4F 資料室

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ***** インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ******     デジタル写真セミナー   2月号   No.7     只今、このデジセミのホームページを作る企画をしています。     腕に覚えのある方は、どうぞアドバイスをよろしく!     最近バックナンバーの問い合わせも多く、     これも取り出せるようにがんばっていますので・・・。 ***********************************                        発行・配送数: 1081 部 目次  ・ [特集]  自分のプリンターの特性を知ろう  ・ [連載]  完全無欠の家庭向キャリブレーション           (黒レベル・白レベル編)  ・ [連載]  入力の知恵・画像の知識           (フラットベッドスキャナ−を使いこなそう・3)  ・ [連載]  ちょっとかしこいフォトショップ・テク           (初心者のための環境設定)  ・ [連載]  アナログ男の‘グチ’  ・ デジタルフォトクラブ (質問コーナー)  ・ いいもの紹介  ・ [新設・今月のデジタル写真用語] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [特集] 自分のプリンターの特性を知ろう・前編 この特集で、何か実践的なことをしようと思って考えていたら、ふと モニターとプリント画像の違いのことを思いつきました。 モニタ−はRGB、プリンターはCMYKを使いますし、光とインクの 表現範囲の違いは歴然としています。 ですので、以下の作業をしてその違いをカバーできる設定を作って 自分のプリンターの特性を知っておきましょう。 前編は、「はたして自分のプリンターは、画像データを生かしきって いるかどうか」ということを調べてみる方法です。 後編は、モニタ−のキャリブレ−ションができてから 発色の違いについてのギャップを埋めて生きます。 実際の作業 1 レタッチソフトなどで、新規にA4くらいの真っ白な画像を作って   立10×横4個のマスを書いてください。   ひとマスは2センチ角程度もあれば見やすいと思います。   この画像を2枚作ってください。 2 一枚は、調子の再現できる明部の限界を調べるために、   いちばん上の段に左から、RGBのレベル値を   R;1、G:1、B:1、のいちばん薄いグレー、   そのとなりのマスにR:0、G:0、B:1のいちばん薄いブル−、   その横のマスはR:0、G:1、B:0、の同グリ−ン、   そしていちばん右のマスはR:1、G:0、B:0、の同レッドに   なるように塗りつぶして、   2段目は、1を2に変えて2番目に薄い色に塗りつぶし、   3段目は、1を3というように   10まで、10段目のマスまで塗りつぶして下さい。 3 もう一枚は調子の再現できるシャドウの限界と最大濃度を知るために   いちばん上の段に左から、RGBのレベル値を   R;255、G:255、B:255、のいちばん濃い黒を、   となりのマスにR:0、G:0、B:255のいちばん濃いブル−、   その横のマスはR:0、G:255、B:0、の同グリ−ン、   いちばん右のマスはR:255、G:0、B:0、の同レッドに   なるように塗りつぶして、   2段目は、255を254に変えて2番目に濃い色に塗りつぶし、   3段目は、255を253というように   246まで、10段目のマスまで塗りつぶして下さい。 4 この2枚を手元にあるプリンタ−でプリントアウトして下さい。   あくまでも、RGBで作ったデ−タをプリントします。 5 さて、どうでしょうか?   あなたのプリンタ−は、どの範囲が再現できているでしょうか。 「結論」・この結果を見て、再現できていないレベル値のデ−タは   あっても無駄、いや、白飛びや黒つぶれで有害ということになります。   デ−タとしては、256階調あっても、そのすべてをプリンタ−が   再現できるとは限らないのです。   特に昇華型のプリンタ−の場合は注意が必要です。   あらかじめ出力するプリンタ−が決まっている場合は、   その範囲内でデ−タを作るようにするのが得策です。 この後編(彩度などに関すること)は、覚えていれば半年先くらいに 皆さんがキャリブレ−ションが終わってからやりたいと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [連載] 完全無欠の家庭向キャリブレーション2 今月と来月で、モニターの白と黒を、しっかりと標準色に 合わせる方法を紹介します。 今月は、コントラストとブライトネスの使い方です。 準備として、 まずモニターをフルカラー表示にして下さい。 マッキントッシュなら、1677万色(フルカラー表示) ウインドウズなら、True Color (24ビット) そしてモニターの色温度の調整できる場合は、 大まかに5000Kを選択して下さい。 それから、モワレを防ぐために表示解像度をいちばん低くしてください。 ◎では、‘カットレベル(黒)’のセットから始めます。   モニタを通電しないで観察してください。「黒」ではなくグレーの  はずです。まして、フードなしの状態では明るいグレーでしょう。  ところが通電して、写真などの画像を表示させると写真の黒い部分  は黒に見えます。ブラウン管の向こう側から観察者に向かって光が  出ているにもかかわらずです。この状態では、ヒトの目がグレーを  黒に見えるように調整しているため、その分、心理的に無理が生じ  ています。無理を最小に抑えるには、本来黒になるべき部分を、で  きるだけモニタの持つ一番黒い状態に合わせ込む必要があります。 実際の作業方法 (ブライトネスの調整) 1:モニタの調整に入る前に、モニタを十分にウォーミングアップ   させます。室内の環境にもよりまずが、30分以上   ウォーミングアップをした方が安定しているようです。 2:真っ黒の画面を作成し、左右どちらか、ブラウン管から   はみ出す位置に移動させ、モニタのガラス面の黒いフレーム部分と   黒い画像がかさなるようにします。   3:モニタのガラス面の黒いフレーム部分と黒い画像の境界部   分が「ごくわずかに見える」ギリギリの明るさになるように、モニタの   「プライトネス(カットレベルとかシフトと呼ぶ機種もある)」   ダイアルを調整します。   つまり、モニタヘの信号が「ゼロ(真っ黒)」の時に   理想的に一番黒くなるように、ハードウエアを調整したわけです。 ◎次は、ゲイン(白)の調節です。  画像のまっ白い部分がモニタで同じ濃度になるように調整します。 実際の作業方法 (コントラストの調整) 1:白地の新規画像をつくり、画面全体に拡大して表示させます。   2:取り付けていたフードを取り外し、モニターの隣にならべて   真っ白の紙を(プリンター用紙などを 数枚重ねて裏からの光を   完全に遮ります)セロテープでモニタの画面と並べて貼り付けます。 3:ターゲットに、プリントを観察するときと同じ照明を当でます。 4:モニタの「コントラスト(ゲインと呼ぶ機種もある)」つまみを調   整して、白い領域をできるだけ貼り付けたターゲットの白に   濃度が近くなるようにします。 (色味は来月合わせます)   この設定を動かした場合はもう一度、カットレベルを微調整します。 来月は、R・G・Bをそれぞれ調節してモニターの青みを取り、 ターゲットの白と同じ白い色に近くなるようにします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [連載] 入力の知恵・画像の知識 フラットベッドスキャナーを使いこなそう! Part3 ●スキャン解像度と画像解像度  「スキャン解像度」は、「読み取り密度」とか「入力解像度」とも言う。 単に解像度とか、解像力と呼ぶこともある。 要するに、【読み取りたい原稿を、どれだけ綱かく切り刻んで 画素を作り出すか?】という能力を表す。 一方、「画像解像度」という言葉がある。  こちらは、【出力するときに仕上かりサイズに対してどれだけの 画素が割り当てられるか】を指す。この複雑難解な点を箇条書き にして解説しながら、デスクトップスキャナのスキャン解像度に 関わる限界を説明します。 ・印刷物は網点で階調を表現している。  この点についてはこのコーナーではわざわざ説明はしません。 ・カラーの一般的な商業印刷物や出版物では、  網点は1インチに175個程度ある。   一般に175lpiとか175線と呼ぶ。dpiとはちがうよ。 ・いろいろな理由から1個の網点は4個の画素で作られる   (一辺なら2個の画素)のが一般的である。  したがって、仕上がり印刷物上の画像には、  その画像の網点の総数の4倍の画素が必要である。 ・一般に仕上がり印刷物よりも原稿のサイズは小さい。  小さいサイズの中に、必要な画素を生み出すには  細かく読み取ることになる。これが「スキャン解像度」です。 ・仮に、4×5インチの仕上がり画像の  掲載された印刷物があるとすると  短辺4インチ中には、4×175線=700個の  網点が並んでいることになる。 ・700個の網点を作るには、その2倍の画素、  700×2=1400個が必要になる。 ・原稿のサイズは35ミリポジとすと、短辺の長さは1インチある。  この短辺1インチに、1400個の画素を割り当てねばならない。 ・つまり、1400dpiの「読み取り密度」、  すなわちスキャン解像度が必要というわけである。 以上のように、原稿の1インチ幅の部分を4インチに拡大する、 つまり400%の拡大率を得るためには、175線の印刷物の 場合で1400dpiのスキャン解像度が求められる。 今回仮定したスキャナーの最大スキャン解像度を よくある1200dpiとすると、400%の拡大は理論的には 不可能ということになる。 ただし、実際には、いちがいに不可能でもない。 必ずしも、1個の網点に4回の画素を割り当てる必要性はないからだ。 つまり、1インチ175線の網点に350画素(175×2)を 割り当てなくてもいい。 画質は若干落ちるが300個の画素、 あるいは200個の画素でもどうにか使える。 仮に仕上がり幅1インチあたりに300画素を割り当てると、 4インチでは1200dpiとなる。 このスキャナーは、実質的には400%まで拡大可能という理屈になる。 スキャンドライバや、レタッチソフトで解像度を拡大しても同じような ことだけど、スキャナー本来の機械的な光学解像度を越えているので 画質が低下することはしかたありません。 スキャナ−の光学解像度が1200×600ppiの場合は、 (ある裏技を使わなければ)600ppiで取り込んでレタッチソフトで 補完して解像度を拡大したほうがうまくいくことが多いんですけど・・。 来月は「ハイライトとシャドウの再現能力」階調についてです。 だんだん難しくなってきますが、じっくりと読んで少しづつでも 理解する努力をしてみてください。 わからないことは、相談にのりますよ。知識としては来月がピ−クかな。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 3 このコーナーは、あくまでも実践のテクニックを取り上げていく つもりですが、今月は初心者向けにちょっと思考を変えて、 フォトショップの設定テクニックを紹介します。おっと、これも実践ですね。 こういうところがまず最初につまずく項目だと思いまして・・。 では、メニュ−バ−のファイルから環境設定の各項目を開いてみてください。 環境設定  一般   「カラーピッカー」は、私の場合、フォトショップ形式にしてあります。    カスタムカラーが選択できるし、印刷不可能な色を警告して    くれるので、印刷関係の作業に向いています。    Apple(Windows)形式は、印刷を想定していないときに    選択して下さい。こちらの方がわかりやすいと思います。   「画像補間方式」は通常、バイキュービック法にしていて、    場合によって、解像度コマンドを実行するときにその場で    ニアレストネイバー法に切り替えるときもあります。   「アンチエイリアスポストスクリプト」は、イラストレーターなどの    ポストスクリプトデータを読み込むときに、アンチエイリアスを    かけるかどうかを選択します。私はチェックを入れています。   「ツールのヒント表示」は、慣れるまでは使った方がいいですよ。   「カラースライダの機能拡張」と「パレット位置保存」は    チェックを入れています。   「クリップボードへ転送」は、クリップボードに入ったフォトショップ    のデータを他のソフトで使うときにチェックを入れておきます。   その他の項目は、好きにして下さい。そのままでもかまいません。  ファイルの保存   保存時にプレビュー画像を付けるかどうするかの設定をします。   バージョン2.5との互換は、必要ない方は、はずしてください。  画面表示・カーソル   画面表示は、よほど古い機種でパワー不足なときだけは速度優先で。    フォトショップでCMYK変換しなければ関係ないけどね。    他のチェック項目は、各種補正のアニメーション表示だけ、    私の場合チェックしています。   ペイントカーソルは、ブラシサイスが使いやすいと思います。  透明部分・色域、  単位・定規、  ガイド・グリッド   これらの項目は、好みで設定してかまいません。    めんどくさければ、デフォルトのままで十分だと思います。  プラグイン・仮想記憶ディスク   仮想記憶ディスクは、2つ以上のボリュームがある場合設定します。    フォトショップの巨大データの処理速度を左右する大切な設定    ですので、I/Oが速く、容量の十分なディスクを選択して下さい。    断片化しないために、つねにからっぽのHDDが、理想的です。    ディスク1がいっぱいになると、ディスク2を使用する構造です。    データを振り分けて同時にアクセスできればもっと速くなると    思うんだけど、RAMがいっぱい積んであればたいして違わないかな。  メモリ・画像キャッシュ   「キャッシュレベル」はRAM容量とお好みで。   「ヒストグラムにキャッシュを使用」は、    狂いが生じますので、必ずチェックをはずしてください。 「カラー設定」の各項目に関しては、印刷に使うときに関係してきますが、 モニタだけは設定しておいた方がいいと思います。  モニタ   この設定は普通、「その他」にして、ガンマを1.8、白色点を    5000Kか、5500Kにします。   RGB色座標は、この中に無いときは「カスタム」にして    メーカーまで電話で問い合わせます。    モニターの「白点とR.G.B」のそれぞれ「x,y」を聞くと    おしえてくれるばずですので、その値を入力します。   ちなみに、私が色を確認するときに使っているモニターは、    TOTOKUのCV173で、以下のようになっていると、快く    教えてくれました。同じモニターを使っている方は、    参考にしてこの数値を入力して下さい。     (白点は、入力するところがなかったかな?)           x        y    白点   0.283    0.298     R    0.625    0.340     G    0.290    0.605     B    0.150    0.070    それと、ウインドウズ版の場合は、ここに「キャリブレート」の   項目がありますので、必ずモニターのキャリブレーション   (色合わせ・ガンマの設定)をして下さい。 その他の「カラー設定」の各項目は、印刷に使うときだけに関係して きますので、関係ない方も多いと思いますし、条件によって変わって きて話が長くなるので、ここでは説明を省かせていただきます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [連載]アナログ男の‘グチ’ じつは、今月号からこのデジセミはダイナブックというかなり古いけど ノ−ト型のDOS仕様のマシンで原稿を打っているんです。 いままでは、デスクトップ機の置いてある寒い店に残って深夜にこそこそと 凍えながらの作業だったのですけど、ありがたいことに 読者の方からこのノ−トパソコンをプレゼントしていただけまして、 今は暖かい寝室でビ−ルなんぞを呑みながらできるようになりました。 ウインドウズではないので使いにくいけど、起動の速さには感激です。 ちょっとしたあき時間でも、車の運転中(これはやばいかな)でも、 いままで無駄にしてきた時間にさっと起ちあげて使えるのは、 私にとって、とてもありがたいことだと思っています。 これでホ−ムペ−ジの作成もスピ−ドアップできそうです。   (ホームページは、いましばらくおまちください。バックナンバーも    取り出せるように、この2月に全力をそそいで作成いたします。) HTMLの実際の表示が確認できないのがつらいけど・・・ ブラウザ−の使えるノ−トパソコンがあまってる方がいましたら 私にください。その他の支援物資もお待ちしております。(^^ゞ (だんだんとずうずうしくなってきちゃった) ずにのってはいけないんだけど、 時間をさいてまで無料のデジセミを発行することは考えていなかったけど (無責任で済むから無料で始めたんだけど)皆さんからいろいろな 支援物資をいただいたり、励ましのメ−ルが届いたりするなど 予想外の反響で、みんないいひとなんだって感謝の気持ちでいっぱいです。 デジタル写真という限られた分野なのにすでに1000部を突破するほど 大きくなってしまって、こりゃとことんやるしかないな。って感じです。 (そう、ついに1000部を突破していたんです。これを機会に広告でも  募集しようかな。広告も情報のひとつなので、よろしく。) ぜんぜんグチになっていないけど、今月は読者の皆さんにお礼を言いたくて この場をかりてお礼申し上げます。 いつもご購読いただきましてありがとうございます。 これからも、がんばって発行して行きますのでよろしくお願いいたします。 長文だけど読み飛ばさずに、すみずみまでじっくりとよんでくださいね。 プリントアウトして、バイブルとして活用してもらえれば光栄です。 それから、2月11日と12日の2日間、かみさんと4才の娘をつれて マイナーな鷲ヶ岳スキー場で遊んできます。 11日はスノボ、次の日はスキーをしますので一緒に滑りたい人や、 私に会ってみたい人は連絡ちょうだいね。 11日の夜にいっしょに呑みに行くのもいいね。(^。^) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ デジタルフォトクラブ (質問コーナー) [写真用語の解説] ・ 船橋さんより (Q)  教室楽しみにしておりました。が、  専門すぎてPC若葉マークの私には難解でした。  昨年にデジカメ「コダックDC25」を購入して、  ただ写すだけで精一杯です。  が、いろんなHPで皆様の作品を見ると廻りにぼかしがはいっていたりと、  すごい加工がして見栄えがゼンゼン違いますね。  聞けば「フォトレタッチ」で加工したとか。チンプンカンプンです。  初心者にもわかりやすい教室にしていただきたいと願う私であります。  キャブレーションって何ですか。 (A) はじめは難しいと思いますが、デジタル写真の基本的な理屈がわかれば 自分でつぎつぎと応用ができるようになるものです。 「こうするときは、こうしてください」というような説明だけでは、 それ以外のことは、いつまでたってもできるようにはなりませんので。 デジタル写真の基礎知識がひととおり終わったら、デジタルであるがゆえの 写真の作り方のコツみたいなソフト的なことにもふれてみるつもりですが、 まず用語の解説が必要なようですね。 ちょっと前に、フジフィルムのおえらいさんが年始の挨拶に来ましたので そのときに協力をお願いしました。とってもいい初心者のための 説明が載っている資料をいただきまして感謝しております。 「フォトレタッチ」とは、デジカメやスキャナーで取り込んだ画像を レタッチソフト(フォトショップとか)を使って きれいに修整をすることです。 取り込んだだけの生画像データは、ただの素材でしかありません。 ちょっと言い過ぎかな? でも、ハイエンドなドラムスキャナ−でも使わない限り、 現時点の家庭用のデジタル機器の画質では、これが私の本音です。 キャブレーションとは、モニターなどの色ををセットアップすることです。 買ってきたそのままでは、テキスト重視になっていますので 画像を扱えるように表示の色を、プリントの標準の色に近づける事です。 ◎  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  ◎ [スキャナーの出力ビット?] ・ 菅沼さんより (Q)   「スキャナーの出力ビット数を24ビットに変換するのか、   36または、48ビットの入力状態のままで出力するのか・・・」   これは、単純に、36ビットなどで取り込むか、   という意味なのでしょうか?   要するになんビットで処理するかという。   (A) スキャナーは普通、読み取るときは30とか36ビットという、 仕様に書いてあるビット数で読み、 レタッチソフトにデータを渡す前のドライバによって24ビットに 変換されているんです。普通は。 しかし、レタッチソフトが48ビット画像を扱える場合は なにも24ビットに落とさなくてもそのままの36ビットとかで レタッチソフトにデータを渡してやれば高画質が維持しやすいのです。 フォトショップ4とかライブピクチャーを使っているなら スキャナーのドライバの設定の、36または、48ビット出力を 選択してみて下さい。 24ビットに落とすのは、レベル補正やトーンカーブ、彩度などの 画質調整をしてから、レタッチソフトで行うといいですよ。 RAMに余裕が有るのなら。 ◎  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  ◎ □□□  From Reader's  □□□ こんにちは。伊巻です。 「キャリブレーションキット」が届きました!  ♪♭。°゜°。°゜°。°゜°。♭♪ 素晴しいです!! 「グレースケール」は写真なのですね。 辻さんのお仕事を考えてみれば当り前なのですが 普段プリンターの出力に慣れてしまっているので驚きました。 紙の厚さや光沢が違いとても美しいのものですね。 あとHTMLですが、「キャリブレーション」フォルダ直下の 「INDEX.HTM」は残念ながらリンクが切れた形になっています。 キットの構成としては、やはりこのまま「INDEX.HTM」が 「DATA」フォルダの外にあったほうがよいと思うので 面倒でも他のソースの書き直しが必要になるのではないでしょうか。 アイコンもメチャクチャかわいいし おまけのアクションパレットはとてもうれしいです。 「レベル補正解説」のアニメーションも分かりやすくて 一歩前進という感じ!v(^o^ 是非、ご紹介いただいた『Season Palette』について もっと詳しい事を教えください。 「キャリブレーションキット」をいただいて ますます『デジセミ』というか辻さんのファンになりました。   あまりにうれしくて載せさせていただきました。   指摘の解説のHTMLはさっそく改良いたしましたので。(^^ゞ   早急にお知らせいただいてたすかりました。ありがとうございます。  高価な市販のグレ−スケ−ルはもったいないと思っている方は  キャリブレ−ションキットの注文をメ−ルにてお待ちしています。 ◎  =  =  =  =  =  =  =  =  =  =  ◎ メールのお便り募集しています。   このデジタルフォトクラブのコーナーは読者の皆様からの              質問やご意見にお答えするコーナーです。  From Reader's では、フリートークしましょう。HP紹介も待ってます。   読者のみんなへの呼びかけや、いい企画などなんでもおよせください。          あてさきは、< tsuji@chitanet.or.jp >です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いいもの紹介 んー。最近いいものって少なくなってきましたねー。 なんだか世の中進むべき方向がどっち向いているんだか・・・ こんななか、ささいなこものをちょっと紹介します。 その1・ブロアー   これは写真用品で、巨大な浣腸みたいな形をしたしろもので、   レンズやフィルムのほこりをとばしたり、カメラのこまかい隙間に   はいったものを吹き飛ばすためのものです。   キーボードの隙間や、FDやMOのディスクとかドライブの   掃除をするのにもってこいです。   ブラシのついているものや小さいものはクソの役にも立たないので   一番大きいパワフルなブロアーを選びましょう。 その2・色評価用蛍光灯   演色性が良く、太陽光に忠実な色再現の蛍光灯ですが、   家電屋で売っている3波長形の蛍光灯と比べて、高性能なのに   値段が同じなんです。   私は問屋から買うので、こちらの方が安く手に入るほどです。 その3・したじき   言わずと知れた文具のしたじきです。   大きいし、安いし、これってマウスパットに最高ですよ。   好みですが、私は艶消しになっているものが好きで、テーブルに   両面テープかなにかで張りつけて使います。キーボードではしっこを   ふんずけておいてもいいと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■2月号で新しく出てきたデジタル写真用語■□■  初心者にも理解していただくためにこのコ−ナ−を新設しました。  前回の「号外・デジタル写真用語集」と同様に、  プリントアウトしてこれを見ながらデジセミを読めばわかりやすいよ。 [コントラスト]   丸が白と黒で半分ずつ塗ってあるマークがコントラストの調整する   ところです。どんな二足三文のモニタ−にも付いていると思います。 [ブライトネス]   おひさまのようなマークが、ブライトネスを調整するところです。   どんなたたき売りのモニタ−でも付いていると思います。 [カットレベル]   モニタ−の表現できる黒の限界のことで、   主にブライトネスのつまみを操作して調整します。 [フード]   部屋の照明が直接モニタ−に当たるのをガ−ドするものです。   モニタ−のダイナミックレンジが広がり、出力画像とのギャップを   うめて、プリントとモニタ−のちがいを小さくしてくれます。 [ゲイン]   モニタ−の白の明るさのことで、主にコントラストのつまみを   操作して調整します。色のちがいは、これで合わせることは   できません。明度だけです。 [ポストスクリプト]   アドビの規格で、印刷原稿では標準です。   EPSというファイル形式で、クリッピングパスというものが   使用可能なのでレイアウトソフトに貼るのに重宝します。 [アンチエイリアス]   フォトショップなどの画像データはピクセル単位のビットマップの   デ−タなので、アウトラインデ−タから置き換えるとファイルの   解像度になってしまいます。そのときにドットのカクカクした輪郭を   中間値を使用してなめらかな線に見えるようにしてくれる機能です。   場合によっては、ぼやけたようになってしまいます。 [ライブピクチャー]   フォトショップと対象的なソフトで、こまかなレタッチには   むいていないが、巨大なファイルをあっという間にこなしてしまう   のが特徴で、フォトショップとペアで使えば鬼に金棒。   大判のポスタ−の制作には欠かせないもの。   4〜50万円もしていたが、2年程前にバ−ジョンアップしたときに   フォトショップ並の値段になって普及してきた。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 2月刊号、いかがでしたか。感想をお寄せください。   気に入っていただけたら知り合いにも教えてあげてくださいね。   気に入らなかったら悪い所をメールでお知らせください。 □ 質問や投稿などで、匿名希望でという方はペンネームを添えて、   メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。 -------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 無料で配送しています。( http://www.mag2.com/ ) 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