24F フォトショップ・ルーム
「プリンタカラー管理?」
今回は、プリンタの色合わせについての実践的なお話しです。
カラーマネージメントシステム(CMS)と言いますが、
フォトショップでは、
カラースペースでプロファイルを指定することができます。
このようなアプリケーション側で色の管理をすることを
アプリケーションCMSと、仮に言っておきましょう。
フォトショップ側で、
このアプリケーションCMSを使って色調を決める場合は、
プロファイルの設定に細心の注意をはらう必要があります。
適切なプロファイルを設定してやらないと、
ひどいプリント結果が待っていることになるけど、
大抵の場合は、プリンタごとのプロファイルが
プリンタに付いてきているので、まずはそれでテストプリントしてみます。
これで満足できる色調に仕上がれば問題無いのですが、
いろいろ試してみる価値もありますね。
では、フォトショップ側のアプリケーションCMSを使う方法です。
プリントコマンドで出てくる画面(ドライバ画面)で、
「プリンタカラー管理」というものがあると思います。
最近のドライバにアップデートするとこの項目が追加されていて
なんだこりゃと思ったかた方も多いと思います。
この「プリンタカラー管理」というチェックボックスの
チェックをはずせばフォトショップ側の
アプリケーションCMSが適用されます。
この場合、プロファイルは適切なものが選択されているかどうか
確認しておく必要があります。
ここが、「RGBカラー」とか、「CMYKカラー」になっていると、
CMSは有効にならないので気を付けてください。
それでは、この「プリンタカラー管理」というチェックボックスの
チェックを入れた場合はどうなるのか。
これがプリンターメーカーが用意している、
「ドライバCMS」を適用するという意味になります。
ドライバ側のカラーマネージメントシステム(CMS)を使って
プリントの色を管理することです。
この、「ドライバCMS」を使う場合は、
「プリンタカラー管理」にチエックを入れて、
カラースペースの指定項目があれば、「RGBカラー」を
選択しておけばいいでしょう。
モニターで見ている画像をプリントする訳ですので、RGBカラー
という簡単な理由ですね。
フォトショップは、CMSをもっているので、
わざわざドライバCMSを使う意味も無いとは思いますが、
色再現の忠実さよりも、
インクに合わせた、より彩度の高いプリントを求めている場合は、
CMSを使わないか、ドライバCMSを使えば
きっと派手なプリントが仕上がることでしょう。
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