5F 特集ルーム
[特集] スピードアップのツボ
今回は、重たい画像と切っても切れない処理スピードの問題について
なんとか速くしてみようといくつかの方法を考えてみます。
それには、大きく分けて3つの方法があります。
1.ハードウエアによる加速方法。
2.ソフトや環境の設定によるスピードアップ。
3.操作方法によるスピードアップ。があります。
ハードウエアによる方法は、多かれ少なかれお金もかかるし、リスクが
多少伴いますが飛躍的に加速させる方法です。
安全な方法では、RAMを増設する(ファイルデータの5倍以上必要。
軽いデータには効果があまり無い)
グラフィックボードを使う(粗悪品に注意!かえって遅くなる場合あり)
I/Oの速いSCSIとHDをそろえる。
(RAIDシステムやワイドSCSIなどがかなり有効)
最速マシンに買い替える(これを言っちゃーおしまいよ?)
フリーズ覚悟で賭けにでるには、(うまく安定していれば安上がり)
最速CPUに交換する(いがいとうまくいくことが多いらしいが
ぼくは、システムエラーに泣かされて水の泡と消えた)
クロックアップに賭けてみる(仕事で使っている人はやめた方がいい)
ソフトや環境の設定によるスピードアップ方法はぜひ試してください。
仮想メモリをI/Oの速い内部バスのディスクに設定する。
仮想メモリにしてあるディスクは常にからっぽにしておく。
(からっぽが無理なら、パーテーションをきってディスクの外週に
なるほうのボリュームを空にしておいて仮想メモリに割り当てる)
基本ですけど、レタッチソフトにたくさんのメモリーをわりあてる。
(マックならシステムの使用する容量を引いた残りの
90から95%を割り当てる。ウインドウズは、80%に設定)
操作方法によるスピードアップも覚えておくといいですよ。
こまめに保存する。(保存することによってファイル容量が軽くなる)
コピー・ペーストではなくドラッグアンドドロップを使用する。
(クリップボードの負担が無くなり予期せぬエラーも回避できる)
レイヤーはこまめに結合して、不要なレイヤー、アルファーチャンネル、
パス、クリップボードのデータはすぐに削除する。
(アルファーチャンネルで済むものはわざわざレイヤーを作らない)
スクリプトとアクションパレットを活用して作業効率をよくする。
これらの項目のできそうなことすべてを併用することで巨大なファイルが
多少スピーディーに操作できるようになるでしょう。
最期に、処理の速い画像処理ソフトもありますので紹介しておきますが、
万能ではありませんので、フォトショップなどのレタッチソフトと
併用することが前提となります。
・ライブピクチャー(こいつとフォトショップは仕事の必需品)
・XRES(レタッチ機能とペイント機能の両方できるソフトだが
「できる」であって、けして「使える」とはいえない)
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