46F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2001 12月号 No.67
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┏┏┏┏ バックナンバーはホームページにて閲覧できます
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まぐまぐ発行・配送数: 4714 部
めろんぱん発行・配送数: 852 部
《目次》
・ [特集] 写真の読み方3
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part26)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(色モアレの軽減)
・ [連載] アナログ男の‘グチ’
・ デジタルフォトクラブ (今月はお休みです)
・ いいもの紹介 (デジカメのメディア)
□ 広告募集しています。
詳しくは、http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html
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===== はじめに =====
おっと、もう年末ぎりぎり。2001年最後のデジセミ・・・なんちゃってね。
正月にでもゆっくりと読んでね。
ぼくは一日から撮影で忙しくなるけどね。
ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!
必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは
何かのトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。
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[特集] 写真の読み方3
さてさて、お次はイメージの決定です。
この項目までくれば、後天的な問題になってきます。
経験と意識してトレーニングすることにより、
たいていの人がイメージ作りをすることができます。
イメージと言っても、ここでは写真の調子に関することが主になります。
物理的なわかりやすい調子の見方としては、
・ハイキーとローキー
・似た色に統一
・あざやかさの操作
の3つの色味についての見方があります。
無難な絵葉書写真なんてつまんないよね。
どれかを壊すことで・・・(ちょっと乱暴な言い方かな)
そして、形的には、
まるっこいイメージとか、ぐにゃぐにゃなイメージ、
きっちりした角っぽいイメージ、とげとげしたイメージ等があります。
ハイキーとローキーは、要するに明度の統一性を持たせると言うことです。
明るい色味に偏らせてやわらかさとか清潔感、夢を
イメージさせるトーンにするのか、
暗い色に偏らせて重厚感や闇、深い思いをイメージさせるトーンにするのか、
そのような意図で調子を決めているかを読みます。
似た色に統一は、色味を振ってイメージ作りをしています。(色相の統一)
新緑の緑色方向だけに色味をまとめてすがすがしさをイメージしたり、
オレンジに振って夕日を強調したり、
ブルーの方向だけを使って夜とか冬をイメージしたり、ね。
あざやかさの操作は、
言わずと知れたセピアやビビットトーンがありますね。
彩度をぐっと下げて渋くしたり、それに色を偏らせてセピアにしたり。
ある一部分だけを彩度をあげて視線を導いたりする技もありました。
彩度の高い被写体をそろえて派手にし、目立せた広告写真もありました。
ここまで言えば調子とは何なのか、もう気づきましたか?
「ハイキーとローキー」 → 「明度の操作」
「似た色に統一」 → 「色相の操作」
「あざやかさの操作」 → 「彩度の操作」
明度と色相と彩度とくれば、ほら。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part26」
「撮影術の初歩の初歩」 〜まず注意したいこと〜
「内蔵モニターの利用法」
で、いきなりだけど
実際に内蔵モニターを効果的に利用していますか。
撮影前の確認として、
セットした色温度設定は思ったように見えていますか。
撮影前にフレーミングをしっかりと決めていますか。
構図もしっかり見ていますか。
希望のコントラストかどうか見えていますか。
撮影したときに、
2秒くらいのプレビューでどう写ったか見てますか。
目線や目つぶりしてませんでしたか。
一連の撮影中や後には、(その場を立ち去る前に)
画像を確認して不満点をひとつづつつぶしながら再撮影しましょう。
もうちょっとこうしたいとか、ありませんか。
不要なカットはその場で消しましょう。
残りのカットで満足していますか。
撮影前の確認事項はちゃんと反映されていますか。
いい写真は撮れましたか。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「色モアレの軽減」
デジタルカメラって、CCDが一枚しかないものがほとんど。
明暗しか検知できないCCDがどうやってカラー画像を撮る事ができるかって
言うと、CCDの前に細かく画素ごとにカラーフィルターが貼り付けてあり、
その信号を合成して作っているんですよ。
だから、ちょうどその画素の部分にコントラストの高い画像がくると
白と黒のラインのはずが、色が出ちゃうんです。
この現象を色モアレとか、偽色って言います。
よほどひどいものでない限り、カメラのローパスフィルター(ぼかしている)
で偽色は除去されていますが、完全にはとりきれない事もあります。
撮影後のレタッチとしても、ぼかしをかけることで
除去できますが、普通にぼかすと文字通りぼけてしまうので
色情報だけをぼかします。
方法は、まずモード変換をします。
「Lab」モードにしてチャンネルパレットを表示させ、
「a」と「b」のチャンネルをシフトキーを使い2つのみを選択します。
ここへガウスぼかしをかけます。
2ピクセルくらいぼかしてもいいと思います。
そしたら、「Lab」チャンネルにしてすべて選択された状態で
モードを「RGB」に戻します。
これで色情報だけをぼかしたことになり、
画像のボケを抑えながら偽色だけを除去したことになります。
年末付録として、簡単だけどアクションを用意しましょうかね。
必要な人はHPのトップページからおとしてね。
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[連載] アナログ男の‘グチ’
最近良くないなぁ・・・
なんだか追われっぱなしで身の回りがぐちゃぐちゃ。
車も、もう何年も洗車していないし
バイクツーリングも最近遠出していない。
仕事以外の趣味としての写真も満足に撮れていない。
そういえばギターも弾いてないなぁ・・・
今年はバーベキューの回数も減っているし、
キャンプなんか2回しか行けなかった。
スキーなんか1回だけだよ。なさけない。
仕事と遊びの境界が無い業種なので、そのへんがピシッと決まらない。
余裕がなくなっているんだろうなぁ。
そんなんで本当に楽しめたんだろうかね。
ちょっと立ち止まってみたいけど、なんだか怖いような気がする。
そうだ、来年のテーマは生活にしよう。
昔のようなゆとりを楽しむことを目標にしたいなぁ。
さあ、グチのコーナーはこれで最後にして、
来年からは、コラムにでもしようかな。
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デジタルフォトクラブ (質問コーナー)
今月はお休みです。
これと言って、ここでとりあげるような質問はありませんでした。
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メールのお便り募集しています。
このデジタルフォトクラブのコーナーは
読者の皆様からの質問やご意見にお答えするコーナーです。
質問でも意見でもなんでもおよせください。
あて先はtsuji@chitanet.or.jpです。このメールに返信してもOKね。
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いいもの紹介
「デジカメのメディア」
コンパクトフラッシュにせよ、スマートメディアにせよ
デジタルカメラのメディアは小さいわりに大容量だよね。
うちの環境では、このデジカメのメディアが
データの受け渡しに重宝しています。
カメラのデータを取り込むのにコンパクトフラッシュ、スマートメディアの
リーダライタが付けてあり、
パワーマックのG4にはFDドライブが付いていないので
もっぱらこのデジカメのメディアを利用しているわけです。
他のマシンにもみんなリーダライタが付けあるのでとつても便利です。
FDを何枚も使うよりいいね。
いまどきFDなんて使い物にならないもんね。(でも、いざ無いと不便)
CD-Rも一枚50円を切っているので記録して配るのにはこちらかな。
FDでもらっても困る人増えているんだよね。
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□ 質問、投稿、餅つき大会も大歓迎、
メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。
□ 配信の解除、変更は、http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の
「会報のご案内」ページにて登録・解除をしてください。
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発行人 辻 徳明 tsuji@chitanet.or.jp
発行所 T+One DESIGN (辻写真館 デザイン部)
http://www.chitanet.or.jp/users/tok/
このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可や何かお恵みは
「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。
Copyright (C) 1997-2001 by Tokuaki Tsuji
Presented by "PhotoStudio TSUJI" Sinmaiko, Chita-city, Aichi, Japan
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