33F 特集ルーム

「カップヌードルのCMに見る合成技術」 今度のジョンレノン編は、まるで別人がオペレートしたかのように すばらしい合成技術だね。 双方の画質が完璧にマッチしている。 合成するときの一番大切なことは、画質を合わせることと、輪郭処理。 輪郭の処理は比較的簡単に操作することは出来るのだけど、 画質を調整することはとっても難しいことです。 で、ひとくちに画質と言っても、いろいろあります。 まずは、トーンに関すること。 白の色や暗部の調子、画像の硬さっていうかコントラストも重要です。 ヒストグラムをにらみながら、トーンカーブを操作して 背景に合わせていきます。 それから、画像の粒状性。 とうぜんボケ具合も関係してきますし、ピントの芯の強さも 画像が出来上がる過程でいろいろと変化してしまいますので そこのところも調整してバランスをとっていかなければなりません。 メインライトや環境光の色味、光質や方向、起こし具合も重要です。 デジタル写真は動画と違って、じっくりと観察されますから、 よほどしっかり作り込まれていなければ、なんだへたくそってなっちゃうね。 そこが腕の見せ所でもあるのですが。
                
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