitoku@gmail.com」を半角英数字にしてお寄せ下さい。   メールが多いので「デジセミ:」から始まる題名でお願いします。   ※迷惑メールのあまりの多さに、アドレス変えました。 □ 配信の解除・変更は、こちらからは配信先アドレスが確認できないので   http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の「会報のご案内」ページにて   登録者ご自身で登録・解除をしてください。 □ このメールおよび内容により生じる損害・トラブル等について   いっさいの責任は負いません。 □ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を   利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ ) □ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も   利用して配送しています。ID=482 ( http://www.melonpan.net/ ) □ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2007  11月号     No.135 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏       発行人  辻徳 / Photographer       発行所  T+One DESIGN (辻写真館 pst.jp)            http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ Copyright (C) 1997-2007 by Tokuaki Tsuji Presented by "PhotoStudio TSUJI" ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                
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