58F 特集ルーム
「レンズフードの必要性」
写真がなんとなくはっきりしないとか、コントラストが低くてしらーっと
している写真とか、そんな写真を特に最近よく見かけます。
コントラストが低いのが悪いわけではなく、深度が浅いのが良くない。
この原因は、レンズやその内側の内面反射によるものです。
これを防ぐには、出来るだけ大きいレンズフードを使います。
レンズフードなんて、かっこつけじゃんなんて甘く見られがちですが、
その効果は、撮影環境によっては見違えるほど写真をクリアにします。
現に、経験を積んでいるプロと言われる人は、みんな大きな
レンズフードをつけているか、アシスタントにハレ切りをさせていて
光の回り込みにはとても気を使っています。
辻徳流撮影術では、光を使いこなして質感をコントロールします。
光の回り込みをカットしてやれば、紗フィルターも使いやすくなり
あのつややかなプロっぽい質感の写真が簡単に出来てしまいます。
ちゃんと光を読むと、ばかでっかいレンズフードの必要性がわかります。
レンズフードはかっこじゃありません。
逆光でなくても、光はまわりこんでくるものです。
でも一般の人にレンズの前についてるやつ何って聞かれたら、
かっこいいでしょて答えちゃうんだよねぇ・・・
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