41F 資料室
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2001 7月号 No.62
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏ バックナンバーはホームページにて閲覧できます
┏┏┏┏ http://www.chitanet.or.jp/users/tok/
┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
発行・配送数: 4611 部
《目次》
・ [特集] 写真は撮って盗って摂りまくる
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part21)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(コンタクトシート)
・ [連載] アナログ男の‘グチ’
・ デジタルフォトクラブ
今月はお休みです
・ いいもの紹介 (水鉄砲)
□ 広告募集しています。
詳しくは、http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
===== はじめに =====
今年の夏は遊びまくるよ。
もうすでに日焼けで一皮むけちゃっている。(ゾンビみたい)
また今年も脱皮して大人になれたかな・・・
ん〜仕事が無い!
ということで、一肌脱いだ辻徳のデジセミをお楽しみください。
デジセミは文章が長すぎてわかりにくいっていう声が多いので、
今月からさらなるシェイプアップを試みてみました。
ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!
必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは
何かのトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[特集] 写真は撮って盗って摂りまくる
ぼくの仕事は写真を撮る事です。
そのまんまこう言ってしまうと、なんの意味もありません。
かたちとしてはそうなんだけど、実際の作業はもっとたくさんあります。
まずはいちばん重要なこと、「観察」です。
観察が無くては写真はとれません。
とる前に観察する。
撮りながら観察する。
できたものを観察して次につなげる。
ぼくは観察することが仕事です。
写真は単に表現の出力手段にすぎません。
とる前の観察は熟練を要しますが、撮りながらの観察は容易です。
バランスを観ながらファインダーを隅々まで観察すると
出来上がりの像が見えてきます。
それも難しいなら、たくさん写真を撮って出来たものを観察します。
これが撮ることです。
そして盗るがごとく、モチーフに食い下がり、
経験を生かしてひとつひとつのパターンなりイメージなりを
自分の中に摂っていくんですよ。
そんな感覚かな。がんばってね。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part21」
デジタル写真用語集 〜チンプンカンプンを克服〜
「写真用語編」
こっちの方を先にやっときゃよかったかな・・・
デジタルのくくりではなく、写真から見た用語です。
「感度」
ISOで表されて、数字が大きいほうが感度が高い。
フィルムなら粒状性、CCDならノイズに影響が出てくる。
この感度の操作で大まかなベースになる明るさを操作する。
「明暗比」
文字どうり明るいところと暗いところの差。
写真撮影ではとても重要な要素で、レフ版や環境をうまく使って
見た感じに近づけていく。
フィルムやCCDは、目ほどラチチュード(ダイナミックレンジ)が広くない。
「コントラスト」
濃度のめりはり、色のメリハリのこと。
明暗比とおおきくかかわりがある。
「焦点距離」
簡単に言っちゃえば、望遠の度合い。
主に遠近感のために使い分け、視野角(撮影範囲)を操作する。
ここでは数式なんか無意味だからね。
数字が大きくなるほど望遠になることはよく知られているけど、
結像面の大きさによって標準が変わってくるんだよ。
そして、絞り値と併せて背景のボケ具合にもおおきく影響が出てくる。
背景の省略は、望遠を使ってぼかしてしまうか、
広角を使って小さくして存在感を無くしてしまうのかで決める。
「絞り」
被写界深度(ピントの合う範囲)を調整するもの。
ポイントより前後をぼかしたければ絞りを開ければいい。
開ければ当然明るくなってしまうという弊害がおこる。
「シャッター速度」
このスピードで時の流れの一瞬を切り取ることになる。
早くすればより短い一瞬を写すことが出来るけど、不自然になることが多い。
遅すぎると手ぶれによるシャープさを欠くことになる。
実際のところ、明るさ調節的な脇役になることが多い。
「被写界深度」
ピントを合わせた部分の前後にある、ピントが合って見える範囲。
焦点距離、絞り値、フィルム上の最小錯乱円の大きさで変わってくる。
「四要素」
写真の画像としての組み立て要素。
以下の四つの要素からなる。
「動機」
撮影者側の個性。ものの考え方、ものの見方。
シャッターを押すまでにいたったきっかけ。
「光」
直感が活かされる項目。
ライティングを読み、影をコントロールする大切な個性。
「調子」
イメージであったり、調和であったりする。
感情に左右され、作り上げるもの。
トレーニングによ向上する。
「構図」
画像の文法のようなもので、思考につながる。
勉強のしがいがあり、身につけるほど写真作りがうまくなる。
「アングル」
カメラを向ける角度。
ハイアングル、ローアングルなどと言い、作画上の要素としては
見上げたり見下ろしたりの印象が変わってくる。
「光質」
なんだか分かりにくいかも知れんけど、光の硬さ。
主に光原の面積や距離、ディフューズの具合と関係してくる。
夏と冬、朝と夕方の空気感を連想してみてください。
また、晴天時とうす曇りの時の影の出方もちがうでしょ。
「トリミング」
写真を写す範囲。写すときにあまかったトリミングの写真を
構図良く切り抜くのもトリミングって言う。(笑)
後何があるかなぁ・・・
用語で困ったらメールしてくださいね。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「コンタクトシート」
意外と活用されていない機能に、コンタクトシートってものがあります。
フォトショップはひとつの画像に対しての作業は万能といえますが、
複数の画像を扱うには、どうもややこしいと言うか、不得手です。
これを何とかしようとするには、アクションを活用してバッチ処理
するのが一般的です。
しかし、やはり基本的にはひとつひとつの画像に対しての処理に
変わりありませんし、最初の作成が面倒です。
複数の画像を一枚の中に並べるという単純な作業もえらく手間です。
こんなときはコンタクトシートを利用します。
「ファイル」→「自動処理」→「コンタクトシート」を開いてみると、
台紙のサイズを指定して並べることが出来ます。
画像のサイズが直接指定できないって、・・・
やっぱり使えない機能ですかぁ。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] アナログ男の‘グチ’
もう、ひまなんだかいそがしいんだか、訳がわからんくなっている。
仕事量事態はとっても少なくて全体的にはひまなんだけど、
ぽつりぽつりと大至急の仕事ばかり。
何にもすることが無い日があったり、
急遽貫徹になる日もあるからおかしくなっちゃうよ。
もうちょっと時間の余裕がほしいなぁ・・・
数十枚の失敗写真のレスキューを明日までにとか、
ポスターの原版を明日の朝までに作ってほしいなんて、
今のひまな時期だからいいようなものの、世の中恐ろしくなってきた。
ま、それはおいといて、
やっと完成した証明写真システムも今度はソフトとして販売が決定した。
9月のプロ機材ショーに間に合うようにカスタマイズもしなくちゃだし、
こんどは葬儀用の遺影写真の処理システムもソフト販売が決まっている。
まにあうのかなぁ・・・し〜らないっと。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
デジタルフォトクラブ (質問コーナー)
今月はお休みです。
メールのお便り募集しています。
このデジタルフォトクラブのコーナーは
読者の皆様からの質問やご意見にお答えするコーナーです。
質問でも意見でもなんでもおよせください。
あて先はtsuji@chitanet.or.jpです。このメールに返信してもOKね。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
いいもの紹介
「水鉄砲」
こうも暑いとおかしくなっちゃうよね。
そんな時は水鉄砲で遊んじゃおう。
ぼくが気に入っているのは圧力式のでっかいやつで、千円くらいのやつ。
昼の休憩には子供とベランダで戦いが繰り広げられます。
ちょうど夏休みでもあるし、暑くて狂いそうなときは水鉄砲だよ。
かみさんは迷惑そうだけどそんなことは知ったことじゃない。
圧力式の水鉄砲は全部で3機。
ひとつは下の子用に片手で持てる小さいの。
ぼくと上の子は両手で構えるでっかい水鉄砲で撃ちまくる。
まあ、せいぜい30分程度のことなんだけど、楽しいよ。
デジタル写真には全然関係ないけど、いま楽しいことはこんなとこ。
ぜひこの夏を楽しんでくださいね。
┏┏┏ NEWS ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
「読者プレゼント」
レキサー社のコンパクトフラッシュカードリーダライタ
「ジャンプショット」を先着19人にプレゼントします。
USB対応CFカードにしか使えませんのであしからず。
ただし、新舞子のお店に直接とりに着てくれる方に限ります。
送るまでのものじゃないっことだよ。(笑)
□ 質問、投稿、バーベキューも大歓迎、
メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。
□ 配信の解除、変更は、http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の
「会報のご案内」ページにて登録・解除をしてください。
□ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ )
□ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も
利用して配送しはじめています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┏┏┏
┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2001 7月号 No.62
┏┏┏┏
┏┏┏┏
発行人 辻 徳明 tsuji@chitanet.or.jp
発行所 T+One DESIGN (辻写真館 デザイン部)
http://www.chitanet.or.jp/users/tok/
このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可や何かお恵みは
「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。
Copyright (C) 1997-2001 by Tokuaki Tsuji
Presented by "PhotoStudio TSUJI" Sinmaiko, Chita-city, Aichi, Japan
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
6月号へ 8月号へ 41Fロビーへ出る