109F 知恵と知識の間

「主観付き新デジタル写真用語集! Part17」 さて今回は、「て」から始まるものをご紹介します 「ディザリング」 表示可能な色を組み合わせて中間色を表現すること。 見かけ上表示できる色数が増加するため、写真などの減色に用いたり、 インクジェットプリンター等では数色の色を細かく散らして 擬似的に中間色を表現している。 「ディスクアットワンス」 CD-Rへの書き込み方法の一つで、一度にまとめてデータを書き込み、 ディスクを完成させるので、後から追加書き込みはできない。 互換性が高いので、トラブル防止のためにできるだけこの書き込み方で ディスクを焼こう。 「ティルト」 レンズの光軸を受光面と垂直な角度から意図的に傾けて撮影する方法。 ティルトすると、ピント面を傾むけることができる。 絞りを開いて逆にティルトして使うとおもちゃっぽい風景写真が作れる。 「データ共有」 別々のパソコンで同じデータを扱える環境のこと。 通常はLANでつながっており、インターネット越しのものもある。 便利な反面、ネットワーク越しにファイルを削除すると、ゴミ箱に入らず 消滅してしまうなど、理解して使わないと危険なこともある。 「データプロセッシング」 撮影した画像データを確認し、現像、補正、調整して磨き上げ、 最終データまで仕上げる工程のこと。 この部分がデジタル写真のかなりの手間になっている。 「デジタル校正」 製版フィルムを使わずに、製版データからそのまま色校正等をする方法。 キャリブレーションされた機器を使い、色管理の中で しっかりと打ち合わせを行い、テストを繰り返してから行うこと。 「デジタルズーム」 レンズの焦点距離を変えずに、画像を切り取ってアップにする。 当然画素は減るしレンズのアラも出てくるいんちきズーム。 センタートリミングと言えばわかりやすいのに、 このまぎらわしいデジタルズームという表現に対抗するために 本家のズームは光学式ズームと言わざるをえなくなってしまった。 「デスクトップ」 MacやWindowsの操作画面のことで、机の上に見立てている。 フォトショップやイラストレーター等のアプリケーションは道具に見立て、 ハードディスクは引き出し、各ファイルは書類、まとめるものをフォルダ と言った具合に、なんとかわかりやすくしようと努力されている。 「デバイス」 もともとは単純で特定の機能を持つ道具とか装置をさしていましたが、 グラフィックボードやハードディスク等のコンピュータの装置や、 プリンタやディスプレイ等の周辺機器もデバイスと呼ばれている。 「デーモン」 メモリに常駐していろいろなサービスを提供するソフトウェア。 一般的にはサービスと言われているもの。悪者ではない。 「テラバイト」 1兆(10の12乗)バイトならわかりやすいが、コンピュータでは2の倍数で 処理するため、1兆995億1162万7776(2の40乗)バイトになる。 簡単に言えば、1024ギガバイト。本来1兆(10の12乗)倍をテラというので、 2の40乗バイトの事は、本当はティービバイトと言うらしい。 「電子ビューファインダ」 カメラのファインダに液晶画面を使ったもの。 コンパクトカメラで高倍率なものになると、ファインダーの光学系の 設計が難しくなるので、画像データをファインダの液晶画面に そのまま表示するというもの。 今回は、「て」から始まるものでした。ではまた。
                
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