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「傷やほこりの修整 前編」 そうそう、レタッチの基本とも言える、傷やほこりの修整について やってませんでしたね。 いろいろな方法がありますので、2回に分けてやってみます。 で、まず今回は完成度は低いけど簡単にやってしまう方法。 それほどきれいに仕上げる必要が無く、手間暇がかけられないときに 有効な方法ですので、まずはこちらのやりかたから。 その簡単な方法とは、 フィルターの「ダスト&スクラッチ」を使うわけですが、 ただ単にこのフィルターをかければいいってものでもないんです。 傷やほこりをよーく見てみると、白いものが多いですよね。 スキャニングの時にゴミが入ったものは、白くなることが多いので この白いノイズを除去するのが近道。 まずは、元画像をレイヤーに複製します。 レイヤーパレットの「背景」を新規レイヤーのアイコンにドラッグして レイヤーを作成して下さい。 次に、このレイヤーにフィルターの「ダスト&スクラッチ」を 実行して下さい。 半径は、ゴミなどの大きさにもよりますが、1か2くらいでいいでしょう。 しきい値は、ゴミの消える範囲で、できるだけ大きくします。 そのままではぼやけた感じですので、 レイヤーパレットの「通常」と出ているところを 「比較(暗)」にしてみて下さい。 これでゴミが消えたまま多少はシャープさが戻ってきたと思います。 あとは、レイヤーを結合すれば終了です。 元画像に、ゴミ消ししてぼやけた画像の暗くなった部分(ゴミの消えた部分) を合成したことになります。 でもこれでは使用目的によっては、やっぱり不満が残ることがあります。 ということで、 次回にでも、じっくり時間をかけてゴミ消しをする方法を やっていこうと思っています。あくまで、予定ですけど。
                
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