104F 資料室

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2007  2月号     No.126 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏         http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏                   まぐまぐ発行・配送数: 6583 部                  めろんぱん発行・配送数: 1117 部 《目次》  ・ [特集] ホワイトバランスは白かグレーか           ・ [連載] 入力の知恵・画像の知識           (新デジタル写真用語集! Part12)  ・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク           (画像の拡大)  ・ [連載] 思いつきのショートコラム           (韓国ソウルに行ってきました)  ・ いいもの紹介 (レーザーマウス) -―--―--―--―--―--―--―あなたはカルタ取りから開放される--―--―-- 〜スナップ写真注文ソフトの最高峰〜          \79,800-!!! 【プロデュース・スナップ!】 誰にでもお求めやすい価格で提供中。            詳しくは、ケイクラフトコンサルティング・プロデュース事業部 http://www.navimail.jp/produce/ 担当:河合(kcraft@navimail.jp)まで -―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--   ※ お問合せは、「デジセミ:」から始まる題名でお願いします。     迷惑メールが増えすぎて、通常メールは自動削除にしております。     このご時世ですので、なにとぞご理解をお願いします。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ===== はじめに ===== 月末は出かけていて遅くなってしまいました。 今年の冬は暖かかったですね。ソウルも暖かかったです。 温暖化は怖いけど、寒がりにとっては暖冬はうれしいです。 なんたって、仕事がはかどりますから。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [特集]「ホワイトバランスは白かグレーか」 今回は、案外どうでもいいことを取り上げてみましょう。 ホワイトバランスを計るには白紙を使うか、グレーカードを使うのか? なぜどうでもいいのかと言うと、どちらを使うかよりもどう計るのかが 重要だからなのです。 こだわっている人には大問題かもしれませんが、 レタッチする事を前提とした撮影では、大まかに当たっていれば 通常の一般的な写真業務では事実上の問題はまず無いからです。 で、どちらを使うのが正しいのかは、人それぞれの回答が帰ってきます。 おそらく、白紙を使うのは、ホワイトバランスだから白紙を使うのだろうし、 高価なもの、専用のものほど良いという考えからはグレーカードになる。 プロの間でも、ただ同然の白紙ではなく、メーカー製のグレーカードや チェック用にQPカードを使っている場合が多い。 また、使い勝手からすれば、絞りを変えずに使えるグレーカードの方が 実際の撮影現場ではありがたいものです。 白紙を使う場合は、2絞りほど絞って適正な露光にする必要があります。 そのような事から、ぼくの知っている人たちはほとんどグレーカード派で、 しかも、コダックの18%グレーカードよりも、ポートレートスタジオの 現場では、銀一のシルクグレーカードを使っている人が多いようです。 コダックのグレーカードは買うたびに色が微妙に違っていて 信用できないと言うか・・・ 経験上、銀一のシルクグレーカードの方が肌色が再現しやすいような 気がしますが、ほんと、気がするというだけです。 グレーカードについていろい申し上げましたが、 ぼくはどちらの派なのかといえば、今は白紙派なのです。 ホワイトバランスは、白ケント紙を使ったり、コピー用紙を重ねて使います。 白ケント紙を使ってホワイトバランスを決定した上で、 テスト撮影にグレーカードを写しこんで、グレーバランスを見ます。 今のところ、ホワイトバランスとグレーバランスは別物というスタンスです。 では、肝心な計り方なのですが、ひとつは角度に注意します。 まわりに色のあるものがあれば若干でも映りこんでしまいます。 正面をカメラに向けて写しましょう。 もうひとつは、位置に注意します。 被写体の重要な部分に置くのがセオリーです。 メイン側やレフ側のシャドウで計るのは、 ライトやレフなどの部分ごとの色バランスを見るときだけです。 ポートレートなら顔の前、ファッションなら胸元あたりがいいでしょう。 カードの裏側にジョークになるイラストや落書きを書いておくと、 笑いがとれて場が和み、スムーズに撮影に入ることができますよ。 う〜ん、うちの場合、 コミュニケーションツールになってしまっているような・・・ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] 入力の知恵・画像の知識 「主観付き新デジタル写真用語集! Part12」 さて、つづいて「き」です。 「記憶装置」 コンピュータで使うデータやプログラムを記録しておく部分に当たる装置。 半導体メモリを利用したアクセスの速いメインメモリと、 電源を切っても消えないハードディスクなどの補助記憶装置がある。 写真を扱うPCは、メインメモリをいっぱいまで増設しておきましょう。 「ギガバイト」 単位で、キロ、メガ、ギガ、テラとなるうとのギガのバイト数。 通常ギガと言えば10億(10の9乗)の単位だと思われるけど、 PCでは2の倍数で表すので、2の30乗となり、10億7374万バイトぐらいになる。 「キーボードショートカット」 マウスでカチカチとあちこちをクリックして操作する工程を、 キーボードのキーを組み合わせて一発で済ませる操作。 右手にマウスやペンを持ち、左手だけでキーをカナ打ちするのが辻徳流。 「キャリブレーション」 カラーマネージメントするために、使用する機器の色再現の傾向を 個体それぞれについて調整する作業。 これを徹底して、環境を安定させることが重要です。 「共有フォルダ」 ネットワーク上の他のパソコンを使っているユーザからも 見たり書いたりできるように設定されたフォルダのこと。 ユーザやグループごとに、パスワードによりアクセス制限をかけたり、 読み取りのみ可能で書き込みはできないよう設定したりすることができる。 「記録画素数」 デジタルカメラなどがメモリカードなどに記録する時の画像の画素数。 ただし、一つの受光素子が一つの画素出力に対応しないため、 デジタルカメラに搭載している受光素子の数と、 出力される画像のピクセルの数は一致しないものだ。 「キロバイト」 単位で、キロ、メガ、ギガ、テラとなるうとのキロのバイト数。 通常キロと言えば1000(10の3乗)の単位だと思われるけど、 PCでは2の倍数で表すので、2の10乗となり、1KBは1024バイトになる。 「禁則処理」 見た目が悪い文字列の表示を調整すること。禁則処理には3種類あり、 「。」「、」「…」「?」「っ」等の行頭禁止文字を前の行に押し込むもの、 「(」や「【」等の行末禁止文字を次の行に送るもの、 途中で切り離されると誤解を招きやすい分離禁止文字「19,800円」を 前の行に押し込むか次の行に送るものがある。 今回は、「き」から始まるパートでした。ではまた。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 「画像の拡大」 デジタル写真等のビットマップ画像には解像度と言う密度があります。 大きく引き伸ばせば、この密度はうすくなり、小さく使うと密になります。 最終的な大きさに対してどの程度の解像度で扱えばいいかと言うと、 一般的には、印刷原稿では350dpi、写真プリントでは300dpi以上必要です。 インクジェットプリンターでは、 その機器の持っている解像度の整数分の一になると良いとされていましたが、 経験上、写真画像では違いは出てこないようです。(ラインのデータは別で) さて、画像を拡大したときに密度が減ってしまい不鮮明になったり エッジのぎざぎざが出てくる事がありますので、これを防ぐために 解像度を増やさなければいけません。 一般的には、フォトショップで拡大をしていると思いますが、 このやり方にもいろいろあります。 まず、拡大するためのリサイズ方法の違い。 「ニアレストネイバー法」「バイリニア法」「バイキュービック法」等があり 写真画像の場合は、「バイキュービック法」を主に使用します。 これだけの事ならデジセミにはなりませんね・・・ では、もう少し詳しく言うと、拡大できる画像としにくい画像があります。 例えばポートレート。 理屈の解説まですると長くなりますので省きますが、 アップで撮影したものと全身写真があったとすると、アップで撮影したものは 全身写真ほどの解像度が無くても大丈夫なのです。 人の目で見てシャープだと判断する部分がしっかり分解されていれば シャープな画像なのです。 これと同じように、全身のポートレートよりも もっと密度の高い解像度が必要なものは集合写真です。 人の目が高解像度を求めるシチュエーションなのです。 言い換えると、再現したいいちばん細かい形に対して、何個のピクセルが 割り当てられているかどうかが問題なのです。 デジタルカメラでは、出力時にはすでにデータ補間されているので あまり拡大すると画像が悪くなってしまいますが、 スキャナーで拾った画像では、2倍以上に拡大してもデジタルカメラほどは 画質が落ちません。 しかし、どうしても大幅に拡大しなくてはいけないような状況もあります。 そんな時は一発で拡大するよりも段階的に拡大した方がよい場合も ありますので、これをご紹介します。 例えば、265%に拡大をする場合、まず整数倍の200%に拡大をして、 かるくシャープネス処理をします。 それから残りの端数分の拡大を行うことで、輪郭の崩れの少ない 拡大処理をすることができます。 もっと拡大をするときは、200%拡大とシャープネス処理の工程を もうワンサイクル追加します。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載]  思いつきのショートコラム 「韓国ソウルに行ってきました」 遊びではないんだけど、付き合いと言うか、仕事と言うか、 ソウルで遊んできました。 観光ではないので、ホテルは素泊まりで、現地の人と朝昼晩とも外食です。 統一展望台に近いマンションの立ち並ぶニュータウンを中心に、 ソウルから北に行ってきました。 そこは中心街から離れていることもあり、日本人も少なかった。 トンちゃんみたいだけどモツじゃなくて普通の肉を使った 6000ウォンのランチメニューはうまかったなぁ。なんて言うんだろう。 他に気に入ったものでは、味の無い白いスープに麺が入っているのは、 塩と胡椒を自分で入れて味付けして食べるんだって。 石焼のご飯が付いてくるので、おおまかにご飯を除けて 水を注ぐとじゅじゅじゅじゅ〜っと玄米茶の香りがしてくる。 除けたご飯は麺を食べ終わったスープに入れて、これもうまい。 生カニのケジャンもうまい。キムチは甘い。 もちろんカルビもヘムルタンも食べたけど、名前のわからん安い料理の方が ぼく的には印象深かった。 あと、緑のペットボトルに入っている少し発泡性のあるマッコリ。 こいつには完全にはまってしまった。 交通も駐車もひどいもんだけど、活気がある。 セブンラックカジノでは、16万ウォン負けたけど、4時間も遊べた。 毎晩、睡眠不足のソウルでした。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ いいもの紹介 「レーザーマウス」 え〜いっ、思い切って6980円もするレーザーマウスとやらを買ったみた。 光学式マウスなんて、カーソルの動きがギクシャクして作画に使えないし、 ボールの機械式では地面を選ぶ。 レーザーだって光学式。どうせ買うならバッタものではなく ちゃんと使えるものをと思って買ったのが無線のレーザーマウス。 無線も2.4G帯の遠くまで届くやつならいらいらしなくていいはずと。 そういうことで、クラス1Mレーザーの2.4G帯無線マウスを使うことにした。 感想は、大正解。 普段のさぎょうでは、細かな作業にも使いやすく、 狙った点にポイントが落とせる快感! さらに講習会でも、プロジェクターを見せながら ざっと10mぐらい離れた生徒席からスクリーン上のカーソル操作ができる。 講師席からだけではなく、会場をまわりながら講習が進められるんだ。 う〜ん、快適だ。 レーザー+2.4G帯無線マウス、恐るべし。 ┏┏┏  おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ -―--― デジセミオリジナル【新・色合わせの小道具】―--―--―--―PR―- デジセミオリジナル【新・色合わせの小道具】 「デジカメ」「スキャナー」「モニター」「プリンター」の色合わせに・・・      グレー色の偏りを判断し、レベル補正の値を見つけるチャート付き カラーインプットターゲット+HTML形式の解説付き。2千円(送・税コミコミ)      http://www.chitanet.or.jp/users/tok/web_ts03/index.html お問い合わせはtsuji@chitanet.or.jpへ。折り返しご案内させていただきます。 -―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- -―PR―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- 【標準カラービュアー】・・モニターの色あわせに! プリントの色評価に!             写真の色を確認するための道具です──【仕事用】 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/original_goods/ct_index.html -―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- ■■■■■   自動車保険、かしこく選べば『そんぽ24』  ■■■■■ こんなひとは安くなるチャンス!⇒【ゴールド免許、ご夫婦のみ、通勤・レジャー】 ネット割引5%OFF! http://af1.mag2.com/m/af/0000102851/001/s00000001065001/014 ■職業としての写真関係者のための「リアルML」やってます。   詳しくは、ホームページにて。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 質問、投稿、ケジャンも大歓迎、   機器の評判やうわさ話、モニターテストも受け付けています。 □ このメールマガジンへのご意見ご感想、質問、転載許可やお恵みは   「デジセミ:」から始まる題名で、「tsuji@chitanet.or.jp」まで。   迷惑メールが増えすぎて、通常メールは自動削除にしております。   このご時世ですので、なにとぞご理解をお願いします。 □ 配信の解除・変更は、こちらからは配信先アドレスが確認できないので   http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の「会報のご案内」ページにて   登録者ご自身で登録・解除をしてください。 □ このメールおよび内容により生じる損害・トラブル等について   いっさいの責任は負いません。 □ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を   利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ ) □ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も   利用して配送しています。ID=482 ( http://www.melonpan.net/ ) □ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2007  2月号     No.126 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏       発行人  辻徳 / Photographer       発行所  T+One DESIGN (辻写真館)            http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ Copyright (C) 1997-2007 by Tokuaki Tsuji Presented by "PhotoStudio TSUJI" ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                
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