22F 特集ルーム

「各光源の色温度」 色温度って意外とあやふやになってますよね。 何度にしたらいいのか、標準は何なのか・・・ 結論は出ないんですけど、比較の対象になる光源を ここで取り上げてみます。 自然光では、(目安ですけど) 真昼の太陽光 ・・・ 5400度ケルビン 平均の太陽光 ・・・ 5000度ケルビン 朝夕の太陽光 ・・・ 3500〜5000度ケルビン 正午の昼光  ・・・ 6000〜6500度ケルビン 青空光    ・・・ 10000〜12000度ケルビン スカイライト ・・・ 12000〜18000度ケルビン(晴天時の日陰の色です) 人工光では、 CIE標準A光源 ・・・ 2854度ケルビン CIE標準B光源 ・・・ 4870度ケルビン CIE標準C光源 ・・・ 6740度ケルビン ストロボの管 ・・・ 6000〜6500度ケルビン Dタイプの蛍光灯・・・ 6500度ケルビン Nタイプの蛍光灯・・・ 5500度ケルビン Wタイプの蛍光灯・・・ 4500度ケルビン 白色電球  ・・・・ 2700〜3000度ケルビン  こんな感じになりますが、 人工光の場合は、新品で上記のような値になりますので 使っていくにつれて色温度は落ちていき、実際にはこれよりも 若干低めの値になることが普通です。 特にストロボについては、管から発光している光をそのまま使うことは まず無いので、バンクやかさ、レフ板を使うことにより、 さらに色温度が低くなります。 撮影時にストロボの中にリーフィルターをいれるのはこのためです。 話がだいぶそれてしまいましたが、 こんなに色温度が違うのに、見た目にはそれほどわからないのは、 ヒトの目にはホワイトバランスを勝手にとって見えているからなんですね。 もっと大きなスケールで言えば、 比較によって色などを判断しているので、 常に錯覚の中で見えているんですね。 精密な色あわせが、バカバカしくなってきます。
                
   次の講座へ    前の講座へ    22Fロビーへ出る