46F フォトショップ・ルーム
「色モアレの軽減」 デジタルカメラって、CCDが一枚しかないものがほとんど。 明暗しか検知できないCCDがどうやってカラー画像を撮る事ができるかって 言うと、CCDの前に細かく画素ごとにカラーフィルターが貼り付けてあり、 その信号を合成して作っているんですよ。 だから、ちょうどその画素の部分にコントラストの高い画像がくると 白と黒のラインのはずが、色が出ちゃうんです。 この現象を色モアレとか、偽色って言います。 よほどひどいものでない限り、カメラのローパスフィルター(ぼかしている) で偽色は除去されていますが、完全にはとりきれない事もあります。 撮影後のレタッチとしても、ぼかしをかけることで 除去できますが、普通にぼかすと文字通りぼけてしまうので 色情報だけをぼかします。 方法は、まずモード変換をします。 「Lab」モードにしてチャンネルパレットを表示させ、 「a」と「b」のチャンネルをシフトキーを使い2つのみを選択します。 ここへガウスぼかしをかけます。 2ピクセルくらいぼかしてもいいと思います。 そしたら、「Lab」チャンネルにしてすべて選択された状態で モードを「RGB」に戻します。 これで色情報だけをぼかしたことになり、 画像のボケを抑えながら偽色だけを除去したことになります。 年末付録として、簡単だけどアクションを用意しましょうかね。 必要な人はここからおとしてね。