47F フォトショップ・ルーム
「画像を荒らす」 銀塩から入力した画像とデジタルカメラの画像を合成すると、 どうしてもすんなりいかなものです。 では、写真やフィルムをスキャンした画像とデジタルカメラの画像、 どこが違うんでしょうか・・・ まず、銀塩からの入力画像。 これらの画像には、必ず粒子が存在します。 不規則な位置、サイズの粒状性があるので、ざらつき感がついて廻ります。 どんなに高解像度で入力しても、こればかりはなんともなりません。 せめてサイズの大きいフィルムを使って粒状性を軽減させるしかないですね。 下処理として、銀塩は黒が沈みすぎる傾向があるので レベル補正で黒点を設定して、この黒点を維持しながら トーンカーブでシャドウをわずかに上げてやります。 ハイライトも少し乗せ気味にした方がいいかもしれません。 要するに、逆S字の補正をかけます。 デジタルカメラの画像はと言うと、 不規則な位置、サイズの粒状性は無く、なめらかです。 問題となるものは、圧縮歪と解像度不足。 あの輪郭がぎじゃぎじゃしたような圧縮歪は もっとも低圧縮なモードで撮影をして問題をクリア。 解像度については、拡大するとよけいにシャープネスを損なうので 限界を超えないということで・・・ こちらの画像は、銀塩の画質に近ずけるために 少しノイズを加えます。 方法は、 デジカメ画像の部分を選択して(コマンド+レイヤーをクリック) (ウインドウズは、Ctrlだったかな) そして選択範囲を新規レイヤーにします。 白で塗りつぶしたらフィルターで適量のノイズをかけてから 若干のガウスぼかしをかけて レイヤーオプションを乗算にして下の画像とあわせればOKです。 これでそれぞれの画質が近くなるので違和感が無くなるってもんよ。