106F 資料室

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2007  4月号     No.128 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏         http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏                   まぐまぐ発行・配送数: 6589 部                  めろんぱん発行・配送数: 1159 部 《目次》  ・ [特集] 写真になるまで           ・ [連載] 入力の知恵・画像の知識           (新デジタル写真用語集! Part14)  ・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク           (レンズ補正)  ・ [連載] 思いつきのショートコラム           (手続きって面倒)  ・ いいもの紹介 (SDプレーヤーとFMトランスミッター) ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 「ソニー損保の自動車保険」なら保険料は走る分だけ。 1年間に走る分だけお支払いいただく、合理的な保険料です。 補償もサービスもしっかり、安心のブランド「ソニー損保」をお試しください。 >>年間の走行距離が11,000km以下なら今すぐお見積りを! http://af1.mag2.com/m/af/0000102851/001/s00000000773003/019 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■   ※ お問合せは、「デジセミ:」から始まる題名でお願いします。     迷惑メールが増えすぎて、通常メールは自動削除にしております。     このご時世ですので、なにとぞご理解をお願いします。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ===== はじめに ===== QSS-2901のフィルムキャリアが壊れた! と言っても、パーフォレーションセンサーの感度が範囲外に行っちゃった だけなので、センサーを交換しようとサポートに電話した。 そしたら何だ! 部品は出せない。二十何万のフィルムキャリア丸ごと新品を買えだと! そんな馬鹿な・・・ センサーの位置をずらして、使えるようになったけど、こんなのアリ? ノーリツは信用してたのに、もうフジと一緒。がっかりだぜ。 ビンボーショップのために、ミニラボサポート会社でも起業したろか!! ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [特集]「写真になるまで」 今回は、実際にうちのスタジオで行っている撮影からプリントまでの 手順のお話をおおまかにします。 きっと、このあたりのノウハウは、デジタル撮影を始めたばかりのスタジオ にとっては、喉から手がでるほどの情報になると思いますが、 ここはほれ、おおまかな所にとどめておきます。 詳細については講習に来ていただいて、実際に体験してもらわないと 要所要所の急所まで伝わりませんので、ここではおおまかなイメージとして 手順を知っておく程度になります。 撮影前にもいろいろとありますが、データの取り回しの手順に絞っていくと 撮影後のデータをどうするのか、から始まりますので、 まずはPCに取り込みます。 RAW+S(JPEG)で撮影しているので、 画像ビュアーを使って、JPEG画像の方でお客様とセレクトをします。 仕上がりサンプルを見ながら、どの台紙にどのようなレイアウトにするのか 考えながら必要なカット数を選んでいきます。 使用するカットが決まったらお客様は帰られます。 その後でDPP3でRAW現像すれば、画像の準備は完了です。 画像は、16bit-TIFFで書き出されます。 「TIFF形式」=「生の未修整画像」と言う取り決めにしているのです。 ここからが修整の始まりです。 まずはセレクトした画像の悪い部分を探します。 必要により、別カットも現像して部分的に合成する事もあります。 表情はいいのに、すそが少し乱れている...なんて場合ですね。 次に、色調を整えますが、慣れてくると現像時にほぼ狂いなく補正できて きますので、最近はほとんど色は触りません。 例外として、着物の色によってはプリント時に出にくい色だけを 色相彩度で選んで調整をすることがあります。 ここまできたら8bitになおしてスタンプツールで肌のレタッチと、 焼き込み・被い焼きツールを駆使して部分的な調整をします。 ゴミ消しや汚れ消しもこの時に。 ゆがみフィルターもよく使います。ここで修整完了です。 レイアウトサンプルを開いてそちらへドロップします。 写真画像はここでJPEG形式で保存します。 「JPEG形式」=「修整済み完成写真」と言う取り決めにしているのです。 このJPEGファイルとRAWデータは、原版としてお渡ししております。 こちらで管理するのは大変なことですし、使い回しもしたいでしょうし。 レイアウトサンプルには次々に修整済み写真が貼り付けられて レイヤーになります。 ここでは写真以外の部分にフレームを変えたりぼかしを入れたりして 他のデザインにしたりカットを加えることもあります。 それぞれの写真の大きさ、傾きを調整して確定したら別名保存をして そのpsdファイルをミニラボでまず一枚プリントします。 気に入る再現ができるまで補正値を変えて再プリントを繰り返しますが、 どうしても出ない時は、RAW現像からやり直します。 難しい色の着物とか、撮影したときの印象通りに出ない時は、 RAW現像からやり直した方が、結局早い場合がほとんどです。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] 入力の知恵・画像の知識 「主観付き新デジタル写真用語集! Part14」 さて、つづいて「さ」〜「そ」です。 「サーマルプリンタ」 熱した印字ヘッドを感熱紙に押し付けることで印刷を行なうプリンタ。 レシートなどによく使われていて、このレシート型の領収書を後で見返すと 印字が消えかかっていたりして、かなりあせることがある。 「シェアウェア」 ソフトなどを試用してみて気に入ったら入金してユーザ登録を行うもの。 星の数ほど存在するので、目的にぴったりなものが見つかるかも。 「昇華型プリンタ」 インクリボンに熱を加えて昇華させて専用紙に付着させる方式のプリンタ。 写真のようにドットごとに連続階調の表現ができる。 「シリアルATA」 ATAのパラレル転送方式を、シリアル転送方式にしたもの。 幅の狭い赤いケーブルでHDDをつなぎ、高速な転送ができるらしい。 「スイッチングハブ」 スイッチングハブはリピータではなくブリッジとして働き、 端末から送られてきたデータを解析してそのあて先の端末にしか データを送信しないので負荷が軽減し、セキュリティも向上する。 「スクリーンフォント」 ディスプレイの画面に表示するためのフォント。 プリンタフォントと同一の場合もあるし、別々の場合もある。 スクリーンフォントを印刷するとがたがたした感じの汚い印字になる。 「スタートボタン」 ウインドウズのデスクトップ左下にあるボタン。 プログラムを選んでスタートさせるときに使うのはわかるけど 終了するときも、このスタートボタンからになる。 こむつかしいウインならではの、終了操作のスタートと言うことかぁ・・・。 「スーパーCCDハニカム」 8角形の形のCCD素子を応用したフジのデジタルカメラの撮像システム。 昔は画素数の水増しのようでひどかったが、今では露出関係でかなり有利。 ダイナミックレンジを広げるために、大小が組み合わせてあったりもする。 「正方画素CCD」 あたりまえのようだけど、画素が正方形になっているCCD素子。 正方画素CCDはスチルカメラによく使われ、ビデオカメラでは長方画素CCDが 使われることが多い。どちらかと言えば、こちらの方が不思議。 「総画素数」 デジタルカメラなどの受光素子の実際の数。 この中から周辺を切り捨てて使える有効画素が取り出される。 総画素数でもなく、記録画素数でもなく、有効画素数をチェックすること。 今回は、「さ」〜「そ」で始まるパートでした。ではまた。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 「レンズ補正」 やだ〜、私、太って写るから・・・ これは昔、集合写真を見ながらよく聞かされていた言葉です。 そう、フジの6×9判を使ってブロニーフィルムで撮っていた昔は、 端のほうにならんだ人はちょうどレンズ周辺部になり、 歪によて外側へ伸びて写ってしまうのです。 特に広角レンズになるほど周辺の画像が伸びてしまい、 これを防ぐには、カメラ(レンズ)自体を変えるしかありませんでした。 望遠になると歪も少なくなりますが、大勢で並んで撮る集合写真では、 スペースの都合で、思い通りにいきません。 10年くらい前より、デジタル処理ができるようになってからは フィルムスキャナーで6×9判ネガをスキャンして 目つむりの修整や欠席者の合成もできるし 端の方を部分選択して縮める事が出るようになりました。 デジカメで撮るようになってからは、さらに楽になり、 フォトショップのCS2では「フィルタ」→「変形」→「レンズ修正」で 周辺歪みもあおりも一発で修整できるようになり、多用しております。 周辺が伸びてしまう部分は、これだけではうまく行きませんので、 フィルターの「ゆがみ」を使って一人一人なおしておりますが、 本当に作業がはかどるようになったものです。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載]  思いつきのショートコラム 「手続きって面倒」 危ないところだった。 今年の7月初旬にアマチュア無線の局免許が切れるところだった。 一ヶ月前までに申請しないといけないので、今月中にやらなければ。 5年も前の書式を見返しても、よくわからない。 ネットで調べてみると、また変更があったようだし・・・ そのまま継続なのに、いちいち書かなきゃいけないって、なんだかなぁ。 コピーをとっておいて、更新日付のハンコだけじゃいけないのかなぁ。 いや、ネット申請ができればいいのに。 その方が確認をする側も楽なんじゃないの。 書類がダウンロードできるようだけど、ごちゃごちゃで どの書類が必要で、どれが省略できるのかわからないし 目的別に必要な書類だけ分類してもらえるといいのに。 結局わからないから、セット書類を買ったほうがよさそうだ。 更新の要る免許って、本当に面倒です。 船の免許更新が去年で、どちらも5年更新なので覚えやすくて まだいいのかもしれないけど。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ いいもの紹介 「SDプレーヤーとFMトランスミッター」 ぼくの車にはカーステレオがない。 車は荷物が積めて走ればいい、そんなふうに思っているので ラジカセを積んで走っていた時代が長かった。 今はなんとなく進化して、MP3をFMで飛ばしてカーラジオで聞いている。 SDカードに入った曲を再生して聴いているけど、 昔はCDプレーヤーにつないでいて、その次はUSBのプレーヤー、 そして今のSDのプレーヤーになって来たわけです。 なんでまたこんな話を持ち出したかと言うと、SDのプレーヤーになって やっとCD感覚と言うか、曲の差し替えがCD感覚と言うかね。 最近では、512MBのSDが980円とかでしょ。 SDカードが気軽に買えるようになったので、デジカメでは使えないような 訳のわからんメーカーのでも音楽再生用なら買っちゃうんだよ。 この事を逆に考えると、写真データって、いかに大事なものなのかって。 一度しかない思い出を失ったんでは、笑ってすまないからね。 精進、いや、自覚しなくては。 ┏┏┏  おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ {magclick} ■職業としての写真関係者のための「リアルML」やってます。   詳しくは、ホームページにて。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 質問、投稿、わっしょいも大歓迎、   機器の評判やうわさ話、モニターテストも承ります。 □ このメールマガジンへのご意見ご感想、質問、転載許可やお恵みは   「デジセミ:」から始まる題名で、「tsuji@chitanet.or.jp」まで。   迷惑メールが増えすぎて、通常メールは自動削除にしております。   このご時世ですので、なにとぞご理解をお願いします。 □ 配信の解除・変更は、こちらからは配信先アドレスが確認できないので   http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の「会報のご案内」ページにて   登録者ご自身で登録・解除をしてください。 □ このメールおよび内容により生じる損害・トラブル等について   いっさいの責任は負いません。 □ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を   利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ ) □ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も   利用して配送しています。ID=482 ( http://www.melonpan.net/ ) □ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html {magclick} ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2007  4月号     No.128 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏       発行人  辻徳 / Photographer       発行所  T+One DESIGN (辻写真館)            http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ Copyright (C) 1997-2007 by Tokuaki Tsuji Presented by "PhotoStudio TSUJI" ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                
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