27F 特集ルーム
気になる「 Linux の GNU 」
なにかと話題のLinux。
単体で使うには問題が多いけど、かなり優秀です。
問題は何かって?、入出力のドライバです。
とは言っても、その部分はマツクやウインに渡してやれば解決です。
そして、なんといってもすごいフリーソフトがあること。
これが、「The GNU Image Manipulation Program」ってやつ。
ザ・グニュー・イメージ・マニュピレーション・プログラムだって。
グニューなんて、変な名前。
ま、とりあえず使ってみましょう。
まずは、Linuxのインストールです。
ぼくは、マックの外付けHDDにインストールしましたので、
パワーマック用の「LinuxPPC」ってやつを入れてみました。
手順は、マックOS上でLinuxをインストールするハードディスクの
パーティションをドライブ設定で切ります。
起動ドライブではない場合は、不要です。
そして、LinuxPPCの「Pdisk」でA/UX形式に変換します。
その時に、rootとswapの2つのパーティションが必要になります。
次に、起動するために必要なファイルをコピーします。
「BootX」でLinuxを起動してインストールするわけですが、
X Window Systemというインストーラーを使います。
インストールが終わったら、再起動してBootXの設定をします。
「陽炎」をインストールすれば、日本語化します。
まあ、このようなことは、あとは省略しましょう。
では、ようやく本題です。
「The GNU Image Manipulation Program」を使います。
メニューバーが見当たらないのがどうも不自然なんですが、
見かけ上はフォトショップによく似たインターフェイスですね。
でも、ツールの使い方はちょっと違うようなので要注意です。
で、どこがフォトショップと違うのか・・・
長所は、何と言ってもフリーソフトであること、
それから、Script-Fuのすっごい強力な機能に限る!!
残念なことは、CMYKモードが無いことと、入出力環境。
見かけがウインドウズライクなことも気にはなるが・・・
GNUの特徴でもあるScript-Fuについては、
フォトショップのフィルタとアクションの強化版って感じ。
ただ、文字関連のLogosは、インストールしていないフォントがあると
エラーになることがあるみたいなので、
少々記述を書き換える必要があるものもある。
その点が幸か不幸かLinuxなのである。
「Lisp言語」を使って一連のスクリプトを
作成するということもできてしまう訳です。
単なるアクションやバッチではなく、GNUのほとんどの機能が
スクリプトで作成できてしまいます。
決まったレタッチ処理をさせるような、業務用システムには
持ってこいだとは思いませんか。
こんなにすごいレタッチソフトが無料で使えるLinuxって
いったいどういうつもりなんだろうつて思っちゃいます。
フォトショップを買うほどもない方なんかは特に
試してみてほしいプログラムです。
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