101F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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まぐまぐ発行・配送数: 6919 部
めろんぱん発行・配送数: 1124 部
《目次》
・ [特集] フレアーとゴーストについて
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(新デジタル写真用語集! Part9)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(補正値をコピー)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(副業も本業)
・ いいもの紹介 (RoboForm2Go)
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===== はじめに =====
大変遅くなりました。
なんだか急に忙しくなり、毎日深夜まで仕事が続きました。
心配していた七五三の撮影も新作衣装のおかげか大賑わいでうれしい悲鳴です。
そんな時に父が撮ってきたデジカメのRAWデータを無くしてしまい、
なんとしてでもカードからサルベージしなくてはいけなくなりました。
まずは復元というフリーソフトで試してみましたが全然だめ。
あわててデータ復旧ソフトを買いに走り、祈りながらカードの復旧を
してみましたが、データは出てきても開かない状況。
バイナリまで開いて試行錯誤しても復元不可能で、泣き泣きの2日間でした。
そして最後の悪あがきのように、えらく割高でマイナーな復旧ソフトを
2本買いあさり、これでだめなら頭下げるしかないと試したところ、
前回よりもいい形で復旧成功。
JPEGならばこれで開く状態まで復旧できました。
でも問題はRAW画像。
不完全に復旧したRAW画像をごちょごちょといじっていたら
キヤノンのDPP2で展開成功で、無事現像終了。
高くついたけど、デジカメデータの復旧にも強くなった3日間でした。
どんなソフトが強力だったかは、個別にお問い合わせ下さい。
消えてしまったデジカメデータ復旧も承ります。
ころんでもタダじゃ起きないって!?
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[特集] 「フレアーとゴーストについて」
デジタルカメラの特徴のひとつとして、フレアーやゴーストが出やすい
と言うことがあげられます。
その理由として、デジタルカメラの受光面の平滑度が、フィルムの膜面よりも
つやつやしているために、入射してきた画像の光を多く反射して、
その反射光がレンズの後玉にあたってまた受光面に戻ってくるからです。
通常のコントラストの画像ではあまり苦にはならなくても、
光源自体が写りこむような、非常にコントラストの強い状況の場合には、
光の周りがにじんだり(フレアー)、対角上に反射が写ったり(ゴースト)
することがよく見受けられます。
フレアーもゴーストも、一般的には嫌われる存在ですが、
光の強さを強調したり、まぶしさを表したり、写真的な見せ方等
写真の内容によってはとても効果的な表現方法のひとつです。
でもやはり、フレアーもゴーストも、出そうとして作ったものと
出てしまったものでは、成功と失敗ほどの違いがありますので
これらをコントロールする必要があります。
フレアーはハレーションとも言われており、レンズフードをつかって
防いだり、助手にレンズに影を作ってもらいハレ切りさせることで
弱めることができます。
レンズに汚れがあったり逆光撮影では、特に注意が必要です。
あと、使用しているレンズによって大きく出方が異なりますので
よく特性を理解して使用することをお勧めします。
デジタルカメラでは特に気をつけてくださいね。
古いレンズは、レンズ内にほこりが多く入ってていたり、前玉にこまかい
傷が入っていることが多く、注意が必要です。
最近のレンズでは、デジタルカメラに対応したメニスカスレンズという
反射光が結像しにくいように球面を強くとったレンズがよく使われているたり
反射低減のコーティングが強化されていたりして
受光面で反射した光線がレンズでまた跳ね返ってくる事を
最小限にとどめるための工夫がされています。
古いレンズはこのフレアーやゴーストを余韻や味として活かして使い、
くっきりした画像には、新設計の新しいレンズがいいですね。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「主観付き新デジタル写真用語集! Part9」
さて、つづいて「い」です。
「イーサネット」
EthernetはIEEE 802.3委員会によって標準化されたLAN規格。
100BASE-TXのFast Ethernetや、1000BASE-TのGigabit Ethernet等の総称。
太くて丸いケーブルから、最近では平ぺったいケーブルになってきている。
「色温度」
完全黒体が放射する時の黒体の温度で、単位はケルビン(K)が用いられる。
色温度が高いほど青っぽく、低いほど赤っぽくなる。
多くのモニターは、色温度が高すぎて青白い設定になっているのは
より白く見せるため。かな。
「インクジェットプリンタ」
ペーパーにインクの粒子を吹き付けて印刷を行なうプリンタ。
解像度が高くても、ドット当たりの階調持たずに面積当たりの密度によって
階調表現をしているので、データとしてはそれほど高解像度でなくてもいい。
「インストール」
アプリケーションのプログラムやデータなどのファイルを使用するパソコンの
ハードディスクなどにコピーし、必要な設定を行なうもの。導入する作業。
ただコピーをしているだけではないものが多い。
「インデント」
文章中の改行する次の左端位置を字下げ等の変更すること。
マイナスのインデントをすると、一文字目が左へ飛び出す。
スペースキーで空白を打ち込んでいるのではない。
「インピーダンス」
交流抵抗。信号源からの電力を最大限負荷で消費するためには、それぞれで
インピーダンスマッチングを行う必要がある。
回路の終端で信号が反射がして信号波形が乱れると、エラーの原因となる。
今回は、「い」から始まるパートでした。ではまた。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「補正値をコピー」
またまた手抜き技です。
デジタルカメラを使っていて感じることは、全般的に暗めに写るという事。
特に高級機になるほど暗く眠い(データのしっかり乗った)画像になる
傾向があり、最近の新しいカメラではそれも薄らいできてはいますが
依然として明るめに補正する事が多くあります。
でも、ただ同じ補正値を適用すればいいかといえばそうでもなく
スナップ程度ならば自動処理かけてしまうところですが、
アクションのバッチ処理では満足がいかず、ひとつひとつの画像に対して
補正をかけていく必要がある場合が多くあります。
ひとつの方法としては、アクションをつくり、
プロパティを変更できる形にして実行すれば、そのつどストップして
調整をかけてから次へすすむこともあります。
ただ、5つとか6つとか、そんなにたくさん無い場合は
調整レイヤーを使うのが手っ取り早い。
まず、普通に調整レイヤーでトーンカーブ補正を行います。
たいていの場合は、ハイライトを持ち上げるかたちになりますね。
必要に応じて、レベル補正でハイライトポイントを変更します。
これはトーンカーブで兼ねてやってしまってもいいかも。
全部の画像を開いておき、つぎつぎにこの調整レイヤーをドラッグして
他の画像へドロップしていきます。
そして微調整の必要な画像だけ、その調整レイヤーを変更して統合します。
これらの画像を並べながら一枚ずつ調整することができるので、
画像毎の色味を比較して一致させやすいと言う長所もあります。
調整レイヤーなので、統合するまで何度でもできますしね。
一度お試し下さい。
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[連載] 思いつきのショートコラム
「副業も本業」
ぼくは写真を撮影するのが仕事。
いや、写真を作るのが仕事かな・・・まてよ、写真を使って表現するのが
仕事なのか、それとも写真で記録するのがしごとなのか。
赤ちゃんの誕生やお宮参りの記念写真では、家族の幸せな記録を残すのが
目的であり、お見合い写真では一人の人間をプロデュースするのが目的。
長所を見抜いて商品価値(いや失礼)を高めて売り込むための写真。
証明写真だって、その人のコマーシャルフォトであり、
将来を決める、運命を左右する一枚になる事もある。
こんな目的別の仕事で見ると、写真撮影なんて方法のひとつにしか過ぎない
という事になってくる。
だから撮影以外の副業と言われる分野の仕事も、
方法ではなく目的別では本業という事になる。
他人の撮った写真のプリントも、自分の写真で培った技術を持ってすれば
クオリティの高いプリントに仕上てあげる事もできるし、
写し方の相談だって、機械固有の機能を除けばほとんどの解決もできる。
写真を撮影すればプリントもするし、写真に合ったレイアウトや
キャッチコピーの制作や版下を制作して印刷の発注まで行う。
さらにはホームページのデザインや光学機器の設計をする事も。
ある時は写真屋のおじさん、またある時はスタジオ写真家、
そしてまたある時は学校の教職員、そしてまたある時はデザイナー、
アートディレクター、プロデューサー、技術者、職人、・・・
結局のところ、本業は表現家とでもしておこうか。
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いいもの紹介
「RoboForm2Go」
パソコン本体へインストールせずに、USBディスクから起動して
ブラウザに外部から連結するログインパスワードを記録できるツールバー。
出先でWebメールを確認したいときにも便利で、
パスワードを打ち込む手間がありません。
ブログやらWebメールやらスケジュールなど、ログインするたびに
面倒なIDやパスワードの入力が自動化できます。
ちょうど、鍵のようなものです。
USBディスクだけでなく、デジカメのメモリーカードにいれて
持っていてもいいし、
ぼくは携帯電話のメモリーカードに保存しているので
これを抜いて出先でパソコンを借りて使うことも時々あります。
MiniSDアダプタが無いとだめですがね。
┏┏┏ おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
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【標準カラービュアー】・・モニターの色あわせに! プリントの色評価に!
写真の色を確認するための道具です──【仕事用】
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国際電話と携帯電話への通話ができます。
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詳しくは、ホームページにて。
※注
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お問い合わせは、契約プロバイダ発行のメールアドレスからお願い致します。
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発行所 T+One DESIGN (辻写真館)
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