39F 知恵と知識の間
「デジタルカメラを使いこなそう! Part19」
デジタル写真用語集 〜チンプンカンプンを克服〜
「デジタルカメラのカタログ編・前編」
お待たせしました、ようやく基礎の最終ステージ、
デジセミ流、カタログの読み方です。
まずは前編ということで、ハード的な主なスペックについての
一般的な見方からはいっていきましょう。
「撮像素子」
主に画素数と素子名や寸法が記載されています。
CCDなのかCMOSなのか、その素子はどれくらいの大きさなのか。
画素数は多いに越したことはありませんが、使用目的に合わせて
妥協していけばいいと思います。寸法は大きいほど有利です。
ワンショットタイプの場合は、フィルターが入りますので、
実際の性能は、1/4くらいだと思っておいた方がいいですね。
「記録方式・記録媒体」
JPEGとかTIFFとかのファイル形式を示します。
記録媒体は、スマートメディアとかCFカードなど、何を使うのか。
耐久性の面から、できればCFカードを薦めたい所です。
「記録画素数」
実際に取り出せる画素数です。
補間により水増ししてあることもありますので注意してください。
「ホワイトバランス」
オートはあまりあてになりませんので、プリセット機能や
ワンタッチ機能、マニュアルの充実しているものがいいです。
「レンズ」
これは重要です。撮像素子が小さいほどレンズの解像力を必要とします。
でも、ラ○カとかツァ○スなどというブランドには躍らされないように・・・
実写テストできっちり評価したい所です。
そして焦点が短いので、明るいレンズの方がボケなどの操作がしやすいです。
「測光方式」
中央部重点測光が一般的ですが、スポット測光があれば
いろいろな場面で取り回しがしやすくなりますし、表現の幅も出てきます。
「絞り」
開放と最小絞りの幅に注目します。ほんと、狭いものが多い。
そして、ズームでワイド側とテレ側で違うものが多いので、
ズーミングした時に設定した絞りが変わってしまうようなものは
オハナシニナリマセン。
「シャッター」
最高速に注意してください。結構低いものです。
「露出制御」
プログラムAEのほかに、シャッター優先、絞り優先、マニュアルが
ありますが、このマニュアルの何段階の設定が出来るかに注目します。
最低でも1段ずつ指定できないと、マニュアルの意味がありません。
「内蔵フラッシュ」
ガイドナンバーが光量を示します。
感度がISO100の場合、ガイドナンバー=絞り*距離*(100/感度)ですので、
ガイドナンバー10でレンズの絞りがF4だとすると、
2.5Mまでしかストロボが届かない計算になります。
感度が100以外の場合は、
ガイドナンバー=(ISO100のGN)*(ルート 感度/100)になります。
「インターフェース(外部コネクタ)」
通常は、USB、シリアル、ビデオ出力などがあります。
そして注目点は、シンクロ接点、リモートケーブル、ホットシューなどが
あるかどうかで、その他に、PC側でシャッター操作が出来たり
細かな設定が出来るものもあります。
まだまだありますが、ハード面はこのくらいにしておきます。
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