44F 特集ルーム

「写真の読み方1」 いい写真って何だろう。一般的に写真がうまいってどういうことなんだろう。 これって、とっても難しいことなんだよね。 どれが正しくてどれが間違いなのか、明確な基準がないので なんとなくで判断してるケースが多いんじゃないのかな。 でもそれじゃぁまずい。 そこで、うまくなるために、写真を見る方法を分解してみようと思います。 写真の組立てには、4つの骨組みがあります。 昔にも取り上げたことがあると思いますが、 このおおきな分類ごとに見ていけば、理解しやすくなります。 それは、内容(動機)・光・調子・構図です。 この中でなかなか判りづらい動機というものがありますが、 じつはこれが一番重要で、 ここがしっかりしていないと写真そのものの存在に意味がなくなってしまう。 なんでこの写真を撮ったの?ってことです。 伝えたいこと、残しておきたい物、なにかきっかけがあって 写真を撮った訳でしょ。 そのことが十分表現されていなければならないんです。 何かに感動してシャッターを切ったとか、ね。 だから写真を見るときは、内容が伝わってくるかどうかも出来のうちです。 どこに感動してシャッターを切ったんだろう。 なんでこの写真を撮ったんだろう。 どういうことが伝えたかったんだろう。 何を残したかったんだろう。てな具合にね。 もう少し掘り下げていくと、 誰のためにとか、どんな目的でとか、 はたまた、撮影者の哲学だとか、生活感とか、 生きざまのようなものが写っていたりして大変に面白いですよ。 多くの写真と触れて、その力を感じてくださいな。
                
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