101F フォトショップ・ルーム

「補正値をコピー」 またまた手抜き技です。 デジタルカメラを使っていて感じることは、全般的に暗めに写るという事。 特に高級機になるほど暗く眠い(データのしっかり乗った)画像になる 傾向があり、最近の新しいカメラではそれも薄らいできてはいますが 依然として明るめに補正する事が多くあります。 でも、ただ同じ補正値を適用すればいいかといえばそうでもなく スナップ程度ならば自動処理かけてしまうところですが、 アクションのバッチ処理では満足がいかず、ひとつひとつの画像に対して 補正をかけていく必要がある場合が多くあります。 ひとつの方法としては、アクションをつくり、 プロパティを変更できる形にして実行すれば、そのつどストップして 調整をかけてから次へすすむこともあります。 ただ、5つとか6つとか、そんなにたくさん無い場合は 調整レイヤーを使うのが手っ取り早い。 まず、普通に調整レイヤーでトーンカーブ補正を行います。 たいていの場合は、ハイライトを持ち上げるかたちになりますね。 必要に応じて、レベル補正でハイライトポイントを変更します。 これはトーンカーブで兼ねてやってしまってもいいかも。 全部の画像を開いておき、つぎつぎにこの調整レイヤーをドラッグして 他の画像へドロップしていきます。 そして微調整の必要な画像だけ、その調整レイヤーを変更して統合します。 これらの画像を並べながら一枚ずつ調整することができるので、 画像毎の色味を比較して一致させやすいと言う長所もあります。 調整レイヤーなので、統合するまで何度でもできますしね。 一度お試し下さい。
                
   次の講座へ    前の講座へ     101Fロビーへ出る