5F 資料室
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***** インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ******
デジタル写真セミナー 3月号 No.8
ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!
わからないことなどはどんどん質問しましょう
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発行・配送数: 1208 部
□ みなさん、こんにちわ。
□ 暇なはずだった2月はDTPの仕事や講演依頼などが急に舞い込んで
□ ホームページ作りが遅れてしまっています。もうしわけありません。
□ それから、好評をいただいているキャリブレーション・キットの注文は、
□ 「3月15日の問い合わせまで」で一旦閉め切らせていただきます。
□ 制作にめちゃくちゃ手間がかかり、これから多忙な時期に入るので
□ どうかご了承ください。
□ ”必要な方は、お早めに。”
目次
・ [特集] スピードアップのツボ
・ [連載] 完全無欠の家庭向キャリブレーション
(色温度を正確にあわせる・編)
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(ハイライトとシャドウの再現能力)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(切り抜きのコツ)
・ [連載] アナログ男の‘グチ’
・ デジタルフォトクラブ (質問コーナー)
(OCRについて・ダイナミックレンジエンハンスメント?)
・ いいもの紹介
(ラミネーター ・ 350ml缶型のカメラ)
・ 今月のデジタル写真用語
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[特集] スピードアップのツボ
今回は、重たい画像と切っても切れない処理スピードの問題について
なんとか速くしてみようといくつかの方法を考えてみます。
それには、大きく分けて3つの方法があります。
1.ハードウエアによる加速方法。
2.ソフトや環境の設定によるスピードアップ。
3.操作方法によるスピードアップ。があります。
ハードウエアによる方法は、多かれ少なかれお金もかかるし、リスクが
多少伴いますが飛躍的に加速させる方法です。
安全な方法では、RAMを増設する(ファイルデータの5倍以上必要。
軽いデータには効果があまり無い)
グラフィックボードを使う(粗悪品に注意!かえって遅くなる場合あり)
I/Oの速いSCSIとHDをそろえる。
(RAIDシステムやワイドSCSIなどがかなり有効)
最速マシンに買い替える(これを言っちゃーおしまいよ?)
フリーズ覚悟で賭けにでるには、(うまく安定していれば安上がり)
最速CPUに交換する(いがいとうまくいくことが多いらしいが
ぼくは、システムエラーに泣かされて水の泡と消えた)
クロックアップに賭けてみる(仕事で使っている人はやめた方がいい)
ソフトや環境の設定によるスピードアップ方法はぜひ試してください。
仮想メモリをI/Oの速い内部バスのディスクに設定する。
仮想メモリにしてあるディスクは常にからっぽにしておく。
(からっぽが無理なら、パーテーションをきってディスクの外週に
なるほうのボリュームを空にしておいて仮想メモリに割り当てる)
基本ですけど、レタッチソフトにたくさんのメモリーをわりあてる。
(マックならシステムの使用する容量を引いた残りの
90から95%を割り当てる。ウインドウズは、80%に設定)
操作方法によるスピードアップも覚えておくといいですよ。
こまめに保存する。(保存することによってファイル容量が軽くなる)
コピー・ペーストではなくドラッグアンドドロップを使用する。
(クリップボードの負担が無くなり予期せぬエラーも回避できる)
レイヤーはこまめに結合して、不要なレイヤー、アルファーチャンネル、
パス、クリップボードのデータはすぐに削除する。
(アルファーチャンネルで済むものはわざわざレイヤーを作らない)
スクリプトとアクションパレットを活用して作業効率をよくする。
これらの項目のできそうなことすべてを併用することで巨大なファイルが
多少スピーディーに操作できるようになるでしょう。
最期に、処理の速い画像処理ソフトもありますので紹介しておきますが、
万能ではありませんので、フォトショップなどのレタッチソフトと
併用することが前提となります。
・ライブピクチャー(こいつとフォトショップは仕事の必需品)
・XRES(レタッチ機能とペイント機能の両方できるソフトだが
「できる」であって、けして「使える」とはいえない)
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[連載] 完全無欠の家庭向キャリブレーション3
今月はR・G・Bをそれぞれ調節してターゲットの白に
色味が近くなるようにします。
先月と同様に準備として、30分以上ウォ−ミングアップをして、
モニターをフルカラー表示にして下さい。
マッキントッシュなら、1677万色(フルカラー表示)
ウインドウズなら、True Color (24ビット)
そしてモニターの色温度の調整できる場合は、
大まかに5000Kを選択してあることを確認して下さい。
●モニタ−の正確な‘5000K’のセット方法
まずは、モニタ−又は、グラフィックボードの
色温度調整ツ−ルを呼び出してください。
モニタ−本体や、グラフィックボードにRGBが個別に調整する部分が
ないものは、マックなら、モニタ−に付属してきたソフトを起動します。
ウインドウズの場合は、画面のプロパティ−の中にあるはずです。
そんなもの、なにもないぞ!?っていう場合は、
マックなら、「ガンマ」というコントロ−ルパネルを使えば
すべてが完璧に調整をすることができます。
この「ガンマ」は、アドビのフォトショップというレタッチソフトに
ついています。そんな高価なソフトなんて買えないよっていう方も
ご安心ください。雑誌の付録などに入っている体験版(Tryout)にも
完全版と同じ「ガンマ」が入っているので、ちゃっかりそれだけを
システムフォルダのコントロ−ルパネルの中にコピ−して使うといいですよ。
でも、なぜかシステム起動時にうまく作動しないことが多いので
起動項目のフォルダにエイリアスを入れておけば完璧です。
私の場合は、アップルメニュ−にもエイリアスを入れてあります。
出力機が何台もあるときは、それぞれのプレビュ−が見れるように
それぞれの機器の設定にすぐ変更できて便利です。
(個体差があったり、紙地の色が違うため)
ウインドウズの場合は、フォトショップを使っているなら心配なしです。
メニュ−バ−から「ファイル」→「カラー設定」→「モニタ」を開いて
→「キャリブレート」というボタンを押すと、調整ツ−ルがあります。
では、プリント用紙をモニタ−の横に張り付けた状態で、
モニターに表示させた真白の画像(各色ともに255レベルの画像)と、
グレースケールの白または、プリント用紙の白の色が同じになるように
各色を調節しますが、
必ずR・G・Bのどれかひとつを「フル(255)」にして、
右の白い3つのスライダのうち2つのみを動かして調節して下さい。
ターゲットに5000Kの照明があたっていれば
このタ−ゲットの白にモニターの白を合わせることにより、
かなり高精度にモニターキャリブレーションができてしまいます。
調整が完了したら、あとは来月説明する、ガンマを1.8にすれば
モニターキャリブレーションは終了ですが、
色相バランスのくずれているモニターでは、白をちゃんと合わせても
グレーの色が偏ってしまいます。
このようなモニターの場合は、今は白をきちっと合わせておいて、
あとでグレーの色も調整する必要があります。
来月は、中間濃度とグレ−バランスを合わせて、
このモニタ−キャリブレ−ションはすべて完了します。
この調整には、「標準グレ−スケ−ル」が必要になりますが、
市販のものはかなり高価ですのでホビ−で購入するのはもったいないと思い、
私がオリジナルのものを作りました。
カラー濃度計できちっと測定して作ってありますので市販品に負けない
精度にできあがっています。
これを送料込みので実費の¥1000でお届けいたしますので、
わけてほしい方は、まずはメ−ルで問い合わせてください。
キャリブレ−ションの解説書と必要なデ−タをセットにしてありますので
マック用かウインドウズ用か、環境とかも知りたいのでよろしくね。
本当は千五百円か二千円にして手数料を儲けてやろうとも思ったのだけど
それではまるで何かの商法みたいなので、やっぱり実費ということで。(^^ゞ
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
フラットベッドスキャナーを使いこなそう! Part4
●ハイライトとシャドウの再現能力
印刷物の画像を観察評価するときに、プロの管理者が最も重要視する
ところは、その画像の中のハイライト部分にある階調とシャドウ部分の
階調(一番明るい部分よりもごくわずかに暗い部分と、一番暗い部分よりも
ごくわずかに明るい部分)なんです。
これをひらぺったくいうと、【紙地の白に微量のインキが
印刷される部分と、インキかベタではなく微量に
白(紙地)の点がのこる部分】ということになる。
これらの部分を「ハイライト点」「シャドウ点」と呼ぶ。
印刷物の階調は、限りがあります。
それは、写真のカラープリント(反射原稿)や、リバーサルポジフィルム
(透過原稿)と比較すると、濃度のレンジ(幅)には大きなちがいがある。
元になった原稿を横に置いて印刷物と比較してみるとよくわかります。
元原稿の黒い部分には「しまり」があり、黒がより濃い純黒です。
これを「最大濃度が高い」と言い、原稿の白い部分から
黒い部分の[濃度の幅が広い:原稿濃度域が広い)とも言う。
印刷物の最大濃度は元原稿よりも浅いので、同じ濃度で合わせると
ある原稿濃度以上は再現しようにも再現できなくなる。
そのままでは原稿の途中の濃度から先が最大濃度で飽和してしまい、
階調(濃度の変化)が無くなってしまうんです。
そこで、印刷物の画像は「階調圧縮」をします。プリンタ−も同じ。
「圧縮」というと、JPEG圧縮などファイル容量を小さくすると
思われるが、まったく別の意味です。
階調圧縮はややこしい話なので、
きちんとモニターのキャリブレーションをして、自分の眼で診て
信用できるモニターにしておくことがいちばん簡単な解決方法です。
再現の違いをユーザー自らがある程度意識して操作しなければ
ならないわけは、デスクトップスキャナが印刷・プリント出力用の
画像データを得るためには特化されていないからなのです。
階調圧縮の必要性は、出力された画像の再現濃度域が
原稿濃度域よりも狭いからしかたありませんね。
それに、デスクトップスキャナの濃度を読み取る能力に限界があります。
デスクトップスキャナは、光センサーにCCDを使っているが、
CCDは、シャドウ部分の濃淡変化を読み取る能力に限界がある。
この能力のことが、前回も出てきた「ダイナミックレンジ」ですね。
たとえば、原稿のハイライトの濃度値が0.1の部分からシャドウの
濃度値が3.5の部分までの明暗変化を読み取れば、
ダイナミックレンジは3.4という具合です。
さて、ハイエンドスキャナの光センサーに使われている
「フォトマルチプライヤー」のダイナミックレンジは4.0を
かるくクリアーしているけど、一般的な家庭用の
CCDのダイナミックレンジはせいぜい3.0弱程度のものが主流です。
ところが、原稿濃度域は反射原稿で最大2.8程度、透過原稿では
3.3〜3.6程度はある。CCDを使った家庭用スキャナでは、
使い方しだいで、反射原稿なら最暗部までなんとか濃淡変化を
読み取れるけど、透過原稿は原稿の暗部の微妙な濃淡変化を読み取れず、
ノイズを拾ったり、黒くつぶれて(白く飛んで)しまうんです。
これらの理由から、デスクトップスキャナで写真原稿を
スキャンして優れた品質の画像を得ようとするときには、
それなりのスキャンテクニックと、きちんとポイントをおさえてある
基本性能の備わったスキャナーが必要なんです。
同じ価格帯のものでも、驚くほどきれいさが違うのは、カタログスペック
とは違う部分でこのダイナミックレンジを生かしてあるかどうかです。
ちょっといいものは、ランプパワーの調整ができ、多くがカバーできます。
調整の付いていないスキャナーでも、透過原稿に関しては裏技があります
のであらためてご紹介したいと思っています。おたのしみに。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 4
今回は、合成するときの切り抜きのコツ(基本編)をお話します。
合成のしかたにはいろいろな方法がありますが、
確実なやり方として、おおまかに説明すると、
1・ペンツールを使用してパスを切って、方向点切替ツールで修正する。
2・選択範囲に変換し、コマンド+Jでレイヤーを作る。
3・その画像をドラッグアンドドロップで合成する画像に持っていく。
4・選択範囲を呼び出して境界線を広げてぼかしてなじませる。
5・証明効果を使ってライティングの調整をする。
6・トーンカーブのカラーパレットを呼び出してスポイトで色調を合わせる。
というような方法が一般的です。(実際にはもっと項目があるけど)
この中で、合成の出来を左右するもののひとつが選択範囲の作り方です。
選択範囲を作るには他にもいくつかの方法がありますが、結局作業効率を
考えるとこのパスを切った方が早い場合が多いのです。
他の方法とは、なげわツールを使う、自動選択ツールを使う、
クイックマスクを使う、これらを併用して行うんですが、
どうしてもいまひとつ仕上がりが良くないし、結構手間もかかる。
(自動選択ツールは状況によっては大変に有効なことがあります)
ということで、ペンツールで切り抜くコツなんですが
どんな画像もかならずボケがあるはずなので、そのぼけている部分を
拾わないようにすることです。
ようするに、切り抜きたい画像の輪郭のわずかに内側を選択範囲に
すればいいんです。
背景の要素を持っていない輪郭のところを
ペンツールでアンカーポイントを落としていき、ベジェを描く要領で
方向点の切替えツールを使ってパスのかどを丸めて
輪郭の内側に沿わせていけばいけばいいのです。
背景の要素を持っていない部分の輪郭がわかりづらい場合は、
普通に輪郭に沿って選択範囲にしてから、
選択範囲の縮小を行えば、だいたいうまくいくはずです。
縮小するピクセル数は、画像のボケ具合で調節してくださいね。
今回は切り抜くときのコツなので、ではこの辺で・・・
フォトショップも4Jになってから、マッティングコマンドがなくなって、
便利だったフリンジ削除や白・黒マット削除が無くなってしまった事を
心からお悔やみ申し上げます。(;_;)
人
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[連載] アナログ男の‘グチ’
ピクトログラフィー3000っていうプリンターを知ってますか。
出力されたものを商品として扱える唯一の超高画質プリンターなんですけど
こいつがなかなかのクセモノで、がんばればなんとか購入できそうな価格
だけど実際にはむつかしい。
本体が130万円ぐらいだが、専用のカラーマッチングソフトが10万円で
ポストスクリプトを使うにはさらに本体が買えるほどのものが必要になる。
これだけの投資をしても、A4サイズのプリントしか得られないので、
A3サイズの使い物になるピクトログラフィー4000にすると、
もう手の届く範囲ではなくなってしまう。ドウシタモンダロウ。
色褪せが早いのも気になるし、専用紙のランニングコストも。
そう思っていると、
普通のカラープリント用の印画紙に出力するプリンターも
性能がアップしてきたので、一考の余地あり。
ん〜。どれくらいに性能アップしたか、今月テストしてみるつもりです。
話は変わって、もう少し安い話題になりますが
メガピクセルの安いデジカメが結構出始めてきました。
中でもフジフイルムのファインピクス700はかなりいいらしい。
以前のDS300の画質にはガックリさせられたが、こんどはある程度
ハイライトの階調が改善されて、ダイナミックレンジも広くなったらしい。
ちょっと見せてもらっただけなのであくまでも「らしい」と付けておきます。
これも今月テストしてみようと思っています。
皆さんからのいろいろなテストレポートも随時受け付けていますので
何か使ってみた感想を、メールで送ってくださいね。
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デジタルフォトクラブ (質問コーナー)
[OCRについて] ・ Hawaiiさんより
(Q)
ところで、OCR関連は詳しいのですか?
案外簡単ではないので(もしかしたら日本語OCRの限界かもしれませんが)
困っています。
私はスキャナーは第一に情報整理の目的として買いましたので、
OCRに加えて、PAPERPORTと言うファイル整理softを利用しています。
(いや利用しようとしています。)
もしどなたか時々お知恵を拝借できたらと思います。
(A)
ん〜、わかりません(T_T)
この方面は詳しくわからないけど、たぶん
どの濃度を境に2値データにするかがポイントだと思います。
OCRについて知っている方、助けて下さい。
Hawaiiさん(funak@shonan.ne.jp)まで教えてあげて下さいね。
◎ = = = = = = = = = = ◎
[ダイナミックレンジエンハンスメント] ・ 酒井さんより
(Q)
ダイナミックレンジエンハンスメントについて
Photoshopは仕事で使ってるくせに、ちょっと不安なので、
メールさせていただきました。
(A)
ダイナミックレンジエンハンスメントは、
ハイエストライト点
(画像の一番明るい部分。これをレベル255にするかしないか、
またはどこから飽和(飛ばす)させるかは
出力機の特性と、センスと経験がものをいう。)と
ディープシャドー点
(画像の一番暗い部分。不要な黒のトーンをつぶして画像を引き締める。
どこからつぶすか、何パーセントにするかはセンスと経験次第。
出力機器の特性も考慮する必要もある。)を
適切に設定すること。
デジタル画像の最も基本的な画質処理操作で、これの善し悪しで
画像の出来が半分以上決まってしまうほどの重要項目です。
ようするに、白点と黒点の適切な設定のことです。
必ずしもヒストグラムのピクセルの存在する部分の両端に
設定すればいいわけではなく、
画像の特性や、被写体の重要な部分をひきたてるように考慮して
それぞれの画像に合ったレベルで設定をするのがコツです。
かなり経験を要する作業ですが、
何度もトライして、
デジタルデータをアナログ的にさじ加減するのです。
◎ = = = = = = = = = = ◎
メールのお便り募集しています。
このデジタルフォトクラブのコーナーは読者の皆様からの
ご意見にお答えするコーナーです。
From Reader's では、フリートークしましょう。HP紹介も待ってます。
質問でも意見でもなんでもおよせください。
あてさきは、< tsuji@chitanet.or.jp >です。
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いいもの紹介
ラミネーター
最近(といっても1〜2年くらい前から)格安のラミネーターが
売られていますが、これ、案外いいですよ。
ホームセンターとかでA4サイズのものが1万円以下で売っています。
プリンターで出力したものや、いろんなデータをカードにして
ストックしておくのに重宝しています。
問題は、多少平面性に欠けていることぐらいです。
私のスタジオでは、写真の上に熱転写プリンターでタイトルなどを
プリントしてラミネートする手法をよく用います。
このラミネーターではありませんが(^^ゞ
350ml缶型のカメラ
これは本当に最近発売された35mmフィルムのカメラです。
カンビールの形をしていて、久々に笑わせていただきました。
使い捨てではないところがミソで操作感覚も感心しています。
ストロボも付いていて2380円だから、つい衝動買いついでに
いくつか仕入れてしまった。弱点は、遠景のピンがちょっとあまいけど、
デジカメに比べたら画質がいいのはあたりまえ。
街でこいつを見かけたら、あなたは幸せ者です、
コピー商品が出るまでは。
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今月新しく出てきたデジタル写真用語
階調圧縮
階調圧縮とは、原稿の白から黒にいたる原橋濃度域を、
出力機で再現できる濃度域に押し込む処理。
これをしないとうまく調子が再現できない。
コツは、ハイライトから中間調においてはあまり圧縮せず、
中間調からシャドウにおいて圧縮することです。
要するに、中間調からシャドウの濃淡変化量を少なくします。
理由は、人間の視覚がハイライト部分においてはわずかな
濃淡変化にも敏感だけど、シャドウ部分ではけっこうボンクラなので。
ハイエストライト(ハイライトポイント)
画像の一番明るい部分。これをレベル255にするかしないか、
またはどこから飽和(飛ばす)させるかは
出力機の特性と、センスと経験がものをいう。
ようするに、ハイライトの中の最も明るいレベルのこと。
ディープシャドー(シャドーポイント)
画像の一番暗い部分。不要な黒のトーンをつぶして画像を引き締める。
どこからつぶすか、何パーセントにするかはセンスと経験次第。
出力機器の特性も考慮する必要もある。
ようするに、シャドーの中の最も暗いレベルのこと。
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□ 3月刊号、いかがでしたか。
気に入っていただけたら知り合いにも教えてあげてください。
気に入らなかったら悪い所をメールでお知らせください。
□ 投稿などで、匿名希望でという方はペンネームを添えて、
メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。
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◆◇◆ 「デジタル写真セミナー」 3月号 No.8 ◆◇◆
発行人 辻 徳明 tsuji@chitanet.or.jp
発行所 TOTAL PHOTO STUDIO 辻写真館
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< tsuji@chitanet.or.jp > にお知らせください。
Copyright (C) 1997-1998 by Tokuaki Tsuji
Presented by "PhotoStudio TSUJI" Chita-city Aichi Japan
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