100F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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まぐまぐ発行・配送数: 6949 部
めろんぱん発行・配送数: 1126 部
《目次》
・ [特集] レイアウトのツボ その8
(拡大率の要素)
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(新デジタル写真用語集! Part8)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(レイヤースタイルの保存)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(いっぱいいっぱい)
・ いいもの紹介 (ロールアップカーテン)
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===== はじめに =====
おっと、またまた、いちにち遅れ。
いよいよ忙しくなってきたけど、まだまだ序の口。
ガガッーっと年末まで一気に駆け抜けましょう。
あっ、七五三の新作衣装、たっぷりと入荷しました。
いっぱい撮って、大画面でその場でセレクト。
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[特集] 「レイアウトのツボ その8(拡大率の要素)」
世の中、どんなことでもメリハリというものがあります。
簡単な例では大きさの比率、レイアウトの上では本文とタイトルの
文字の大きさの比率であり、写真の大小、被写体の大小になります。
アップの写真は大きく扱い、全身写真は小さめに扱う。
これが拡大率であり、大小の対比が強調されてインパクトが強まります。
ただ、強調できればいいというものではなく、内容やイメージに合わせて
比率をコントロールして印象の統一化を図る必要があります。
ここで何度も出てきている作品の味付け「実用味」「楽味」「夢味」に
わけて考えていきましょう。
信頼と実用の実用味では、この拡大率は大きすぎず小さすぎない中くらいの
拡大率が似合います。
消極的ではなく騒がしくもない節度ある誠実さを印象付けます。
カジュアルな楽味では、写真を極端に大きく扱ったり、タイトルを
思い切って大きく扱うことで、自信に満ち溢れた自由さを表現します。
開放的で元気なイメージです。書体も併せてコーディネイトし、
太いゴシック系で強く表現してもいいでしょう。
すこし夢味テイストを含ませたいときは、細い書体にします。
上品でクールな夢味では、拡大率を控えめにしてやさしさを出します。
写真も迫力あるアップよりも主題を小さくまとめた画作りにし、
空間を多くした控えめでかつ可能性を伝えるような内容が合います。
今回の拡大率は、手っ取り早くそれらしく見せるための技法ですので
常にいろいろなパターンをイメージしながらレイアウトを進めていけば
迷うことはなくなると思います。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「主観付き新デジタル写真用語集! Part8」
さていよいよ「あ」です。
「相性」
機器やパーツの組み合わせで、本来動くはずなのに動作せず、原因も不明で
使えないことがある。こうした状態を「相性が悪い」などと表現する。
ぼくとフォトショップの相性は良いが、ワードとの相性が悪いのは有名な話。
「アカデミックパッケージ」
学生・教職員向けに特別に割引されたソフトウェアパッケージ。
フォトショップもほぼ半値になってしまう。
職業訓練校でも適用されるので、先生になるか入校しよう。
「赤目現象」
暗いところでストロボを使って撮影すると人間の目が赤く写ってしまう現象。
カメラのレンズとストロボの距離が近いほど出やすいので、
コンパクトカメラがどんどん小さくなって起こりやすくなっている。
「アスペクト比」
画面や画像の縦と横の長さ(ピクセル数)の比。
従来のテレビ画面やコンパクトデジカメの比率は4:3なので
L判プリントすると、天地がちょびっと入らなくなってしまう。
ハイビジョン放送は16:9、一眼レフは約3:2。みんな勝手放題。
「アルファチャンネル」
フォトショップ等の画像処理ソフトでは、RGBやCMYKと言った
色ごとのチャンネルに分けて濃度を調整していますが、
透明度を扱うためのチャンネルを付加してレタッチを行うことが多い。
この付け足したピクセル毎の透過具合のマスクがアルファチャンネル。
「アンシャープマスク」
フォトショップで、画像の輪郭をシャープにするフィルタ。
適用量、半径、しきい値の組み合わせでかかり具合をコントロールできる。
かけすぎて輪郭が不自然になっているケースが本当に多いので注意。
「アンチエイリアス」
斜め線や曲線などに発生するギザギザを目立たなくする技法。
スムーズな輪郭になるが、ちょっとぼやけた感じにもなる。
今回は、「あ」から始まるパートでした。ではまた。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「レイヤースタイルの保存」
フォトショップでの作業はいつも単調な作業が多く面倒ですね。
以前にアクションやドロップレットをご紹介しておりますが、
レイヤースタイルを保存して再利用する「スタイル」がまだでした。
で、今回はスタイルパレットの活用方法です。
まずは、スタイルとは何かを知るために、何か画像を開いて文字でも
打ち込んで文字のレイヤーをつくってみてください。
何か色を付けて大きくて太字がわかりやすいと思います。
次に、効果がわかりやすいように、スタイルパレットの右上三角を
クリックして、サムネール(大)を選びます。
これでスタイルの効果が見た目でもわかるようになったと思います。
では、入力した文字レイヤーに好きなスタイルを適用してみてください。
スタイルパレットの好きなサムネールをクリックするだけです。
ここで確認です。
レイヤーパレットのテキストレイヤーに「効果」と言うものが付いています。
この「効果」は、メニューのレイヤーをクリックして下へ行き、
レイヤースタイルから右へ入ったレイヤー効果の事です。
つまり、いろいろなレイヤー効果の値がプリセットされているものなのです。
試しにレイヤーパレットの効果にあるドロップシャドウをダブルクリック
してみてください。レイヤースタイルのドロップシャドウ画面が出てきます。
ここで「距離」と「サイズ」を変更してみましょう。
好みの効果になったらOKします。
せっかくですので、この効果を保存したいと思います。
スタイルパレットを開き、何も登録されていない所へカーソルを持っていくと
塗りつぶしツールのようなカーソルに変わります。
ここでクリックすると、登録画面が出てきます。
名前を付けてOKてれば、サムネールが入って登録完了です。
メニューのレイヤースタイルから入ったレイヤー効果で
自作したレイヤー効果でも同じようにスタイルパレットに登録できますので
このパレットを活用してくださいね。
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[連載] 思いつきのショートコラム
「いっぱいいっぱい」
昨日までの当然の事が、今日も当然の事であるとは限らないのが今の時代。
そして今日まで当然だった事が明日からも当然であるとも限らない。
写真業界にデジタルがもたらした変化は、過去のやり方を軽く蹴飛ばした。
銀塩フィルムの文化は所詮、百年何十年くらいの事で、
ましてやカラーフィルムに至っては、その半分程度の文化にすぎない。
基本的な写真の成り立ち(動機・光・調子・構図)は
何一つ変わっていないけど、道具としてのフィルムはひとつの方法として
昔のガラス乾板のごとく世代交代をする日も近いかもしれない。
今までの当然だったやり方も技術も、
組成を完全に理解できているならすんなり手放してしまおう。
表面的なものなんて、なんとでも応用できるから、
きっと新しい世界でも十分に楽しめるはずだと思う。
むしろ混雑する前に早く踏み込んだほうが良いに決まっている。
苦しくなるときには、かならず何かを握りしめているはず。
あれもこれも抱え込んで、いっぱいいっぱいになってしまう前に、
それが何かを知り、惜しみなく手放して身軽になってしまうことが
アクションを興す時には特に大事だと感じるこのごろです。
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いいもの紹介
「ロールアップカーテン」
くるくるーっと巻き上がるロールのカーテン。
本来の使い方以外でも、いろいろと便利なので最近多用しています。
まずは目隠し。
ポールのアミ棚にいろいろと荷物を整理していますが、
どうもごちゃごちゃが見えて汚い。
天板の前面に挟みこんでパッと目隠ししちゃいましょう。
手前に引っ張って、天井に止めるとシェードがわりになって、
室内照明の蛍光灯が布越しの柔らかな光になります。色が付くけど・・・
そして無地のロールアップカーテンを使って、写真撮りの背景に。
商品撮りの小物撮影にも、顔写真の背景にも、出張には特に便利。
白いものならプロジェクターで画面を投影すれば、シアターに。
スクリーンが高くて買えない時の代用にもなるけど、
スクリーンを設置するのが面倒な時に、窓のロールアップカーテンを降ろして
そこに投影する方が手っ取り早くていい。
近所で集まって映画館をしよう。
次は大型プリンターで大画面プリントした生地に張り替えたくて
何の画像をプリントしようか悩んでいるところです。
仕事になるかな?
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