93F 知恵と知識の間
「主観付き新デジタル写真用語集! Part1」
さて、今回から新しくなりましたこのコーナー、何にしようかと
いろいろ考えましたが、ほとんどの方が用語でつまづいて
理解が遠のいている現状が続いているようですね。
そこで、一度ここらで現代版のデジタル写真用語集なるものを
積み上げ始めてみたいと思い、この場を使って書き出して行こうと思います。
思いつくままですので、順序もばらばらになりますが、そこは勘弁。
「ACE」アドビカラーエンジンの事。カラーマネージメントで使われる
代表的なもの。フォトショップでおなじみのアドビ社がOSに依存せずに
色再現の互換性を実現させようとしたもの。
「AdobeRGB」カラープロファイルのひとつで、汎用的なsRGBよりも色域が広く
印刷可能な色を想定して色域を定義しているが、モニターで確認することは
難しい。
「AWB」いわゆるオートホワイトバランス。デジタルカメラの撮影で、
画面内の白い部分がニュートラルな色になるよう自動的にホワイトバランスを
設定してくれるもの。夕焼けの感動も中和してくれる。
「AE」自動露出の事。被写体の明るさをカメラが判断して、自動的に露出を
決めてくれる機能。プログラムAEとか、絞り優先、シャッター優先など
いろいろあるが、結局は単なるシャッタースピードと絞りの関係。
「AEB」自動露出ずらし撮影。1回のシャッターボタンで、露出をずらした
複数のカットを連続撮影する機能。露出に自信の無い時や、
確実に適を出したいときに使うアナログ来の機能。
デジタル一眼では、RAW撮影で現像時に多少ごまかせるので一般では影が薄い。
「CCD」電荷結合素子。光を電気信号に変換するセンサー。
デジカメのフィルムに相当する撮像素子の部分。
帯電するのか、ほこりが付きやすく、神経を使う。
「CMOS」相補型金属酸化物半導体。昔はおもちゃカメラで使われていたが、
現在ではノイズも改善されて、低消費電力と高速転送を活かして
高画素の一眼レフにも採用されている。
使う側からすればCCDと区別する必要もなく、同じような働き。
「CD-R」1回書込できるCD。安いので、データを書き込み恵んでやれる。
書き換えができないので、データの保存用にも向いているが、
粗悪品に当たると、去年のデータが読み込めないと言う事も。
「CD-RW」全部消して書き直せるCD。昔は細かなバックアップ用途もあったが
ライティングの面倒さで、外付けHDDに取って代わられているのでは。
「CF」CFカード。コンパクトフラッシュ。デジカメのメモリーカード。
デジタル一眼の高級機など、プロ機材ではまだ主流だが、
いつコンシューマーのSDに取って代わられるのか。
「CMS」カラーマネージメントシステム。
入力からモニター確認、出力までの色あわせの手法。
アドビ社はACE、MacOSではColorSync、WindowsではICMと、
それぞれが主張するのでややこしくなっているもの。
「CMYK」シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクのこと。
印刷向けのモードで、デジカメではRGBモードから変換して使う。
「ColorSync」カラープロファイルを利用して色合わせをするCMSのひとつ。
MacOSに標準装備されているが、現在でも使われているのかは不明。
「CPU」パソコンの心臓部で、演算処理や制御をする部分。
これが速くて能力の高いものは、だいたい処理も速いものだが、
パワフルな熱血男のように、近づくだけで熱くてうるさい。
「CRT」ブラウン管。一般的には、最近はあまり見なくなったブラウン管式の
モニターディスプレイのことを示している。
高級機は色再現は良いので、写真の分野でこだわり派のご用達。
まずは、A〜Cまでかな。
先は遠いね。

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