80F フォトショップ・ルーム
「ゆがみ」 前回のお話の中に、イメージのゆがみについての質問が多かったので、 今回は、このゆがみについてご紹介します。 フォトショップの6(だったかな?)ぐらいから付いている機能で、 バージョン6では、イメージメニューのいちばん下に 「ゆがみ」というコマンドがあります。 CSでは、フィルターの辺りにあるそうです。 (すいません・・・ぼくは6をメインに使ってますので) なかなか良い機能なのですが、つかいにくいのであまり実用にされていない のが現状のようです。 でも、せっかくの面白い機能なので、 ポートレートのレタッチとして使いこなしてみることにしましょう。 まず、どのあたりが使いにくいのかを挙げてみると、 ・コマンド画面では、拡大表示ができない ・ブラシの形が正円のみ ・マスクの輪郭のボケ具合が段々になる 他にもいろいろありますが、このあたりが致命的な原因で 使う気が起こらないのだと思います。 では、どうしたらこのようなことを克服できるのでしょうか? フォトショップには、いろいろな機能がありますので、 それらを組み合わせて、各コマンドの弱点を補ってみましょう。 まずコマンド画面で拡大表示ができないということに関しては、 変形する部分だけあらかじめ選択範囲に指定してからゆがみコマンドを 実行します。 すると、変更したい部分のみの画面が現れるので、こまかなレタッチを 行なうことができます。 ☆ゆがみコマンドは、部分選択してから・・・ということですね。 次にブラシに関する使いにくさですが、これは後からヒストリーブラシ を使って手直しをすることとしましょう。 肌の部分はあまり気にせずに、主に輪郭やはっきりとした部分をメインに ゆがみをかけて、ぼかす部分は確定後にヒストリーブラシで 自由に取り消して行きます。 ゆがみの主に使うツールとしては、一番上にあるワープツールと、 その下の4番目と5番目にある縮小ツールと拡大ツールぐらいです。 マスクは、タブレットを使っている場合は筆圧感知を使って使いますが マウスではよほどのことが無い限り面倒なので使いません。 あとは復帰ボタンぐらいですね。 メッシュはうっとおしいので、非表示にしておきましょう。