色評価のための準備(※重要) | ||||||||
各キャリブレーションを行なう前に、その周辺の環境光を把握しておく必要があります。これは、モニター画面等と比較するターゲットの色の見え方に大きく左右されるので、場合によってはよりグレードの高い(演色性の良い演色AAAクラス)蛍光灯に交換することをおすすめします。 光源をチェックする2つの要素は、「色温度」と「演色性」です。今色評価をしている蛍光灯の記号をちょっと確認してみてください。 「色温度について」 ワット数の表示の後に「D」もしくは「N」もしくは「W」もしくは「L」という記号がかかれています。この記号は、光の色を表し、「D」は昼光色、「N」は昼白色を表し、「W」は暖色の白色、「L」は電球色と言う意味を表します。通常色判定では、5000〜5500度ケルビンを基準とすので、約5200度ケルビンの色温度を持つ「N」の記号のものを使用します。また、「D」のタイプは、約7200度ケルビン前後の色温度がありますので、まれにsRGB表示のモニターを使用する時に使用することもあります。N色の方をおすすめしますが、もしこのどちらかでない場合は、蛍光管を交換する必要があります。 「演色性について」 さらにこの記号とは別に、「EDL」や「SDL」、EXや表記なし(スタンダード)と言った演色性の表記がありますので、是非この「EDL」と入っている、演色AAAクラスのものをご使用ください。より正確な色評価のために、スタンダードタイプはもちろんのこと、三波長型(EX)であったとしても、「EDL」クラスの蛍光管でターゲットを照らすことをおすすめします。 「ビュアーの利用」 照明設備の変更が難しい場合は、色評価用のターゲットビュアーを使う方法もあります。 プリント結果をこの光源で色評価したり、インプットターゲットを照らしてモニターのキャリブレーションを行なったりします。モニターの横に置いて、プリントを照らして色再現を比較調整するのに最適です。 ターゲットビュアーについての詳細は、別途お問い合わせ下さい。 |
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それぞれの機器のキャリブレーション
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