6F 特集ルーム

「メガピクセル・デジカメ」の実力 最近ようやく、各社から100万画素を越えるデジタルカメラが 手の届く価格で出始めてきましたね。 まだ、ちゃんとしたテストはできていませんが フジフィルムの方からサンプル画像をいただきまして、 これはちょっとデジカメの認識を変えなければと思い特集にしてみました。 実際の画像をご覧ください。写したそのままの、未処理画像です。
       
いまのところは画質に関してだけしかわかりませんが、
操作性やその他細かな部分も知りたいのでしばらくお借りできないか
あたってみるつもりです。

これをお読みの方で「協力しましょう!」って方はご連絡下さいね。
とくにメーカーさん、お願いしますね。


では、デジセミ流インプレッションです。

まず注目の解像度を見てみますと、プリントする場合は写真のサービス判程度
まで実用になると思われます。もちろん昇華型の場合です。

1280×1024ピクセルなので300dpiの場合、
4.2×3.4インチ(約10×8cm)の画像ができあがります。

逆にいま標準になっているL判(サービス判)の大きさにするには、
127×89mmにプリントすることなので240dpiということになる。
これなら十分に許せる範囲ということですね。

印刷原稿としてはよくある175線の場合350dpiになりますので、
約8.8×7cmの画像までは作れるということになります。

家庭用のインクジェットならA5サイズまでいきそうですね。
ただしこれらは、解像度変換で目延ばししていない状態でのことですので。


次に問題の階調についてみてみましょう。
CCDのダイナミックレンジはあまり向上していないようです。
白飛びも多少ありますし、暗部のノイズも気になりますが、
しかし白飛びについてはだいぶわかりにくくなっています。
課題は暗部のノイズってとこでしょうか。


全体的にみて、かなり検討されていると思います。
見かけ上のなめらかさはかなり向上しているように感じられますし、
圧縮の歪も目だちにくくなっています。

ファインモードでは、暗部を除けば文句無しってとこでしょう。
F−DIサービスと合わせれば通常のスナップ写真と比べても
ほとんど違いがわからないほどになっています。

デジカメすべてに言えることですが、露光に関しては想像以上にシビアに
考えてくださいね。ハイライトは限界を越えるとあきらめたようにフッと
飛んでしまうし、シャドーはノイズで汚くなったりつぶれてしまうからね。


やはり銀塩の粘り強さに慣れているといくら画素数の多いデジカメでも、
露光については操作方法をいちから変えて取り組む必要がありそうです。
まだしばらくは、私の仕事には使えないといったとこでしょうか。

使い方でカバーできるかどうか、実際に使いこなさないとわからないけど
スキャナー並みになることは考えにくいですね。
テスト機がお借りできたら、この辺の所をどう対処したらよいか
探っていこうと思っております。

                
   次の講座へ    前の講座へ     6Fロビーへ出る