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色味の分類 〜まとめ〜 今回はベースに潜むトーンカラーについてのお話しの最終回です。 いままでの話しでは、全体像が見えてこないと思いますので、 具体的にカラーのブロックをマッピングしてみます。 色を分類する方法はいくつかありますが、次のようなグループに 当てはめればわかりやすいと思います。   ○明度(濃度)で分ける   ○色相(色味)で分ける   ○彩度(あざやかさ)で分ける 色相と彩度は、濃度が中間になるほど表現領域が広くなります。 真っ白や真っ黒では、色相も彩度も表現しようがないことはわかりますよね。 それでは、トーンカラーはどうなのかということですけど、 存在するカラーを分類してみると、     ○クール・ライト     ○クール・ソフト     ○クール・ブライト     ○クール・ディープ     ○ナチュラル・ライト     ○ナチュラル・ソフト     ○ナチュラル・ブライト     ○ナチュラル・ディープ     ○ウォーム・ライト     ○ウォーム・ソフト     ○ウォーム・ブライト     ○ウォーム・ディープ というような12のカラーに分ける事ができます。 クールは寒色系で、ウォームは暖色系、ナチュラルは中間です。 ライトは明度の高い明るい色で、ディープは明度の低い暗い色。 ソフトはグレイッシュなくすんだ色で、ブライトはあざやかな色。 そして、これらのグループを人が感じる印象に沿って まとめていく軸になるカラーが前回までの   ●柔寒色系・・・クールソフト・・・「夏色」   ●鮮寒色系・・・クールブライト・・・「冬色」   ●明暖色系・・・ウォームライト・・・「春色」   ●濃暖色系・・・ウォームディープ・・・「秋色」 になるんです。 寒色系は彩度によって分けられ、暖色系は明度によって分けられています。 ●柔寒色系・・・クールソフトのグループは、  明度が高く中彩度、中明度で低彩度などが含まれます。 ●鮮寒色系・・・クールブライトのグループには、  彩度が高いだけではなくナチュラルグレーなどの無彩色や  ブラック・ホワイトなど、コントラストの強いものも含まれます。 ●明暖色系・・・ウォームライトのグループには、  ライトトーンを基調に、明るくて高彩度から中彩度のもので、  暖色〜ナチュラルまでを含む多くの色相を持ちます。 ●濃暖色系・・・ウォームディープのグループには、  低明度で彩度に幅があり、落ち着いた深みのある色です。 これらの配色の原理を生かした撮影やレタッチをして、 おしゃれな作品を作ってみましょうね。 また、 このカラーコーディネイトは、写真やお絵かきだけではありません。 着ていく服やアクセサリーを決めるのにも役立ちますし、 お部屋のカーテンや壁紙、机の小物などもコーディネイトしてみると 生活が楽しくなるかもしれませんね。 でも、この4つのカラーのうち、似合う色はどれなのか、 はっきりと憶えておかなくてはいけません。 自分の肌の色もこのカラーのひとつとして どのグループが似合うのか、自分の肌の色はどのグループになるのだろうか じっくりと考えてみてください。
                
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