デジタルカメラ
補正値の作成4

 次に、撮影したインプットターゲット画像の方に戻り、この撮影画像のグレー部分(データ上と同じ個所)をクリックします。
 情報パレットでRGB各色のレベル値が近くなっている事を確認してください。5ぐらいのずれなら大丈夫でしょう。
 
 これで各色の中間調の補正値が入りましたので、このレベル補正値を任意の場所に保存してからレベル補正ウインドウを閉じます。
 この補正値が、同シチュエーションでのデジタルカメラの色補正になりますので、まずひとこま抽出して補正値を全体に適用すれば作業効率も良くなります。


 白及び黒の限界値については、インプットターゲットの反射率と実際撮影される被写体の性質が異なるので、これをきっちりと設定しても、より強い白い反射部分があったり、より反射率の低い黒い材質があったりします。デジタルカメラでの利用では、濃度ではなく、主に色の偏りについての確認に利用します。

 また、ライトの光質や被写体の材質、素材、雰囲気によっては、多少ずらした方が自然に見える場合もあります。情報に表示されるレベル値の数値が絶対ではなく、あくまでも見た目を重視して色合わせを行なうことをおすすめします。


終了
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