102F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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まぐまぐ発行・配送数: 6795 部
めろんぱん発行・配送数: 1130 部
《目次》
・ [特集] フルスペックハイビジョンテレビをつなぐ
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(新デジタル写真用語集! Part10)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(ヒストリーを使いこなそう)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(デジタルに強い写真屋、弱い写真屋)
・ いいもの紹介 (アクオスLC−42GX1W)
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===== はじめに =====
年末合併号ですいません。
七五三の撮影が予想外に集中してうれしい悲鳴を上げているときに
卒業アルバムが重なって、年賀状のデザイン制作も追い討ちをかけてきて
風邪をひいてしまいましたが、やっと落ち着きました。
今年は七五三も年賀状も、後期集中のパターンだったなぁ。
JCもこれで卒業です。来年からは仕事に趣味に、よりどっぷりいきますよ。
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[特集]「フルスペックハイビジョンテレビをつなぐ」
いつも撮影後にその場でモニターを見ながらセレクトをしてもらって
いますが、今までは19インチモニターを二台並べてマルチディスプレイに
して何とか大きさをかせいでいましたが、
七五三の場合は特に家族大勢で来店しているため、
みんなでモニターを取り囲む形になって非常に窮屈な思いをさせていました。
ここはひとつ、高解像度になったフルスペックハイビジョンテレビを
パソコンのモニターとして使えないものだろうかと思い、
いろいろと調べてみました。
しかし、どのカタログを見ても店員に聞いても、1024×768まででしか
サポートされていないと言う・・・
これでは従来のハイビジョンテレビ並みの解像度になってしまう。
なんとかフルスペックのまま活かせないかと、調べていると、
dot by dotと言う入力の表示方式があった。
入力信号そのまま表示と言う意味か?
それならパソコンのグラフィックボードでフルスペックハイビジョン対応の
出力解像度が出るものを探せば何とかなるかも。
と言うことで、購入決定。
で、接続の条件は
テレビ側
・1920×1080のフルスペックハイビジョンパネル
・デジタル入力端子「DVI-D」等を装備している
・dot by dot表示ができる
・プログレッシブの1080pか、1152pに対応している
・それぞれ色別に、ブライトネス(カットオフレベル)の調整機能がある
・それぞれ色別に、コントラスト(各色のゲイン)の調整機能がある
・それぞれ色別に、ガンマの調整機能がある
・できればそれぞれ色別に色相と彩度の調整機能がある
PC側
・1920×1080のフルスペックハイビジョン出力ができる
・この解像度の2D画像表示に十分なメモリーをもっている
・デジタル入力端子「DVI-D」等を装備している
・テレビ側で対応しきれない各種の色調補正の調整機能がある
・PCI Expresst×16形式(接続予定のパソコンがそれなので)
結論は、成功しました。
かなりの迫力と高精細さに驚きです。
しかも斜めから見ても暗くならないので、プレゼン用に最適です。
色別に色相や彩度の調整もできて、
写真プリントの色に合わせることもできました。
使用テレビは「シャープのアクオスLC−42GX1W」、
グラフィックボードは、上記の条件のものなら何でもいいと思います。
ボードに、HDMI端子が付いていれば、その「HDMI」で
つなぐっていうのもいいかもしれませんね。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「主観付き新デジタル写真用語集! Part10」
さて、つづいて「う」〜「お」です。
「上書き保存」
フォトショップ等の作業中のファイルを同じファイル名で保存すること。
変更前のファイルは消える。変更前のファイルを取っておきたい場合は、
「別名で保存」を用いて別の名前で保存する。
間違って上書き保存して元ファイルが消えてしまったら、
スナップショットかヒストリーを使って一旦戻って保存しなおすと助かる。
「液晶ディスプレイ」
液晶を利用したモニター。
STN方式やDSTN方式などの安価な単純マトリクス方式や、
TFTなどのアクティブマトリクス方式があり、
写真表示で色調補正などの色判定には、細かな色調整機構を持ち、
視野角の広いMVA方式かIPS方式でないと仕事にならない。
「オプティカルマウス」
マウスの底面に発光器と受光器を備え、移動の量・方向・速度を
光学的に読み取る方式のマウス。
掃除の手間はなくなるが、カーソルが予想外に飛ぶことがある。
「オルトキー」Altキー
Windowsのキーボードの特殊なキーの一つで、他のキーと組み合わせて使われ、
特殊な動作をするのに使われる。単独ではメニューバーにフォーカスする。
フォトショップやイラストレータでは、「Alt」+矢印「←」「→」と
組み合わせて文字の文字間隔の調整に使うと便利。
「オンザフライ」
CD-RやDVD-Rなど書き込み時に、ハードディスクなどにイメージファイルを
作らずにダイレクトに書き込みを行なうこと。
変換が書き込みに追いつかないとバッファアンダーランエラーで
書き込みが失敗するというリスクもあるが、最近では心配ない。
今回は、「う」」〜「お」から始まるパートでした。ではまた。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「ヒストリーを使いこなそう」
普段はあまり気にならないけど、いざと言うときに頼りになるヒストリー。
ヒストリーパレットを普段から活用すれば、
何パターンもの作品を行き来して作業が進められるので
非常に効率がよくなります。
ヒストリーを効果的に利用するには、メモリーをたくさん積んでおく必要が
ありますが、それも程度次第です。
まずはそのままやってみて、ストレスを感じたらメモリー増設です。
環境設定で、20になっているヒストリーを30〜40まで増やします。
これでバシバシスナップショットを撮っていき、いくつもの作業の流れを
記憶させます。
まずは作業途中で、どうしようか迷った時点でスナップショットを撮ります。
ヒストリーパレットにできたスナップショット名前の部分を
ダブルクリックして「分岐点」等と名前を付け替えます。
ひきつづき、一つ目の案へむかって作業を進めていきます。
また迷った時点でスナップショットを撮り「1案の分岐1」とします。
そのまま進んで、また迷った時点でスナップショットを撮り
「1案の分岐2」とします。
最初の案が出来上がった時にもスナップショットを撮り
「1案の完成1」等とします。
気に入らなければ、それぞれの分岐まで戻って、違う路線を作り始めます。
いろんなパターンの完成が生まれますので、
スナップショットを切り替えながら見比べていると、
作業途中には気づかなかったものまで見えてくることがあります。
必要に応じてそれぞれの完成を別名保存をしたり、
別の流れの複製を作ってそこからレイヤーをオリジナルに持ってきたり
いろいろ便利に使えますので、お試し下さい。
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[連載] 思いつきのショートコラム
「デジタルに強い写真屋、弱い写真屋」
世の中には二つの種類の写真屋しか無い。
それは、デジタルに強い写真屋と、弱い写真屋である。
どこかで聞いたようなフレーズだけど、本当にそのようなのです。
たまたま縁があって、職業訓練校でデジタル撮影の授業を担当していますが、
生徒もそうだけど、課外で行う一般講習に来てくれている写真屋の方々も
デジタルの理解度が極端に違っています。
写真の分野では、デジタル撮影や処理なんて、方法のひとつに過ぎないもの
なのですが、硬いガラス乾板がぺらぺらのフィルムに変わってきたように
多分写真の道具もこれから先、フィルムからデジタルへと
主流が移っていくに違いありません。
そこで問題になるのが、画像ができる道理を理解しているかどうかです。
そしてその機器の特性や素材の性質をわかって使っているのか。
パソコンがわからない、デジタルが怖いとよく聞かされますが、
写真屋は責任ある写真撮影をするからこそ、失敗を恐れるあまりに
なかなか手が出なくなっているようですぅ?
なにぃ?・・・ばかいっちゃいけない。
失敗しないために、そしてより良い写真のために
可能性のあることに率先して実験していくのが本来。
いきなり実践投入なんてできるはずがありません。
初めは趣味の範囲で。使いながら覚えていけばいいんです。
今、デジタルを仕事にしてバリバリ撮影している人って、
その何年も前から実験を繰り返して、ようやく仕事として使える方法を
見つけたから、実践投入しているって事を知っておいてください。
そんな、数回の講習会だけで仕事にできるものじゃあありませんよ。
聞いてますか?「よくわからないから機材をなかなか買えない」なんて
言っているそこの店主さん。機材が無いからよくわからないんですよ。
「一眼デジカメは買ったけど仕事にはちょっと」と言ってる店主さん。
撮影を繰り返してチェックして自信がつくまで処理をしましたか。
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いいもの紹介
「アクオスLC−42GX1W」
シャープのアクオスLC-42GX1Wを買っちゃいました。
地デジはどうでもよかったのだけど、1920*1080の解像度で大画面に表示させる
パソコンのプレゼン用モニターを店に置きたかっただけ。
でもいろいろ探しました。
家族写真や全身モデルを撮影したときの表情まで見えるようにしたいので、
dot by dotでリアルに表示させなければいけません。
パソコンの方にも、この解像度で出力できるように
グラフィックボードを入れる必要があります。
テレビの方も、プログレッシブの1152pで入力できるなんて、
カタログには何も書かれていないし、販売店の人に聞いても
1024*768しか無理ですよって言われるし。
でも、パソコン側の改造で何とかなるさって買っちゃいました。
結論はグラフィックボードを追加してデジタル接続で
しっかりと1152pのdot by dotで写っています。
これでフルスペックハイビジョンのテレビパソコンの完成です。
めでたしめでたし。
┏┏┏ おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
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