28F 知恵と知識の間
「デジタルカメラを使いこなそう! Part8」
偽色にご注意
一般的な1ショット1CCDタイプのデジタルカメラを使用すると、
その構造上、シャープでコントラストの高い部分に偽色が発生しやすい。
偽色とは、被写体に無いはずの色がカラーモアレによって
疑似カラーが出てしまうこと。
ピクセル毎にカラーフィルターを通して入ってきた光量を
電気的に演算して画像を再現しているので、
この偽色はさけることはむつかしい問題になっている。
それじゃあどうしたらいいのか。
まあ、レタッチするのが一番だと思う。
偽色が発生している状況をよ〜く観察してみると、
濃度差の大きいピクセルが隣同士になった場合に、
そこにはありえない色がついてしまうと言った状態になっている。
ということは、
色情報をぼかしてやれば改善されるということ。
具体的には、
「Labモード」にして、「aチャンネル」と「bチャンネル」に
ガウスぼかしか、ダスト&スクラッチをかけてやること。
レイヤーを使うなら、レイヤーを複製してぼかし、
「色相と彩度」オプションで結合しても近い効果が得られます。
いずれにしても、選択範囲で部分的にやらないと、
全体の彩度が落ちてしまうので気を付けて下さい。
そして、お決まりの「ぼかしたらガンマを上げる」こと。
Labモードもレイヤーも無いレタッチソフトを使っているなら、
部分的に選択して、彩度を落とし、トーンカーブかコントラストを
いじって調整すればなんとかなるもんです。
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