6F 資料室
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***** インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ******
デジタル写真セミナー 4月号 No.9
ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!
わからないことなどはどんどん質問しましょう
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発行・配送数: 1271 部
□ みなさん、いかかおすごしですか。
□ ホームページがローカルではほぼ出来上がってきました。
□ 今月中に公開できそうです。出来次第、号外にてご案内いたしますね。
□ リンクページも募集します。とくに画像関連をおねがいしま〜す。
目次
・ [特集] メガピクセルデジカメの実力
・ [連載] 完全無欠の家庭向キャリブレーション
(最終回・ガンマ編)
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(ハイエンド並みに匹敵する条件)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(合成を極める・その1)
・ [連載] アナログ男の‘グチ’
・ デジタルフォトクラブ (質問コーナー)
(お便り紹介)
・ いいもの紹介 (画像処理に強いおすすめの月刊誌)
・ 今月のデジタル写真用語
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[特集] 「メガピクセル・デジカメ」の実力
最近ようやく、各社から100万画素を越えるデジタルカメラが
手の届く価格で出始めてきましたね。
まだ、ちゃんとしたテストはできていませんが
フジフィルムの方からサンプル画像をいただきまして、
これはちょっとデジカメの認識を変えなければと思い特集にしてみました。
このサンプル画像はホームページにて見てもらえるようにするつもりです。
いまのところは画質に関してだけしかわかりませんが、
操作性やその他細かな部分も知りたいのでしばらくお借りできないか
あたってみるつもりです。
これをお読みの方で「協力しましょう!」って方はご連絡下さいね。
とくにメーカーさん、お願いしますね。
では、デジセミ流インプレッションです。
まず注目の解像度を見てみますと、プリントする場合は写真のサービス判
程度まで実用になると思われます。もちろん昇華型の場合です。
1280×1024ピクセルなので300dpiの場合、
4.2×3.4インチ(約10×8cm)の画像ができあがります。
逆にいま標準になっているL判(サービス判)の大きさにするには、
127×89mmにプリントすることなので240dpiということになる。
これなら十分に許せる範囲ということですね。
印刷原稿としてはよくある175線の場合350dpiになりますので、
約8.8×7cmの画像までは作れるということになります。
家庭用のインクジェットならA5サイズまでいきそうですね。
ただしこれらは、解像度変換で目延ばししていない状態でのことですので。
次に問題の階調についてみてみましょう。
CCDのダイナミックレンジはあまり向上していないようです。
白飛びも多少ありますし、暗部のノイズも気になりますが、
しかし白飛びについてはだいぶわかりにくくなっています。
課題は暗部のノイズってとこでしょうか。
全体的にみて、かなり検討されていると思います。
見かけ上のなめらかさはかなり向上しているように感じられますし、
圧縮の歪も目だちにくくなっています。
ファインモードでは、暗部を除けば文句無しってとこでしょう。
F−DIサービスと合わせれば通常のスナップ写真と比べても
ほとんど違いがわからないほどになっています。
デジカメすべてに言えることですが、露光に関しては想像以上にシビアに
考えてくださいね。ハイライトは限界を越えるとあきらめたようにフッと
飛んでしまうし、シャドーはノイズで汚くなったりつぶれてしまうからね。
やはり銀塩の粘り強さに慣れているといくら画素数の多いデジカメでも、
露光については操作方法をいちから変えて取り組む必要がありそうです。
まだしばらくは、私の仕事には使えないといったとこでしょうか。
使い方でカバーできるかどうか、実際に使いこなさないとわからないけど
スキャナー並みになることは考えにくいですね。
テスト機がお借りできたら、この辺の所をどう対処したらよいか
探っていこうと思っております。
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[連載] 完全無欠の家庭向キャリブレーション・最終回
ようやくこのコーナーも最終回です。
今回は、いわゆる「直感的に見た濃さ=ガンマ」と、
「見ための色=各色の中間濃度」を合わせて、
モニターのキャリブレーションは、完了です。
先月と同じく、準備として、30分以上ウォ−ミングアップをし、
モニターの解像度をいちばん低くしてフルカラー表示にして下さい。
マッキントッシュなら、1677万色(フルカラー表示)
ウインドウズなら、True Color (24ビット)
そしてモニターの色温度の調整できる場合は、
大まかに5000Kを選択してあることを確認して下さい。
では、最期の作業にはいります。
前回の要領で、ガンマ調整のコントロール画面を呼び出して下さい。
まずは直感的に見た濃さ「ガンマ」を「1.8」に設定します。
注意点は、モニターの解像度をいちばん低くしておくことです。
こうしておかないと、モワレの影響でちゃんと合わせられないからです。
いがいとプロの方でも見落としていることがありますので要注意ですぞ!。
もう一度説明します。
まず、モニターで調整できる場合はモニターで調整してください。
できないときは、グラフィックボードで調整してください。
マックならボードに付いてきたユーティリティーを使用します。
ウインドウズの場合は画面のプロパティーで調整できます。
どちらもできない場合、
マックなら「ガンマ」というコントロールパネルを使えばすべて完璧ですが
ウインドウズの場合はアプリケーションに頼らざるをえないでしょうね(^^ゞ
フォトショップなら「ファイル」→「カラー設定」→
「モニタ」→「キャリブレート」という具合に開いていくと
設定画面が出てきますので、ここで設定します。
要は1.8を選択して縞が見えにくくなればいいんです。
次にモニターの色をプリントの色に合わせます。
ガンマと同じように設定画面を呼び出して各色の中間濃度を
比較するグレースケールか、標準グレーと同じ色味に合わせます。
このときに、色温度の微調整をしてもかまいませんよ。
もちろん、5000Kの照明の下で調整作業を行ってください。
ここまで完了しましたら、もう一度カットレベルからいままでの
すべての作業を繰り返して微調整したら完了です。
モニターには、かならず経時変化というものがありますので
定期的に微調整することをおすすめします。
おつかれさまでした。
ご質問は、tsuji@chitanet.or.jp まで。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
フラットベッドスキャナーを使いこなそう! Part5
今月は、自分のスキャナの特性を把握して、
万能ではないスキャナーの使いものになる使い方を知っておきましょう。
スキャナーっていうものは使いこなすに従って、自動設定では満足できなく
なるもんですよね。自動設定では、どの様に処理されているかているか
分からないし、いつまでたってもうまくはならない。
よくできた自動なら任せっきりでいいのだけれど、
現実には平均点を得るためのオートアジャスト機能は存在しても、
最高点のための自動機能ではないので、ハードの性能を発揮するためには
常日頃からマニュアルで使って経験を積んでおくことが大切です。
最近のデスクトップスキャナは予想以上に性能アップしているようです。
特に、次のような条件にあてはまる場合は、
ハイエンドスキャナと同等の画像品質が得られるようになりました。
●反射原稿、透過原稿ともに、仕上がりサイズから逆算した
「スキャン解像度」が、スキャナの光学解像度を超えない場合。
●純黒のシャドウとその中に微妙な調子のない原稿。
この条件の原稿は、シャドウの濃度がCCDのダイナミックレンジの
限界に近いため、シャドウ部分の階調表現が犠牲になる。
●透過原稿では露出がアンダー(ポジ)の原稿以外、
かつ純黒のシャドウとその中に微妙な調子がないこと。
●スペック上のソフト的なスキャン解像度を高くするよりも、
しっかりとしたシャープな光学設計と、必要となる光学解像度があること。
●欲をいえば、CCDの限界をカバーする機能を搭載すること。
たとえば、ランプパワーの調節で濃度の高い原稿にも対応するとか、
光学的なズームを搭載して光学解像度を高くする工夫がほしい。
このような条件に当てはまるものは、家庭でもプロスペックな画像を
得ることができるということです。
もちろん、それなりのテクニックをマスターする必要がありますが
毎月のこのコーナーをよく理解しながら読んでもらえれば
なにも心配することはありませんよ。
わからない部分はメールで問い合わせてくださいね。
可能な限りサポートいたしますので。
では、ここまでは知識ばかりでしたので、来月からは知恵の部分にはいって
いこうと思いますが、しっかりと今までのことを理解していないと
なにをしているのか、なにをしようとしているのだかわからず、
すべてが裏技のように感じるかもしれないね。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 5
先月、切り抜きをやりましたので今月から合成に入りたいと思います。
これをうまくやれるかどうかのポイントは、
1.パースの付き具合と大きさのバランス。
2.輪郭部分のぼかし具合。
3.ダイナミックレンジと、各部分の明るさ、色、コントラストの調和。
4.照明の当たっている方向と光質の一致。
5.アルファーチャンネルとレイヤーの使いこなしかた。
(特定条件での効果的な合成方法)
これぐらいのことに注意していれば、まずはなんとかうまく合成できる
ことでしょう。
ここですべてをお話するには長くなりますので、今回からひとつづつという
ことにしましょうか。やはり、1と2について説明します。
パースの付き具合と大きさのバランスについては、
説明するまでもありませんね。
まさに、創る側のバランス感覚ですからね。
大きさは「レイヤー」→「変形」→「拡大縮小」。
パースの変形は「レイヤー」→「変形」→「ゆがみ」で調整します。
そのほか、好きにいじくってください。(^^ゞ
では、輪郭部分のぼかし具合の解説をいたします。
写真などを取り込んだりデジカメで写したりした画像には必ずボケが
あります。200%ぐらいの拡大表示してみてください。
このボケ具合に輪郭もそろえれば、おおよそはいいのです。
この画面で前回の要領でパスを切って選択範囲に変換して、おなじみの
コマンド+J(ウインドウズはCTRL+J)で、レイヤーにします。
この画像をドラッグアンドドロップで合成する背景画面にもっていけば、
もうもとの画像はいらないので閉じて下さい。
おっと、その前に背景になる画像に色味を合わせる場合は、その背景の
複製を作っておくとあとあと便利です。
表示倍率は100%がわかりやすいと思いますが状況によって変えてみて
くださいね。
次に、レイヤーが選択されている状態で、「選択範囲の読み込み」をします。
読み込みチャンネルは透明部分を選択します。
この操作にはショートカットがあります。1月号で少しふれた、
レイヤーパレットのレイヤーをコマンド+クリックですね。
これは便利なのでぜひ、憶えておいて下さいね。
これで合成するレイヤーの輪郭が選択範囲になっています。
次に、「選択範囲」→「選択範囲の変更」→「境界線..」を実行します。
ここで出てくる境界線の幅は、ぼかす幅より少し多めに設定して実行します。
ぼかす幅は、もと画像のボケ具合で決めて下さい。
どうでしょうか。輪郭のぼかす部分だけが選択されたでしょうか。
うまくいかなかったら、取り消しして、再度トライします。
そしたら、「ビュー」→「境界線を隠す」で境界線を見えなくしてください。
この方が確認しやすいです。
次に輪郭のぼかしをかけます。
「フィルタ」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」を実行します。
ここでぼかす量を調節します。
元画像のボケ具合と背景とのバランスを確認しながら決定してください。
これで終わったわけではありませんので、まだ結合しないでね。
3以降がまだありますので。
では来月へつづく。
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[連載] アナログ男の‘グチ’
いや〜。
忙しいときにかぎってあれこれいろんなことがしたくなるものですねー。
キャンプなんかに出かけてのんびりしたくなってきました。
数年前までは、学生のころがいちばん楽しかったなぁなんて思っていました
が、最近は今がいちばん楽しくて充実していると思えるこのごろです。
ただ、学生のころの方が金銭的に裕福ではありましたけどね。
あれからいろいろやってきましたが、結局それほどの貯金もなく、
残ったものは、友達だけって状況です。
そういえば、自己紹介がまだでしたので簡単にしようと思います。
辻 徳明 32才 男
妊娠5ヶ月のかみさんと4才のむすめがいます。
住所は、愛知県知多市。そう、知多半島に住んでいます。
職業は一応、写真家と言う事になります。(^^ゞ
辻写真館っていうスタジオで、商品撮影や七五三や成人式、家族写真や
ブライダルなんかの写真を写したり、現像焼き付けもします。
他の写真屋と違うところは、マックやウインドウズの入出力をしてたり
E-Mailを駆使して、地方誌などの本やチラシ、写真集を
DTPでデジタル入稿して創っていたり、
写真のデジタル修整もやっているちょっと変わった写真屋です。
それと、画像処理のセミナー講師やマックの画像処理システムの
構築と設置も個人的にやっています。
趣味は知りたいですか。
仕事です。(ウソ?)
半分は当たっていますが、他にも趣味があります。
シーカヤックとキャンプ。オフロードバイクで林道ツーリングしたり、
酒だったり。^_^;
今興味のあることは、地元のコミュニティ活動です。
これがなぜか面白い。失敗しても即生活できなくなるなんてことないし。
車は10年物のハイラックスサーフと屋根のないジムニー。
嫌いなものは、ここでは伏せておきます。^_^;
もっと詳しく知りたい方はメールくださいね。 でわ。
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デジタルフォトクラブ (質問コーナー)
今月はこれといってここで紹介するほどの「質問」がありませんでしたので
ほんの一部ですが、みなさんからのお便りをご紹介します。
このようなお便りが、デジセミ執筆の原動力です!
掲載しきれなかった多くの方々もありがとうございます。m(^^)m
□□□ From Reader's □□□
[樋口さんより、プリンターのレポートを頂きました。]
先日、お約束したプリンタのインプレッションです。
まずエプソンのPM-700Cですが、良い点は印刷コストも安いし、印刷時間も
早いです。画質もインクジェットのなかでは、とても良いと思います。
欠点ですが、 写真のプリントで中間色から濃色にかけての
グラデーションの階調が良くないです。かなりドットがめだちます。
友人のPM-750Cでも良くないです。ドットは小さいですが。
他には、プリントの耐水性が悪い、音がうるさいなどです。
PM-700Cの方が、PM-750Cよりもモニターに近い色です。PM-750Cは、
かなり明るすぎます。
プリント用紙は純正よりも、コニカの光沢紙 Photolike QPがお勧めです。
純正よりもドットが目立ちません。ただ色合いが少し違うのでプリンタ
ドライバでの修正が必要です。
次にアルプスのMD-1300Jですが、昇華型のフォトモードでは、さすがに
階調性は素晴らしいです。色もモニターの色に近いです。
プリントの耐水性も良いです。
MD2300に比べるとリボンの継ぎ目によるバンディングもほとんど
目立ちません。実はPM-700Cの購入時にMD2300と比較したのですが、
MD2300のバンディングが気に入らずPM-700Cにしたという経緯があります。
欠点は、グレーの部分にイエロー、マゼンタ、シアンの縞模様が
出る時があります。
これはデータにもよりますが、気になります。印刷時間がかなりかかります。
写真をサービスサイズの大きさにプリントするのに、5〜6分かかります。
A4サイズだと20分近くもかかってしまいます。印刷コストも高いです。
最後に、パナソニックのNV-MPX1ですが、やはり階調性は昇華型だけあって
素晴らしいです。印刷時間も早いです。サービスサイズだと2分ぐらいです。
音も静かで夜中でも気になりません。
購入時にオリンパスのCAMEDIA P-300と比較しましたが、階調性はNV-MPX1
の方が良いです。P-300はハイライト部分が跳び気味です。
あとプリントしたのを見るとエッジの部分がへこんだ様になっています。
欠点としては、MD-1300Jに比べてJPEGによる圧縮歪みや、
ジャギーが目立ちます。これはフォトレタッチソフトで修正してプリント
すれば良くなりますが。色もかなり明るいですが、
これもプリンタドライバで修正できますので欠点というほどでもないですが。
あとサービスサイズまでしかプリント出来ないのが残念です。
以上3台のインプレッションですが、NV-MPX1を写真のプリント専用に、
MD-1300Jを写真の引き伸ばし用に、PM-700Cを汎用として使っています。
1台ですべて満足できるプリンタがあればいいのですが、何かあったら
教えて下さい。
ちなみにデジカメは、オリンパスのC-1400Lを使っています。
これのインプレッションは、いずれまた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
中野と申します。
『まぐまぐ』でデジタル写真セミナーを知り、3月号(No.8)から
購読を開始しました。
仕事でフォトショップ、イラストレーターを使用する機会も多い私
には、大変参考になります。
そこで質問なのですが、バックナンバーはあるのでしょうか?
mag2のメールマガジンで途中で配信か途絶えるなんて経験がありま
すが、デジタルセミナーはそうならないように祈っております。
配信が大変なとき、もうやめたいと思われたときは、私のような読
者がいることを思い出していただければ光栄です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
はじめまして、伊勢と申します。
「デジセミ」3月号、大変参考になります。mag2にはいってまだ間も
ないんですが、いろいろ勉強になります。感謝します。
個人用としてのDTPに関心あり、初心者クラスなのでいろいろ模索しています。
会報を作ったり、今はHP作りに専念している最中で、フォトショップを
駆使しています。
パソコン自体の経験が1年半の経歴ですので、このような実用的な内容は
助かります。再度、お礼を申し上げます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
はじめまして。
いつも大変楽しく拝見させて頂いております。
入門書ではありきたりなことしか書いてなく、専門書は難しすぎで中々中間に
位置する書籍などが無い為、デジセミは大変為になっております。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
先月号(Vol.7)から読ませていただいております。
ほとんど画像処理をやったことがないため、実際にやってみないとわからない
部分が多いですが、丁寧に説明されているので、これから先も楽しみです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
いつも楽しくかつ勉強になるセミナーをありがとうございます。
デジセミはポイントが絞ってあるので、読みがいがあります。
メールマガジンは面白くないのも多いですが、ちゃんとしたマガジンに
なってて毎号楽しみに拝見しています。
僕自身はMACでのDTPにずいぶん長くたずさわっていますが、
写真のデジタル処理に関してはあまり手をそめていません。
従来の写真とデジタル写真とを意識的に分けている部分があって仕事上では
デジタルな写真を作るよりも撮影で苦労するほうを選択しがちです。
もっともっと勉強して『限りなくアナログに近いデジタル』な作品を
作りたいと思っています。
今後もデジタル写真セミナーに期待していますので、がんばってください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
デジセミをいつも読まさせて頂いてます。とても勉強になっています。
こういう事をわかりやすく、継続して書いている本がなかなか
ないんですよね。と言っても、仕事などで使っている訳ではなく、
趣味でやろうと思ってはみたものの、マシンが非力で今はいつかは
やってやると思っているだけです。そんな状態ですが、宜しくお願いします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
初めまして、古川と申します。
今年からグラフィックデザインの仕事を始めたものです。
「デジタル写真セミナー」 3月号読ませていただきました。
「デジタル写真セミナー」は初めてだったのですが、たいへんために
なる内容でびっくりしました。
特に、これからスキャナを買おうと思っているところなので
「入力の知恵・画像の知識」は面白かったです。
ほんとうにありがとうございました。
これからも期待しています。がんばってください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今までかなり長い間、カラープリンターを必要としていなかったのですが、
フィルムスキャナーの入門機を衝動買いしてから、自分の勉強不足を
思い知りました。
そこでこのデジセミ!!高価な上質紙の解説本を買うよりずーっと
ためになります。これからも、配信を楽しみにいたしております。
ご健闘下さい。
◎ = = = = = = = = = = ◎
メールのお便り募集しています。
このデジタルフォトクラブのコーナーは読者の皆様からの
ご意見にお答えするコーナーです。
From Reader's では、フリートークしましょう。HP紹介も待ってます。
質問でも意見でもなんでもおよせください。
あてさきは、< tsuji@chitanet.or.jp >です。
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いいもの紹介
今回は、画像を扱う上でのおすすめの書籍を紹介したいと思います。
その中でも、特に手軽な月刊誌にターゲットを絞ってみます。
ただ、デジタル写真の本というものは今の段階では「皆無」で、
一つも見あたりませんので、この方面にくわしい本ということです。
まずは、「プロフェッショナルDTP」が筆頭でしょう。
この本を理解するにはある程度の基礎知識がないとチンプンカンプンに
なってしまうかもしれませんが、比較的高度な内容ですので中級者には
おすすめしますが、いかんせん内容がプロフェッショナル?のDTPです
のでホビーユースだと読み飛ばす部分が多くなってもったいないですね。
特にハード関連の記事なんて、とうてい手も足も出ないような高価な機材が
平気で紹介されていますので、遊びには付き合ってられっか!って感じで
趣味でやってる人をまったく考えていませんね。
でも画像処理の記事は、中級者にはとても参考になると思います。
次に、「DTP・World」ってとこでしょうか。
この本もDTPですが、2カ月に1回の発行で結構内容が濃いです。
こちらは初級者でもなんとかなるでしょう。
めだった画像処理の特集記事とかはありませんが、全般的に画像について
詳しく書かれていますので分かりやすいと思いますよ。
それに、個人や小規模の環境での使用を前提にしている(と思う)ので
わりと実用的に使える本だと思います。
しかしかなりDTPに片寄っているので、DTPに興味のない人には
もったいない本ってとこでしょうか。
ほかにおすすめのものは、Mdnとかもありますし、
機材購入のときにはミスミの総合カタログも参考になりますよ。
結局のところ、デジタル写真の技術解説の専門書ってものはひとつも
でていないので、DTPの本を参考にするしかないってことです。
まちがっても、「マック・・・」とか「ウインドウズ・・・」っていう
総合誌の画像特集なんかをうのみにはしないでください!
正しい知識が上達の近道ですので。
先日、プロラボに出力を頼んだときにほかの件でうまくいかないというので
立ち会ったとき、こんな状況なのかってびっくりしました。
トーンカーブはおろかレベル補正もまんぞくに触れないオペレーター
だったんです。もちろんモニターのキャリブレーションも。
明るさとコントラストを何度もさわってめちゃくちゃにしてました。
この分野はまだまだ確立されていないと思いましたね。
せめてこのデジタル写真セミナーの読者は、思いどうりに画像を扱える
ようになってもらい、デジタルの画像の加工を楽しんでほしいと思います。
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今月新しく出てきたデジタル写真用語
[メガピクセル(デジカメ)]
100万画素を超える(デジカメの)こと。
1,000,000個以上のピクセル(粒子一粒)で画像が作られている。
[銀塩]
一般的なフィルムで写して現像・焼き付けをする写真。
デジタル写真との違いは、プリントまでの工程がちがうだけで
出来上がりを見てどちらも区別する必要などない。
それぞれ適した方法をとればいいのであって、それぞれの
いいとこ取りしたハイブリッドっていうものもアリ。
[自動設定]
何もわからない人も、とりあえずさわれるようにするために
おまけで付けてくれた機能。
写ってればいいという程度の画像でいい場合は便利に使えるが、
この機能を使っているうちは、中でどう処理されているのかわからず
いつまでもブラックボックスのままで、機械の性能も発揮されない。
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□ 投稿などで、匿名希望でという方はペンネームを添えて、
メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。
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◆◇◆ 「デジタル写真セミナー」 4月号 No.9 ◆◇◆
発行人 辻 徳明 tsuji@chitanet.or.jp
発行所 TOTAL PHOTO STUDIO 辻写真館
このメールへのご意見ご感想、転載許可や何かお恵みは
< tsuji@chitanet.or.jp > にお知らせください。
Copyright (C) 1997-1998 by Tokuaki Tsuji
Presented by "PhotoStudio TSUJI" Chita-city Aichi Japan
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