81F フォトショップ・ルーム

「プリントオプションのカラーマネジメント」 プリントオプションの出力オプションについては2003年の6月号、 ホームページで言えば64階で一部取り上げていますが、 今回はカラーマネジメントオプションについてご紹介します。 ファイルメニューからプリントオプションを選択します。 そのプリントオプション画面の下のほうに、その他のオプションを表示 と言うものがありますので、そこにチェックを入れます。 すると、ホームページの64階でご紹介した出力オプションが追加されます。 その「出力」を「カラーマネジメント」に切り替えると、 ソーススペースとプリントスペースを選べる画面になります。 まずは、ソーススペースについて。 ファイル「ドキュメント」を選択すると、 ドキュメントに現在割り当てられているプロファイルで定義された ドキュメントカラーが再現されます。 わかりやすく言えば、ソースは校正で変更せずにそのままって事です。 校正「プルーフ設定」を選択すると、現在の校正プロファイルで定義された ドキュメントカラーが再現されます。 このオプションは、確認の為にソフトプルーフの校正刷りを作成する時に 使用するもので、一般用途ではほとんど使いません。 そして重要なのがその下にある「プリントスペース」の2つの項目です。 プリンタのカラースペースと一致するプロファイルを選択すると、 プリンタのカラースペースを使用してドキュメントがプリントされます。 Profileは、通常はソースの値と同じになっていて、 この「ソースの値と同じ」を選択すると、ソーススペースプロファイルを 使用してドキュメントがプリントされ、カラー変換は行われません。 つまりそのままって事です。 あとはプリンタードライバの設定で補正がかかるだけってことですね。 もうひとつのやり方として、プリンターの色域を最大限に利用するために、 プリンタードライバの設定で補正なしを選択して、 ここの「Profile」でプリンターのプロファイルを割り当ててやれば フォトショップ側でプリンターのプロファイルに変換してプリントをする と言った作業をすることが出来ます。 マッチング方法については、 写真の場合は「知覚的」でまずは試してみましょう。 肉眼で見たときに知覚度が高いカラーを優先したテーブルで変換されます。 これで満足のいかない結果になった場合は、「相対的な色域を維持」を 試してみてください。よく似た感じですが、微妙に色再現が違いますので 好みに合ったほうを常用すればいいと思います。
                
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