22F 資料室

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ■□■□■     デジタル写真セミナー   99.8月号   No.33   バックナンバーはホームページにて閲覧できます    http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■                       発行・配送数: 3114 部 目次  ・ [特集]  各光源の色温度  ・ [連載]  入力の知恵・画像の知識           (デジタルカメラを使いこなそう! Part2)  ・ [連載]  ちょっとかしこいフォトショップ・テク           (JPEG画像を軽くするコツ)  ・ [連載]  アナログ男の‘グチ’  ・ デジタルフォトクラブ           「iMacとデジカメ」           「透過原稿ユニットでネガスキャン」  ・ いいもの紹介           (Adobe Acrobat)  ・ 売れない商品開発室           (誰がいちばん変な顔) □ 広告募集しています。   詳しくは、http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ===== はじめに ===== 滑り込みの8月号になってしまいました。^_^; なんだか忙しかったなぁ。 今月は、商工会のホームページ作成講習会で講師を務めました。 ホームページの講習会は初めてだったので 資料作成に、予想以上に手間取ってしまったけど、 またひとつ、スキルアップできてよかったんだろうな。 ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!  必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは  何かのトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。   たいてい、ぼくの人的ミスで「消えちゃった」とか、   どこへいったかわからなくなったときですけど。(^^ゞ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ [特集] 各光源の色温度 色温度って意外とあやふやになってますよね。 何度にしたらいいのか、標準は何なのか・・・ 結論は出ないんですけど、比較の対象になる光源を ここで取り上げてみます。 自然光では、(目安ですけど) 真昼の太陽光 ・・・ 5400度ケルビン 平均の太陽光 ・・・ 5000度ケルビン 朝夕の太陽光 ・・・ 3500〜5000度ケルビン 正午の昼光  ・・・ 6000〜6500度ケルビン 青空光    ・・・ 10000〜12000度ケルビン スカイライト ・・・ 12000〜18000度ケルビン(晴天時の日陰の色です) 人工光では、 CIE標準A光源 ・・・ 2854度ケルビン CIE標準B光源 ・・・ 4870度ケルビン CIE標準C光源 ・・・ 6740度ケルビン ストロボの管 ・・・ 6000〜6500度ケルビン Dタイプの蛍光灯・・・ 6500度ケルビン Nタイプの蛍光灯・・・ 5500度ケルビン Wタイプの蛍光灯・・・ 4500度ケルビン 白色電球  ・・・・ 2700〜3000度ケルビン  こんな感じになりますが、 人工光の場合は、新品で上記のような値になりますので 使っていくにつれて色温度は落ちていき、実際にはこれよりも 若干低めの値になることが普通です。 特にストロボについては、管から発光している光をそのまま使うことは まず無いので、バンクやかさ、レフ板を使うことにより さらに色温度が低くなります。 撮影時にストロボの中にリーフィルターをいれるのはこのためです。 話がだいぶそれてしまいましたが、 こんなに色温度が違うのに、見た目にはそれほどわからないのは、 ヒトの目にはホワイトバランスを勝手にとって見えているからなんですね。 もっと大きなスケールで言えば、 比較によって色などを判断しているので、 常に錯覚の中で見えているんですね。 精密な色あわせが、バカバカしくなってきます。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ [連載] 入力の知恵・画像の知識 「デジタルカメラを使いこなそう! Part2」 手軽さが命 デジカメのいいところは、まず即時性にありますね。 写してモニターで確認するだけなら、コストもかからないので 何でもかんでも写しまくってみよう。 最近のデジカメは小型化が進んでいるので、常に持ち歩いても それほど苦になるものでもないと思います。 手軽さが命なんだなぁ。 携帯電話と同じ感覚で、ポケツトに入れておいてもいいし、 身につけると言う意味で、フジのファインピクス1500みたいな デザイン的に優れているものなら、首から下げていても面白いと思う。 意外と流行ったりしてね。 その場でモニターで確認できるのもデジカメならでは。 友達どうしで、「誰がいちばん変な顔ができるかコンテスト」なんて やってみるのも、ひとつの"いやし"ゲームになることでしょう。 そんなデータをプリクラみたいに、 デジカメに貯め込んで持ち歩いたり、 何人かで、各自自分のデジカメに入っている自慢の変な顔を 出し合って、一番変な顔グランプリを開催するなど ばかげてるかなぁ。 ・・・みんなでやろうよ。^_^; ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 「JPEG画像を軽くするコツ」 前回に続いて、Web用画像に使われるJPEGという ファイル形式について、いかにきれいなまま軽くするかという コツを紹介します。 ホームページに使われる画像ファイルは、 GIFとJPEGがあります。 GIFは、色数を減らす事によってサイズを小さくしています。 JPEGは、画質劣化を伴う圧縮によってサイズを小さくしていますが、 最終的な、ある程度までの圧縮は目ではわかりづらいものです。 フォトショップでは、画像の内容によって圧縮が2〜4くらいでも、 Web用なら何とか実用になります。 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の 地下室のギャラリーにある、今週の「ひ・と・こ・ま」も、 別にこれといった特別な事はしていません。 ただ、JPEGのタイル割れギリギリまで圧縮しているだけです。 で、ここからが大切なコツになるわけですが、 アンシャープマスクなどのシャープ処理が過ぎると、 ファイルサイズが大きくなります。 不必要な部分のシャープ処理はしない方がいいです。 目立たない部分や不必要な部分は、ほんの少しだけ ぼかしをかけてやります。 わからないくらいにです。 大事な部分だけシャープなら、全体的に見てシャープに見えるので 画像があまいとか感じません。 なぜぼかすのかは、JPEGという圧縮方式にあります。 ボケの多い部分は、歪みも少なく 圧縮率を上げても画像が乱れにくいことと、 同じ圧縮が3であっても、ファイルサイズが小さくなるんです。 要らない部分はぼかしてしまえ。 これがJPEGのファイルサイズを小さくするコツですね。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ [連載]  アナログ男の‘グチ’ ちょっと気になることがあるんです。 食事をしに行った時の割り箸の袋。 あれって何で糊付けされた箸袋は安っぽくて 三つ折りしてある箸袋は高級に感じるのか。 ただ単に大きいからという訳ではないらしい。 書状を包むような感じに包まれているので、 格式みたいなものを潜在的に感じて高級感が出ているんだろうって。 うまく潜在意識を利用した代表なのかなぁ、なんて かってに解釈している訳だが、 他の使い道はないものだろうか。 折ることにより、格式がでてくるのなら、 いろいろなインストラクションカードや手紙などにも 利用してみてはどうかな。なんて。 画像という平面なものに、折るというひと工夫して 高級感を加味したものを作ってみたくなってきたぞ。 メニュー作成のいいアイデアが浮かんできた。 DMもできたぞ。 えへへ、 ただ折っただけより、いいことを思い付いた。 これなら必然性もあるし、トータルでバランスがいい。 ひと儲けできそうだ。 でも、タイミングよく仕事が来るかどうかが問題だ。^_^; ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ デジタルフォトクラブ (質問コーナー) 「iMacとデジカメ」 ・ さくらさんより ORG: 今日オリンパスのデジカメ(D-340L)を買ったのですが、 ORG: パソコンにつなぐケーブルが合わないんです。 ORG: 私はiMacを使っているのでUSBに対応したケーブルが必要なのかな? ORG: どんな製品があるのでしょうか?ぜひ教えて下さ〜い!お願いします!! シリアルポートが無いとすれば、 指摘のとうり、USBに対応したケーブルが必要だと思います。 USBも標準化されつつあるので、変換ケーブルもあるんじゃないかなぁ。 機器の数によっては、USBハブが必要になるかも知れません。 ぼくはiMacを使ったことがないので、詳しくわかりません。 皆に聞いてみようかな。^_^; 誰か教えて下さ〜い! ☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*:..:*::・'゜☆。.:*:・'゜:* '゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:..。.: 「透過原稿ユニットでネガスキャン」 ・ 山本さんより ORG: ネガフィルムを透過原稿ユニットで!なんて言ってましたら ORG: 画像はまっかっか。おまけに暗くって粒状感が目立ちすぎて ORG: 使い物になりません。 ネガを透過原稿で読み込むのには、 ある程度のスキャナー性能があって、はじめて 反射原稿よりきれいに撮り込めるんです。 もちろん、レベル補正のテクニックも欠かせませんが、 試してみるのもおもしろいことです。 画像がまっかっかというのは、取り込み時に ダイナミックレンジエンハンスメント処理を各色に施せば クリアできる問題ですが、 粒状感が目立ちすぎというのは、 おそらくスキャナーのCCD感度を外れてしまっているんだと思います。 CCDのダイナミックレンジが狭く、 感度不足ということですね。 ORG: Q:この電球なんですがワット数はどれぐらいですか? ネガ画像の濃度や、ベース濃度、光源の距離によって めちゃめちゃ変わってしまいますが、 100Wから500Wのフォトリフレクタランプを使います。 ORG: Q:ブルーランプって何? 通常の電球は、白熱ですので色温度が低く、黄赤っぽくなりますので その補正のために、電球の表面が青く塗ってあるものがあります。 けして、ブラックライトではありません。^_^; ORG: Q:蛍光灯(最近白熱電球ソケットに付けれる蛍光灯/パルックボールなど) ORG: ではだめですか? 光量不足と、演色性の問題で、好ましくはありません。 ORG: Q:通常の白熱電球ではダメですか? 明るければOKかと・・・ ORG: Q:このシアン系のリーフィルターって何? 写真撮影で使う色補正用のフィルターシートです。 レンズ前ではなく、ストロボのバンクの中に取り付けるものです。 熱の問題さえなければ、セロハンでもいいかもしれません。 ORG: 辻さんがこんな事書いてるってことは純正のバックライトじゃ ORG: 役不足って事なんですね。 ネガの場合はネ。 ORG: 光量上げることで粒状感が消えれば良いのですが・・・(^^ゞ 原稿の濃度が変わるとCCDにあたる光量も平均から ずれてきますので、 CCDのダイナミックレンジに合わせて調整します。 光量上げることで粒状感は消えると思います。 ☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*:..:*::・'゜☆。.:*:・'゜:* '゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:..。.: メールのお便り募集しています。   このデジタルフォトクラブのコーナーは読者の皆様からの             ご意見にお答えするコーナーです。     質問でも意見でもなんでもおよせください。                 このメールに返信すればOKです。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ いいもの紹介 「Adobe Acrobat」 アクロバットといえば、最近バージョン4が出ていますが、 3であれ4であれ、これほど重宝するソフトはなかなか無いと思う。 仕事がらポストスクリプトの環境なので、家庭用のプリンターでは なかなかきれいにプリントすることがむつかしい。 ソフトリッパーがでているものの、プリンターが変わればまた別の リップが必要になるのは、経済的にとってもきつい。 そんなときは、アクロバットで書き出してしまえば ほとんどのカンプがうまくプリントされるわけだ。 ほかにも、プレゼンにも威力を発揮してくれる。 リンクをつけてしおりをつければ、とっても使いやすいプレゼン資料の でき上がり。 ウェブ上でもPDFビュアーというプラグインをブラウザに入れておけば インターネットでの公開もできてしまう。 このような画期的なソフトを知らないと損するよ。 《PR》====== 有限会社フォトファクトリー ======《PR》 写真工房(有)フォトファクトリー      中部国際空港支援協会会員      愛知県常滑市栄町5−89  TEL&FAX (0569)35-2318    同社のメンバーは、すべて愛知県営業写真家協会の会員です。       写真のことを知り尽くしたプロの写真家集団です。 商品写真・竣工写真・航空写真・水中写真などの写真撮影、ビデオ撮影、 工事写真のプリント・写真用品OA用品販売・デジタル画像処理、 デジタルデータの入出力・デザイン・印刷・大型カラーコピーもあります。 《PR》===========================《PR》 □ 質問や投稿などで、メールアドレスを掲載してもいい場合は   本文中に書いて下さいね。 □ 配信を解除したいときは、http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ の   「会報のご案内」ページにて登録解除をしてください。 □ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を   利用して無料で配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ ) ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ [売れない商品開発室] まえの「デジタルカメラを使いこなそう!Part2」で言っていた 「誰がいちばん変な顔コンテスト」専用のデジカメがあったらいいね。 デジカメというより、ゲーム機という考え方で。 画素数が極端に少なくて内蔵のモニターでちょうどいいくらいの。 画素数をけちって思いっきり安くて軽くてかわいいのがいいね。 Webでの決勝戦をにらんで、出力は欲しいけど、 インチキをなくすために、入力はできない方がいい。 おっと、商品開発より先に このようなゲームとしてのルールづくりが先だナ。 いや、楽しければいいんだ。 友達どうしでデジカメを使って、 「誰がいちばん変な顔」を写せるかというゲーム。 そんな変な顔データをプリクラ手帳みたいに、 デジカメに貯め込んで持ち歩いて、 同じゲームをしている何人かが集まったところで 各自自分のデジカメに入っている自慢の変な顔を 出し合って、笑いがとれればいい。 一番変な顔グランプリを開催してみるのもいいね。 どうせなら、Web上で全国大会を開催しましょうか。^_^; ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ◆◇◆ 「デジタル写真セミナー」 99.8月号   No.33 ◆◇◆      http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ 発行人  辻 徳明  tsuji@chitanet.or.jp 発行所  撮影&デザイン・制作の 辻写真館 このメールへのご意見ご感想、転載許可や何かお恵みは     < tsuji@chitanet.or.jp > にお知らせください。 Copyright (C) 1997-1999 by Tokuaki Tsuji Presented by "PhotoStudio TSUJI" Chita-city, Aichi, Japan ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  
                
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