3F 資料室
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***** インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ******
デジタル写真セミナー 1月号 (新春特大号) No.5
[あけましておめでとうございます]
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発行・配送数: 965 部
目次
・ おしらせ (キャリブレーションキット完成!)
・ [特集] 画像処理に順番ってあるの?
・ [新連載] 完全無欠の家庭向キャリブレーション
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
・ [連載] アナログ男の‘グチ’
・ デジタルフォトクラブ (質問コーナー)
・ いいもの紹介
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■□■□■□■□ お知らせ □■□■□■□■
おまたせしました!!家庭で簡単にできる、オリジナルの
「モニターキャリブレーションキット」が、完成しました。
材料費、送料など実費の1000円だけでお届けできます。
#詳しくは、メールにてお問い合わせ下さい。 ( tsuji@chitanet.or.jp )
[基本セット内容]
●グレースケール 1枚
・比較用のターゲットとして、約25×13cmの
機械で計測して作ったグレースケールです。(中心のRGB値は、
R=0.781、G=0.771、B=0.744)
●FDディスク 1枚
・キャリブレーションガイド(へたくそなHTML形式の解説書)
・キャリブレーション用データ
1.G1.8のガンマメーター
2.モニター表示用グレースケール・2種類
A.「色評価用の昼白色・演色AAA」の蛍光燈用
B.パルックなどの「3波長形昼白色」の蛍光燈用
3.表示・出力用サンプル(標準のグレースケール画像)
以上の構成内容です。
他には蛍光燈を用意するだけでOKです。
(さすがに蛍光燈は、郵送に無理があるのでセットできませんでした)
「色評価用の昼白色・演色AAA」の蛍光燈または、
パルックかなんかの「3波長形昼白色」の蛍光燈ご用意下さい。
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[特集] 画像処理に順番ってあるの?
今月は、きれいに仕上げるための画像処理の順番についてです。
えっ!そんなのとうでもいいじゃないって思うかもしれませんが、
たとえばピクセル単位に影響するアンシャープマスクなとの処理をしたあとで
解像度を変更すると、その効果が変ってしまい出来上がりに影響してきます。
また、トーンカーブにあまりなれていない方は、レベル補正を併用することで
ハイライトポイントやシャドーポイントの適切な設定がやり易いと思います。
それに、先月号のかしこいフォトショップ・テクでお話しましたが、解像度の
変更により、レベル補正やトーンカーブなどの色調の調整によりビット落ちし
て失われた階調を取り戻す事もできますので基本的な画像処理の手順というも
のが存在するんですよ。
スキャナーから読み込む場合は、
1.取り込みビット数のセット
スキャナーの出力ビット数を24ビットに変換するのか、
36または、48ビットの入力状態のままで出力するのかを選択します。
2.解像度のセット
スキャニングするじてんで、使用するサイズ以上かつ、スキャナーの
補完しない光学解像度の正数分の一の解像度を設定する。
3.ダイナミックレンジエンハンスメントのセット
ハイライトポイントやシャドーポイントをヒストグラムを確認して
正しく設定する。
4.色味調整
トーンカーブを使って濃度と色味を調整します。
5.スキャニング
本番のスキャニングをして、レタッチソフトにうつります。
6.トリミング
ファイル容量を固定しておいて寸法を変更して測り、
レタッチソフトで正確な切り抜きをします。
7.レタッチ
画像のごみ取りや色味の微調整など各種の画像処理をほどこします。
8.解像度変換
使用するサイズに解像度を設定し、
ファイルサイズを落として変換をします。
9.シャープネス処理
最期にアンシャープマスクなどのシャープネス処理をして保存します。
ファイルから読み込む場合は、実際に使用する容量と元画像の容量が
かけ離れていなければ、レタッチソフトで上記の[3]番から処理をします。
あまりにファイル容量がちがう場合はそのまえに、解像度変換をしますが
きっちりと使用するサイズに合わせるか、少しおおきめにしておくかは
その場その場で画像とその後の処理を見ての判断ということになります。
マシンの環境にもよりますので、疑問など何でも聞いてね。
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[新連載] 完全無欠の家庭向キャリブレーション
今回より始まりました「家庭向キャリブレーション」のコーナー。
家庭向ということを前提に、よくある商業印刷目的ではなく、
より簡単にできるようにRGBカラーのキャリブレーションを
していきたいと思います。
今回は、モニターを見ている部屋の環境光を「標準の色」に
することについて進めていきます。
その前に、色温度ってなんだ?の説明から。
色温度っていうのは、蹄鉄を暗闇で加熱すると温度の上昇につれて、
暗赤色から赤色、オレンジ、さらに温度の上昇につれて、
黄色、白、青色の光を放って輝くとのこと。
その放射する分光成分を、波長560nmでカーブをかさねると、
低温では赤上がり、高温では青上がりのカーブとなり、
5000ケルビンのカーブが波長軸と平行になるそうだ。
(ここまでは、どうでもいいことだけど)
そして、この5000ケルビンが太陽光の色と同じなんです。
これが標準の「白」=「太陽光の色」=「5000K」です。
まあ、夕方などは、もっと低くなりますが・・・
人間の目は、比較することに関しては高性能なんだけど、
うまいぐあいに”ぼんくら”にできていて、
ホワイトバランスを無意識のうちにとってしまうので
話がややこしくなってしまうんです。
電球などの赤っぽい明かりの中では、その明かりの色に合わせて
一番明るく見える部分を「白」と認識してしまうんです。
だから標準の白、色温度を決める必要があるんです。
以下に各種光源の目安の色温度とミレッドを示します。
色温度 ミレッド
ローソク 1930 518
白熱電球 2700 370
太陽光 5000 200
ストロボ 5500 181
蛍光燈に関しては、スペクトルが輝線ですので
もっとややこしくなりますが、基本的に
白色 (記号がW)は、黄赤っぽく、(色温度が低い)
昼白色(記号がN)は、自然光=太陽光(色温度約5000K)
昼光色(記号がD)は、青白い色(色温度が高い)
の光を出しますので、
モニターとターゲットを比較するときは、
昼白色(記号がN)の5000Kの蛍光燈をターゲット(プリントなど)
に当ててモニターも5000Kにして見比べます。
さらに、さきほど述べたように蛍光燈はスペクトルが輝線ですので、
演色性の問題がでてきます。
蛍光燈の下で撮った写真が黄緑色がかるのがこのしわざです。
蛍光燈にはこの演色性にいくつかグレードがあります。
スタンダード 記号 なし グレード 低
デラックス 記号 DX
3波長形 記号 EX
演色AA(写真撮影用) 記号 SDL
演色AAA(色評価用) 記号 EDL グレード 高
と、下へいくほど正確に色を表現できるようになります。
家庭用でも最低げん3波長形、できれば色評価用(演色AAA)を
使用することを薦めます。
リビングとかにでもグレードの高い蛍光燈を使うと、
まわりの色が奇麗に見えて、料理などもおいしそうにみえます。
キャンプなど太陽光の下で食べるものがうまいのは、
このせいばかりではありませんが・・・(^_^;;
もう、調整方法の一部にはいってしまいましたが、
このように、まず、もとになる光源をととのえて、
次に、できればまわりの壁の色にも注意してください。
光源から出た光が壁の色で反射してその色を帯びてしまいます。
影響を避けるためには、光源をアームスタンドなどを使って
壁の影響から遠ざけてやります。
カラーの机など偏った色のものも目の錯覚で判断が
できにくくなるので、排除できるものはどけて下さい。
そこまでしなくてもかまわないけど・・・
もう一度、いちおしの光源を紹介します。
ちゃんとしたい方は、
「色評価用の昼白色・演色AAA」という蛍光燈をおすすめします。
記号は、「N−EDL」と最後に書いてあります。
(例・FL40S−N−EDL)40Wで900〜1400円くらいで、
家電屋で取り寄せてくれます。ナショナルや東芝から出ています。
写真のカラープリントは、色素の関係でほんのわずかに青く見えます。
手軽な方がいいというなら
パルックかなんかの「3波長形昼白色」でも家庭用ではまあOKです。
記号は、「EX−N」という記号が含まれています。
(例・FL40SS EX−N/37)など、家電屋で特価で出てます。
でも、ちょっと赤っぽくみえるけど。(写真とかは特に)
しつこいようだけど‘N’ですよ。
‘D’(Day)や‘W’(白色)では、ぜったいにダメです。
そしてモニターの色温度の調整できる場合は、
5000Kにセットして下さい。
かなりいいかげんなものばかりだけど、
これだけでだいぶ色温度は落とせますが、まだまだちゃんと
合わせてやらないと、出力に出したら真っ赤っかのプリントが
出来上がってきたなんてこともありますので。
次回は、モニターの白と黒を、しっかりと標準色に
合わせる方法を紹介します。
まちきれない方や高価なグレースケールはもったいないと思う方は、
へたくそなHTMLの解説と正確なグレースケールターゲットと
各種調整するためのデータをセットにしたものを作りましたので
ほしい人は、メールでお問い合わせ下さい。(^.^)
★ カラーマネージメントの基本は、
★ 5000Kの光源をターゲット(プリントなど)に当てて、
★ モニターも5000Kにして、
★ 同じ「標準の白」を基準にして見比べます。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
フラットベッドスキャナーを使いこなそう! Part2
■「できる」と「便える」
いままで、安いフラットベッドは
(といっても最低600ppi.各色10ビット入力、できれば
1000〜1200ppi、各色12ビット入力、3.0D以上)
ハイエンドスキャナに追れるかどうかいろいろと実験してまいりましたが、
結論から言えば、反射原稿は「使える」、透過原稿は「できる」
ということがわかりました。
しかし「できる」と「使える」は違います。
簡単に言えば「便える」は、それで商売になりお金をいただけるレベルで、
「できる」は、パーソナルユース向けであって
商売にはならないというレベルだと言っておきます。
いずれにせよ、正しい知識を持っていれば、
そしてハイエンド並みの生産性を期待しなければ、
デスクトップスキャナは画像そのものを売買するビジネスの世界に
導入できるレベルに性能が良くなってきています。
しかも、価格は充分に安価に、(^.^)で。
■限界を知って長所を生かした使い方をする。
普及型デスクトップスキャナの限界を知り、限界の範囲内で
便いこなすためには、大別すると二つの重要なポイントがある。
「スキヤン解像度」と「ハイライトとシャドウの再現能力」がそうです。
「スキヤン解像度」は比較的理解しやすいと思います。
いま自分が使っているスキャナーのCCDの数を知っていますか。
フラットベッドスキャナーのほとんどがラインセンサーの方式をとって
いますので、A4サイズの場合、センサーの長さが約8インチとちょっと
になりますから、光学解像度(ドライバーソフトによる目伸ばしを
する前のハード本来のCCDセンサーの密度)が600ppiの場合
1インチに600のCCDがならんでいますので、
600×8とちょっと=約5000ピクセルのCCDが
並んでいることになります。
光学解像度の正数分の一で取り込むのが画像劣化をおさえる
第一歩であることを覚えておいてください。
後処理のしかたによってそうとは言い切れないケースもありますが。
「ハイライトとシャドウの再現能力」は、ちょっとわかりにくいかも
しれませんが、「濃度レンジ」とかいう表現が使われています。
3.1Dとか、3.3Dとかこのように書いてあると思います。
スキャナーのセンサーのラチチュードのことです。
ノイズなどを拾わずにどれだけ暗い所から明るい部分まで読み取る
ことができるか、その範囲のことです。
そして、読み取るときに何段階に分けて読み取るか
その階調の数が入力ビット数です。
1色につき256階調なら各色8ビット。ということになります。
最近の主流は30ビット(各色10ビット)から36ビット
(各色12ビット)になってきています。
次回からはこのことについて説明しながら、どうすれば奇麗にスキャニングが
できるのかを具体的にすすめていきます。
来月はとりあえず解像度にかんすることから。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 2
パレットの [コマンド](CTRL)+クリック ・編
(眠い画像のメリハリを出したり、白の階調を取り戻す)
今回はお待たせの‘実用的な裏技’をご紹介します。
日陰で撮ったデジカメ画像にありがちな、「パッとしない」ねむい画像を、
補正コマンドを使わずに一発でメリハリを出す、いきなり必殺技です。
トーンカーブを使ってS字方向に補正をかけるのとよく似ていますが、
トーンカーブを使うより簡単でグラデーションも奇麗に出来上がります。
レベル補正のダイナミックレンジエンハンスメントと併用する事もできます
ので、併用する事により、より効果を上げる事をお勧めします。
ダイナミックレンジエンハンスメントに関しては基本中の基本ですので
フォトショッパーの方には説明するまでも無いと思い、
ここではとりあげておりませんが、
えっ知らなかった!という方は、大切な事なのでメールで質問して下さい。
では、操作方法です。
まず補正したい画像を開いてください。つぎに、チャンネルのパレットを
表示させて下さい。RGBモードのままで結構です。
そして画像の成分を選択するためにチャンネルのパレットのRGBを
コマンドキー(Mac)またはCTRLキー(Win)を押しながら
クリックします。
すると画像の明るい部分が選択範囲になりますので、
これをレイヤーにするために
コマンドキー(Mac)・CTRLキー(Win)を押しながら
Jのキーをおして選択範囲の画像をレイヤーにします。
(4.0になって、フローティングが無くなったけど、
[J]のショートカットは健在でラッキーです。) (^o^;
今度はレイヤーのパレットを表示させて下さい。
レイヤー1の[通常]となっている所を[ソフトライト]にしてみると、
ほら、ぱーっと奇麗になったでしょう。
まだ足らないときはレイヤー1をレイヤー追加ボタンへドラッグドロップして
レイヤー1のコピーをつくると、さらにぱーっと奇麗になります。
そして、画像の結合をすれば終了です。
☆ 簡単にいうと、Macの場合は、
☆ チャンネルパレットのRGBを[コマンド]+クリック。
☆ そして[コマンド]+[J]。
☆ レイヤー1の[通常]を[ソフトライト]にして画像の結合。
☆ Winの場合は、
☆ チャンネルパレットのRGBを[CTRL]+クリック。
☆ そして[CTRL]+[J]。
☆ レイヤー1の[通常]を[ソフトライト]にして画像の結合。
● では、逆に白く飛んでしまった画像は、完全に飛んでしまっている
部分意外ならこの技を応用してなんとかなります。
☆ [ソフトライト]ではなくて、[乗算]にしてみてください。
☆ 失われたと思っていた階調がよみがえってきます。
とうですか、白い部分のディテールが戻ってきたはずです。
階調をきれいにしあげるには、レイヤーを少しだけぼかして結合
するとトーンジャンプの無いきれいなグラデーションでつながります。
この[コマンド](CTRL)+クリック技は、他のことにも応用ができます。
もともとは、レイヤーのピクセルの存在する部分(透明でない部分)を
選択するショートカットを応用したものです。
ある背景に文字ツールで文字を入力すると4.0になってからは
レイヤーを作って文字がレイヤーに入ります。
この文字を選択するのに、自動選択ツールで透明部分をクリックして
選択し、近似色の選択をして反転させている人をよくみかけますが、
これではめんどうだし、境界がうまく行きません。(いい場合もあるが)
レイヤーパレットのレイヤー1を[コマンド]+クリックでOKなんです。
あらかじめ新規レイヤーを作成して文字マスクツールを使って
塗りつぶし・・・という手もありますが、[コマンド]+クリックが簡単です。
そんなこと知ってたよという達人さんには、ごめんなさい。
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[連載] アナログ男の‘グチ’
今回が第二回目の定期便になりますが、どの程度のレベルの内容にしたらいい
ものかが悩みの種なんです。初めて画像を扱う方には、わからない事がないだ
ろうかとか、あるていどやっている方はつまらないんではないだろうかなどと
考えながらやっております。
でも、このデジセミは、初心者の素朴な質問からエキスパートのサポートまで
対応していますので、わからないことなどはどんどん質問してくださいね。
話は変わりますが、先日、2年以上も休まず酷使していたMacのHDDが
ついにクラッシュしました。
外付けのHDDから起ち上げて内蔵HDDをノートンで修復をしてたんだけど
不安定な状態が続いていたので、物理フォーマットしてやった。
ちょっとだけ容量が減ったけどMOにまるごとコピーしてあった内蔵HDDを
もどしてやったら、また快適にうごくようになりました。
バソコンって、なんて単純なんだろう。
では、不慣れなウインドウズはどうなんだろうと、容量を見てみると、
システムとアプリケーションだけでなんと900MBもあるではないか!
(ウインドウズってどこまでがシステムでどれがアプリの本体で
なにが要らないデータなのかさっぱりわからん)
・・・クラッシュしたらあきらめるしかないみたい?・・・
私のマックはシステムフォルダやいろいろなアプリケーションを全部いれた
システム全体でもフォントをぬけば150MBほど。
(ATM対応PSのタイプ1フォントだけで300MBになるけど (^^ゞ )
いったいなんでこんなに違うんだろう。
ということで、ディスククラッシュの愚痴ではなく、ウインドウズの扱いにく
さに対する愚痴でした。(-_-;)
初めてウインドウズ機を買ったときに、マルチメディアという言葉にだまされ
てこの本体だけでなんでもそろっていると勘違いしてました。
私はマック出身なので、ウインドウズ機にSCSIが無いのにまず驚いて、
なにがマルチメディアだ!てな感じで、
マルチメディアの意味が、MOやCD−Rなどの‘メディア’が標準でマルチ
に対応している(装備している)という事ではなかったと初めて知りました。
とんだメディア違いでした。(^^ゞ
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デジタルフォトクラブ (質問コーナー)
◆[デジカメ VS スキャナー] ・ 竹腰さんより
(Q)
ディジタルカメラで入力するというのが簡単に思えるのですが、職場に
あるKODAKのDC400というのを使ってみた限りでは、画質の点で
許容できません。Photoshop で補正しまくっても期待したものにすること
ができませんでした。でも、最新のディジタルカメラは、性能が向上して
いるでしょうから、選択肢になります。
普通の写真プリント(サービス版)を家庭用のフラット
ベットスキャナー( EPSON GT-5500 程度 )で取り込むというのは品質的
にいかがなものでしょうか? これで最新の家庭用のディジタルカメラと
同程度の品質が得られるのなら、過去の写真も撮り込むことができるし、
写真以外の用途にも利用できるので、ワガママな私の要望に1番適してい
ると思うのですが。
長くなりましたが、要するに、ホビーユースとして、サービス版程度の
大きさの写真を家庭用のスキャナーで撮り込むというのは、画質的に言っ
て、どの程度実用に耐えうるのか。やはりディジタルカメラを購入する方
が良いのかお教えください。よろしくお願いいたします。
(A)
フィルムスキャナーも家庭用のけっこう安い物がでてきています。
フラットベッドやデジカメと変わらないくらいじゃないかな。
ブロユースとか家庭用とかの違いは、主に生産性にあります。
しかしながら、デジタル画像の分野は日進月歩で
ひどい製品もまだまだ多く、とくに家庭用のスキャナーや
デジカメなどはクオリティーのばらつきが極端です。
Webなどの表示目的なら画素数の中クラスのデジカメを
圧縮をあまりかけずに使うのがいいかもね。
最新のディジタルカメラは、性能が向上しているでしょうから、
選択肢になりそうですがそうとは言いきれません。
プリント目的ではまだまだたりないし、安くていいプリンターがないし
表示用としては大きすぎるし、色調はまだまだ。
中途半端です。
補正しきれない画質の劣化は、画素数ではなく記録方式にあります。
そう、圧縮方法がいけないんです。
40万画素でもびっくりするような高画質のデジカメもあります。
今の段階でホビーユースでは、写真を家庭用のスキャナーで
撮り込む、この方法がベストだと思います。
普通の写真プリントの品質、とくにピントが重要ですが
しっかりした元の写真があれば、一眼レフタイプのデジカメよりも
奇麗なことはわかっています。
コツがいりますが、このデジセミの[連載]入力の知恵・画像の知識の
フラットベッドスキャナーを使いこなそう!編 が終わるころには
読者の皆さんは、スキャナーの性能を限界までひきだして手足のように
使いこなしている事でしょう。
ということで、 EPSON GT-5500 程度 では少々難がありますが
同価格帯のデジカメと比べればうんといいものができます。
☆ でも、デジカメとフラットベットスキャナーは、
☆ まったくべつものです。
☆ 使用目的にあった方を選択するのが
☆ いちばん正しいのではと思います。
フラットベットスキャナーについては、連載で書いていきますが
あるていどの基本性能と、画像の知識をもって使いこなせば
商業印刷に通用するすばらしい品質の画像を
作り出す力を持っているんです。
◎ = = = = = = = = = = ◎
◆「色温度って何ですか?」 ・ 栗原さんより
(Q)
お世話になります、栗原と申します。
画像処理は、知識もないまま、1年以上やっているのですが、
基礎が全く無いため、メールマガジンに申し込みました。
聞くのも恥ずかしい質問なんですが、
「色温度」って何ですか? どうやって調整したら良いんですか?
頑張ってついて行きますので、ご指導お願い致します。
(A)
これは、大切なことですので、
この号の「完全無欠の家庭向キャリブレーション」で
解説いたしました。
調整方法については追って進めていきます。
◎ = = = = = = = = = = ◎
◆[デジカメのピンボケ、ブレ対策] ・ せっちゃんより
(Q)
デジカメ(QV−100)で何枚か取ってみたんですが、
画像がぶれていたり、ピントがぼけていたり、
どうにもこうにも納得がいく写真が撮れません。
そういったことに関するヘルプもよろしくお願いします。
(A)
画像がぶれていたりというのは、カメラをしっかりホールドすれば
よくなるケースもあります。
薄暗い所ではスローシャッターになりますので気をつけてください。
(ストロボの無いものは)
反対にデジカメのストロボ使用は、
露光オーバーに十分に注意してください。
デジカメのCCDはダイナミックレンジが狭いので
白く飛んでしまった部分は255レベルに飽和してしまって
もうどうにもなりませんので。
このあたりが、フィルムを使う普通のカメラとの大きな違いです。
デジカメは明るさ(明暗比)に関しては難しいんです。
ピントがぼけていたりは、カメラの構造をわかってあげれば
あるていど防ぐこともできます。
オートフォーカスの場合、画面の真ん中にピントが合うように設計されて
いるものがおおいですから、ピントを合わせるものを画面の中心にいれて
(フォーカスロックがあればロックしてからフレーミングして)
撮影すると合いやすくなります。
どちらにしてもデジカメ自体がまだまだ不完全で
特に、写真のカメラメーカー以外の製品(ビデオ主流メーカーなど)は
基本性能がめちゃくちゃなので、
画質優先の方は、手を出さない方がいいでしょう。
ても、無いよりは安いデジカメ持ってる方が便利だよね。
◎ = = = = = = = = = = ◎
◆[PCカードで取り込みできるのでしょうか?]
田中さんより
(Q)
先日、エプソンのEP−500を買ったのですが、
画像取り込みにはケーブルを使っています。
パソコンは、富士通のFMV-F3−167デスクトップで、
通信ポートが一つしかなく、ISDNで使っています。
いちいち、ケーブルをつなぎ直さなくてはなりません。
パソコンには、「PCMCIAソケットがインストールされていません」
とパフォマンスにはでているのですが・・・。
PCカードで取り込みできるのでしょうか?
何か他によい方法はないでしょうか。
(A)
この環境のことはわからなかったんで従兄弟の大先生に
教えてもらったんですけど、・・ サンキュー (^^ゞ
おそらくCP-500のことだとおもいます。
デジカメですか、エプソンの。
フラシュパッカーミニを使えば、PCカードスロットにさして
直接画像を取り込めるはずですよ。との事。
くわしくはこちらまで。
http://www.i-love-epson.co.jp/products/tp/camera/cp500/cp500.htm
◎ = = = = = = = = = = ◎
◆[ホームページについて] ・ 竹腰さんより
(Q)
ホームページをお持ちでしょうか? 色々詳しくご説明
いただいても、内容がグラフィックス関連なので、
やはり「百聞は一見にしかず」的な要素が残ってしまいます。
もし、ホームページをお持ちでしたら、是非メールマガジンと連動させた
ページを作っていただきたいと思います。
やはり、文字だけの伝達手段では
グラフィックを説明するのが難しいと思うのですが、いかがでしょうか?
(A)
残念ですが、ホームページはまだ作っていないんですよ(;_;)
ただいま計画中ですけど、メールマガジンの方が相互のやり取りができて
希望に添いやすいと思って、まず、スタートしました。
ホームページは、どうやって作るのか詳しく知らないんだな・・じつは。
ホームページに画像を入れても、しょせんアタリ画像ですので
比較画像をのせても結局、伝わりにくいというきがします。
でも、文字だけよりかはずっといいと思い、
そのうちにHPを準備したいという思いは、とってもあるのですが
どのようにすればいいのか、通信は詳しくないので困っています。
だれかたすけて! (^_^;)
◎ = = = = = = = = = = ◎
□□□ From Reader's □□□
菅沼さんより
先日、モニターの色温度、5000゜Kでは赤くなっちゃうと言って、
それは逆だよと教えてもらったところの、菅沼です。
早速キャリブレーションのコーナーを作っていただき、期待に胸を
膨らませております、とはちとオーバーかもしれませんが、
いや、いや本当に、それがきちっとできるならば私の目の上の
たんこぶがとれてすっきりすること請け合いなのです。
おそらくこの問題もまた、DTPをしようと思っている連中にとっては
「結局マックで印刷なんて言っても色校は目で確かめながら
Yを何パーセントとか指定するのが一番安心だよなってことに
なってしまう鬼門であるような気がしてます。
確かに機械のもっとも得意とするところは、
大量正確迅速ということのはずでありますが、実査にには慣れ親しんだ
手や目の感覚の方が信じるに足ると言うことだと思います。
もちろん自分の感覚が信じることができないようでは、
困ったもんですが、機械にもっと自分の言うことをたくさん
聴いてもらいたいもんだとも思うのです。
私は、キャノンIX4015を使っていましたが、ニコンのLS1000フィルム
スキャナーを買い、階調ときめ(どっちも同じか?)の細かいことの
驚きました。たぶんデジカメなんかも同じじゃないかと思うのですが、
dpiの数よりも階調の表現を決めるのは、一色あたりのビット数
なのじゃないでしょうか。あ、なんかここまで書いてきて、
ずいぶん間抜けなこと言ってるなって思いましたが、この
フィルムスキャナーの色はきれいだなと、かんげきしてるんです。
そして、この性能を生かすためには、フォトショップの使い方が
これまた重要になるんですね。
どこまで行っても、私たちにとってはブラックボックスなマックです。
真っ暗にしないで、足元明るくだね。
早速、蛍光灯をかってきまーす。
そんなかんじです。
細かい事を言えば、濃度レンジがいちばん性能を左右するのですが。
あとは、いかにビット落ちを防ぐかで、デキが左右されます。
また、プリントよりもフィルムの方が情報量が多いのは、
あたりまえのことですが、
フラットベッドスキャナーの場合、性能次第では
拡大率や濃度レンジなどの問題で透過原稿よりも、
プリントしてから反射原稿として取り込んだ方がうまくいくことが
よくあります。
まあ、フィルムスキャナーがあるなら、ポジとかから入力すると
かなり奇麗かと思います。
(オーバーネガ、ポジはアンダーのものは濃度レンジからはみ出して
しまうので、奇麗に取り込めませんよ。一般的に。)
本当は、ネガフィルムの方が情報量が多いと思うんだけど・・・
◎ = = = = = = = = = = ◎
メールのお便り募集しています。
このデジタルフォトクラブのコーナーは読者の皆様からのご意見に
お答えしたり、フリートークするコーナーです。
質問でも意見でもなんでもおよせください。
あてさきは、< tsuji@chitanet.or.jp >です。
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[いいもの紹介]
HIDEYUKI@初心者講座発行者さんより
マイクロソフトマウス最高です。(^^;
でも、WindowsOnlyと思います。(^^;
◎ = = = = = = = = = = ◎
栗原さんより
私の使っているソフトなんですが、microgrfxのグラフィックスゥイート2
なんですが、(標準小売り価格48,000円)実売 約33,000円
この中に入っているピクチャーパブリッシャー7は、photo shopに
負けず、劣らずのソフトです。保存したファイルでも、さかのぼって、
ある一カ所の仕事だけ削除できたり、機能が多くて、まだ
使いこなせていない状態です。その他、中に入っているソフトも
強力な物ばかりで、大変気に入っています。windows95専用ですが、
photo shopが高いと思っている方、お勧めです。
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□ いろんなお便りお待ちしています。必ず返事出しますよ。(^。^)
□ 投稿などで、匿名希望でという方はペンネームを添えて、
メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。
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無料で発行しています。( http://www.mag2.com/ )
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◆◇◆ 「デジタル写真セミナー」 1月号 No.5 ◆◇◆
発行人 辻 徳明 tsuji@chitanet.or.jp
発行所 TOTAL PHOTO STUDIO 辻写真館
このメールへのご意見ご感想、転載許可や何かお恵みは
< tsuji@chitanet.or.jp > にお知らせください。
Copyright (C) 1997-1998 by Tokuaki Tsuji
Presented by "PhotoStudio TSUJI" Chita-city Aichi Japan
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