27F 知恵と知識の間

「デジタルカメラを使いこなそう! Part7」 レンズの性能 デジタルカメラの高解増度化が進につれて、 レンズの性能によって画質が左右されるようになってきました。 受光素子であるCCDってほんとにちっちゃなものですから、 性能の悪いレンズでは、せっかくの高解増度が生かしきれないんです。 しかし、このレンズの性能についてはカタログ上のスペックには 現われにくいので、とてもやっかいな問題。 ウワサを頼りにするか、デモ機を使ってみないことには なんとも判断できない部分です。 そんなレンズ自体のシャープさや歪み、収差などとは別に、 カタログで表わせるレンズの性能って言えば、 レンズの明るさや焦点距離、ズーム比、最短撮影距離などです。 感度がISO100相当のものなら、F2.8の明るさは欲しいところ。 最近、F2.0なんていうレンズも出てきましたのでうれしい限りです。 焦点距離は、1/2インチのCCDを使っているデジタルカメラでは、 10mmくらいがいわゆる標準レンズになります。 広角は、6mmくらいになるとやや広角だとが感じられますが、 本格的な広角は、5mm以下でないと実感がわかないと思います。  (そんなカメラ、あるのか?) 望遠側は、3倍ズームクラスでもある程度満足できるものです。 望遠には結構強く、20mm以上をカバーしていれば そこそこつかいものになることでしょう。 あまりに長すぎる焦点距離は、 レンズの明るさが不足しがちで、手ぶれの原因にもつながりますので 手軽に使うには、そこそこのもので十分という訳です。 このへんのことは、後日改めて解説していきたいと思います。 そんなことより大事なことが、レンズ自体のシャープさです。 カールツァイスのレンズを使ったり、材質の改良や非球面レンズなど、 各社いろいろな手を使ってリリースしてきていますので、 これから面白くなってくる感じがします。 数機種を撮り比べている雑誌のインプレッションなども それなりにあてになりますので参考にしてみるのもいいですね。
                
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