38F 知恵と知識の間
「デジタルカメラを使いこなそう! Part18」
最低限の色合わせ 〜見た目と機械の色の違い〜
「簡単なモニター調整法」
今回は難しいことは抜きにして、簡単にホワイトバランスの調整を
したいと思います。
ちゃんとやってみたい方は、ホームページのキャリブレーションルームで
解説していますので、そちらの方をご覧ください。
前にも出てきましたが、人間の目はボンクラなので、
撮影しているときには気がつかない色の偏りがあります。
ホワイトバランスをオートにしていても、あてにならないものなので
最終的にはキャリブレーションされたモニターで見て調整することに
なる場合が多いですし、細かな再現まで見えるものなんです。
プリントしてみたときに、一発で近い色になればうれしいですよね。
では、どこを触ればいいのかっていうと、
モニターのコントラストと明るさ、そして各色のゲインです。
ガンマの調節機能が付いているグラフィックボードならなおいいですね。
では、まずはじめにモニターの色温度を5500位の低い値にして、
モニターのコントラスト(半黒マーク)を最大にします。
フォーカスが甘くなるようでしたら、少し絞ってもいいと思います。
なんかすごく黄色っぽく見えますが、これでいいのです。
これだけでかなり白は白くなっていますので。
次に、ブライトネス(明るさ、お日様マーク)で
真っ黒の部分がつぶれない程度にセットします。
これだけでとりあえず完了しました。
そして色をより近く合わせるために、
プリンターの用紙をモニターの横に並べて色温度をカスタムにし、
その紙の色に近くなるまでGとBを下げていきます。
このときにRは最大にしておきます。
そんなに厳密に合わせる必要はありません。
どうせ照明で見え方が変わってしまいますからね・・・
まぁ、一般的にはこんなとこです。
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