112F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2007 10月号 No.134
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まぐまぐ発行・配送数: 6909 部
めろんぱん発行・配送数: 1083 部
《目次》
・ [特集] キヤノン EOS 40D 使用レポート
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(新デジタル写真用語集! Part20)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(WebにはPNGも)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(職人の技術は再現できる?)
・ いいもの紹介 (蛍光灯の反射板)
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===== はじめに =====
近ごろは、七五三撮影と卒業アルバムと出張の集合写真もいくつか重なって
目が回る思いでした。
でも、本当に目が回るのはこれからの時期。
デジタルならではの撮影の後処理が山のように積み上げられて、
そこへさらに七五三撮影が加速してくる11月。
夏のオフシーズンを思うと、季節労働者なんだなぁって。
さてさて、今月のデジセミでは、
新発売されて飛びついたEOS40Dも使い込んでこなれてきたところで
デジセミ流の主観的なレポートを載せてみました。では、今月もよろしく。
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[特集]「キヤノン EOS 40D 使用レポート」
先月、キャノン、いや、キヤノンのEOS40Dを手にしてから、
ようやく納得がいく程度までに使いこなせてきたので、
デジセミ流の切り口でEOS40Dを使ってみたレポートをお届けします。
まずは、なぜこの40Dが欲しかったかと言うと、
ピクチャースタイルが編集できること。これに尽きます。
今までは、RAWに限らずJPEGのスナップ写真も全てのファイルを
DPPのトーンカーブ補正で一括変換してから保存していましたが、
ピクチャースタイルエディターで自分なりに編集したピクチャースタイルを
カメラに登録して使用することで、撮影したそのままのJPEG画像を
直接プリントすることができるようになりました。
これにより、ものすごい効率が良くなったんです。
そのほかの機能面では、受光面がちょっとだけ小さくなったり、
ゴミ取り機能が付いたり、オート感度が付いたり、メニューの使い方が
変わったり、ライブビューが付いたりと、
各方面で話が出ている事と同じような内容になりますので、
機能がどうのこうのと言うのは、ここでは省略することとします。
「ここがマル」
◎自分で作ったピクチャースタイルを登録することができる。
上記のように、自分の色が作れる画期的なものだと思います。
◎高輝度側・階調優先にするとハイライトが踏ん張ってくれる。
下手に使うと汚い感じになるけど、濃度レンジは確実に広くなった。
◎カメラユーザー設定が3種類登録できる。
スタジオ設定、よく使う設定、今使っていた設定の3つでパッと復帰。
◎sRAWが250万画素。
実際に使う解像度って、これくらいなことが多い。
◎メニューの操作にマルチコントローラーが使いやすい。
使い方が変わって、初めは戸惑ったけど、これを使えばスイスイ。
「ここがダメ」
×操作ボタンやスイッチの配置がてんでダメ。
首にかけて持ち歩くと、勝手にボタンが押されてしまうのは言語道断。
縦位置グリップは必須アイテムです。
×やっぱり機能が多すぎ。
ひと月以上使っていても、いまだに設定の確認に気を使う。
×画質がいまひとつ。
画素密度を上げ過ぎたからなのか、画像の質感は10Dにも劣る気がする。
×シンクロ接点等のカバーが個別になっていない。しかも根元側。
昔からそうなのだが、ひんぱんに使うシンクロ接点は別にしてよ。
×評価測光はやっぱり使い物にならない。
中央部重点平均測光をベースにして、場面に応じてスポット測光に。
メニューボタン、遠すぎ。
解像度切り替えの時に、上面の液晶に表示されなくなってしまった。
この2点は、慣れれば済むことなので言いませんでしたが、
使い方の変更は、戸惑いますよね。
それにしても、背面モニターが知らない間に点いて、画像が再生されていたり
infoとか出てたり、消去の表示になっていた時にはビビリました。
首にかけて持ち歩いていて、勝手にボタンが押されていたのですね。
速攻で縦位置グリップを追加注文しました。
あと、番外編ですが、セットのレンズEFS17-85mmは広角側が使えない。
ま、仕事に使うようなレンズではありませんが、
広範囲のズームでISも付いてて軽いので、
身軽な出張撮影によさそうと思ったけど残念です。
EOS40Dは、機能がてんこ盛りで多少使いづらい面もありますが、
どんなカメラも使い込むうちに、使わない機能と使う機能がはっきりしてきて
次第に使いやすくなっていくものだと思います。
操作に慣れ、自分なりの設定を見つけ出して、
撮影とプリントを繰り返して、
オリジナルのピクチャースタイルが熟成してくれば
スナップ撮影用途には、非常にいいカメラだと感じています。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「主観付き新デジタル写真用語集! Part20」
さて今回は、「は」から始まる用語をご紹介します。
「バスパワー」
USBなどで別電源を使わずに、PC本体からの電源供給により、
周辺機器を動作させる方式のこと。
バスパワーのハブに、バスパワーの周辺機器では電力不足になる。
バスパワーの周辺機器をつなぐハブには、別電源が取れるハブを使おう。
「パースペクティブ」
レンズが広角になるほど画像の遠近感が強調されるゆがみの事。
大抵の場合、自然にみえる程度にあおり補正をしている。
「バックアップ」
データのコピーを保存すること。または、コピー保存されたデータ。
撮影データが消えてしまうと取り返しが付かなくなるので、
必ず他のメディアに作成したデータのコピーをとっておくか、
2台のHDDにミラーリングして保存すること。
「バックライト」
液晶のモニターディスプレイの裏面にある光源のこと。
液晶はポジフィルムのように、透過光で見ているんですね。
「バッチ処理」
あらかじめ一連の処理手順を登録しておき、一度に連続処理を行なうこと。
フォトショップでは、複数の画像に対して一度に同じアクションを
実行するための処理。イライラから開放されるパソコンらしい魔法。
「バッチファイル」
複数の処理をまとめて行うときにの、命令文を順に列挙したファイル。
バックアップコピーやファイルの取り込み、ミラーリングなどの処理を
一発でおこなうためのパソコンらしい呪文を書き込むファイル。
「パーティション」
一台のハードディスクを複数の領域に区切って、何台かのハードディスクが
あるかのように見せて使うことができる。
パーティションは「OS用の領域」と「データ用の領域」などと分けておこう。
できれば、本当に2台のハードディスクを入れたほうがいいんだけど。
「ハードウェア」
コンピュータ本体やパーツ、周辺機器などの物理的な機械や器具のこと。
硬い服でもないし、ましてや困難な商品でもない。
「ハードディスク」
パソコンの中にデータを貯めておくためのパーツ。(記憶装置)
容量は大きいが壊れやすいので、別のメディアにコピーをとっておくこと。
「半角文字」
アルファベットや数字、記号など、半分の幅で表示される文字のこと。
1文字を1バイトで表現する1バイトの文字。
日本語は、全角の2バイト文字。
今回は、「は」から始まる用語でした。ではまた。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「WebにはPNGも」
Web用に画像保存する場合、写真画像の場合はほとんどJPEG形式が
使われていますが、他にもGIFやPNGといった保存形式があります。
Web用の画像として保存する時の注意点は、
1.カラーモードがRGBであること。
2.画像の大きさは解像度に依存しないので「mm」では無く、
ピクセル数のみで表示サイズが決まること。
3.通信速度と画質を考慮して、ファイルサイズをできるだけ小さくすると。
4.今のところ、プロファイルによる色管理よりも現物変換が適している。
5.表示できるファイル形式は限られている。
と言うことで、よく使われていたJPEG・GIFの代わりに
両者の長所を併せ持ったPNG形式に付いて注目してみましょう。
フォトショップには、「Web用に保存」という機能があります。
ファイル→Web用に保存を選択して、ダイアログの「4アップ」タグを
クリックします。
オリジナルを含めて4つの画像が出てきます。
その中からひとつを選び、プリセットから「PNG-8 128 ディザ」か
「PNG-24」を選んで保存します。
「PNG-8 128」は、128色に減色してディザ処理をするかどうかを
選ぶことができます。当然、128色では写真向きとはいえません。
カラーから、さらに色数を変えることができますので、
イメージを損なわない程度まで色数を落とせば、さらにファイル容量は
軽くなって、ダウンロード時間が短くなり表示も速くなります。
GIFと同じように、透明部分もサポートしています。
「PNG-24」は、フルカラーの画像で保存する事が出来ます。
こちらも透明部分をサポートしています。
フルカラーで透明をサポートって、すごい気がしますが、
ブラウザによっては透明表示自体に対応していないものもあるので
注意が必要です。
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[連載] 思いつきのショートコラム
「職人の技術は再現できる?」
最近気になっているものがいくつかあるのですが、
そのひとつに笑顔でシャッターの切れるデジカメがあります。
これは、カメラマンが経験を積んでシャッターチャンスを捉える事に
似ています。どの程度使えるものかは別として・・・
その他にも、小顔になるプリンターも気になります。
いままでこっそりと気づかれないように修整を加えていたような作業を
機械が自動判定してやってくれるのです。
どの程度のクオリティでやってくれるのか気になりますが、
修整の経験が無い人にとっては、無いよりあったほうがいいんじゃないかと。
このような職人の勘所を自動判断で再現することって、
昔では夢のような話でしたが、現実になっちゃいました。
処理能力が上がってきたことで、多くの場数経験を登録することができる
ようになったり、とんちの組み合わせ演算もすすんできたんでしょう。
思い起こせば、自動露出やオートフォーカスもそうですね。
背景の差し替えもじきにプロレベルで使えるようになってきたりして。
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いいもの紹介
「蛍光灯の反射板」
蛍光灯の反射板は重宝します。
具体的な商品名は、シルバースクリーンって言う物を使っているのですが
器具に取り付けるものではなく、蛍光管にかぶせるものなのです。
モニターで色あわせをやっていると、環境光に気を使います。
正しい色再現のために、蛍光灯をAAAクラスの色評価用蛍光灯を使います。
すると光量は若干落ちて暗くなりがちです。
そこへシルバースクリーンを使うと、明るくなるのです。
明るくなるだけではなく、ちょっとだけ指向性が出てきます。
光の向きを、ちょっとだけ操ることができるようになります。
光の向きを操れれば、明かるさの分布も操作できます。
これで快適な作業空間を作ることができるって事です。
シルバースクリーンについての詳細は、NETで調べてみてね。
40W用で550円ぐらいだったはずです。
┏┏┏ おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
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発行所 T+One DESIGN (辻写真館 pst.jp)
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