32F 特集ルーム
「梅雨のお掃除」
最近ほんとに雨が多いねぇ。
湿気もあって、仕事がはかどらない。
こんな時期にいちばん気になることは、スキャナーの原稿台。
よ〜く観察してみましょう。
うっすらと曇っていませんか?
目で見てわかるほど曇っていては大変だけど、
写真をスキャンする時に、色がムラになっていたりすることがあります。
それは、写真の表面が原稿台と密着して色が濃くなってしまうんです。
いわゆる、ニュートンリングが発生したような状態です。
湿気が多い時によくありますので、写真原稿をドライアーなどで
よく乾かさないといけないので面倒です。
またまた話がずれてきちゃいましたが、
スキャナーの原稿台をしっかりと磨いて皮膜をとってやることも大切です。
んじゃぁ、スキャナーを掃除しましょう。
ぼくはいつも、梅雨前と梅雨明け、それから秋頃の3回掃除しています。
カメラ用品にあるレンズ清掃用のクロスと、清掃用のアルコールを使い、
スキャナー本体を分解して内部までしっかりと磨きます。
CCDの収まっている密閉されたケースは恐いので空けませんが、
特に原稿台の表裏は直接画像に写っちゃう部分なので
念入りにしっかり磨いて掃除します。
ついでに駆動ベルトのテンションも確認して、前回と違う感触だったら
少しだけ張りなおします。
可動部分は摩耗もしていますので、ギアの歯の位置も変えておきます。
まあ、うちみたいに仕事で毎日頻繁に使っていれば、なんですけどね。
ギアの片減りなど、一方的に摩耗する部分は、
裏返して使うっていう手もあります。
さあ、最期はブロアーで埃が入らないように注意を払いながら
組み上げていきます。
原稿台のガラス枠を固定する時は、いちばん押した状態で仮組みして、
なにかスキャンしてゼロの位置を合わせてからネジを締めて終わりです。
ちゃんとメンテナンスをしましょうね。
びっくりするほどよごれてるんだから。
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