51F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2002 5月号 No.73
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まぐまぐ発行・配送数: 9534 部
めろんぱん発行・配送数: 889 部
《目次》
・ [特集] 出力チェックチャートを作ろう(2)
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part31)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(プロファイルの開き方)
・ [新連載] 思いつきのショートコラム
(満足度)
・ デジタルフォトクラブ (今月はお休みです)
・ いいもの紹介 (バルクメモリー)
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===== はじめに =====
今月号は、大幅に遅れまして申し訳ない・・・
とにかくやることばっかりで、超睡眠不足が続いています。
まだ500通以上のメールに目を通していない状況ですので、
返信をまっている方には重ね重ねお詫び申し上げます。
この原稿も、車の運転を代わってもらって、
ちょっとした移動時間を使って書いていますので、
多少のタイプミスは勘弁してくださいね。
で、ついにデジタルラボに生まれ変わったよ。
驚いたことに、光学的に焼き付けるアナログ式よりも画質がいい。
他のミニラボより高いだけの価値は十分アリ。
デジタルがアナログの画質を超え、常識が破られたすごい時代だね。
でも、レーザーを使っているフジのプリンターには
逆立ちしたってこの画質は出せないだろうなぁ・・・
ちょうど今修学旅行ラッシュでなかなか手がかけられないけど、
元が取れるようにがんばって新しい使い道を探っていかなくちゃ。
6/30でこの異常な忙しさとはお別れできます。
ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!
必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは
何かのトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。
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[特集] 出力チェックチャートを作ろう(2)
今回はもうちょっと踏み込んだチャートを作成します。
どこをチェックするかというと、
中間グレーの色浮きの程度と方向性をわかりやすく見るために
グレー転びの判別チャートを作成します。
まず、新規にRGBで12×12cmぐらいの真っ白の画像を用意します。
解像度はインクジェットの場合、
プリンターの解像度の1/4でいいとおもいます。
プリンターが1440dpiなら360dpi、
プリンターが1200dpiなら300dpiで作成します。
その画像を塗りつぶしで50%グレーで塗りつぶします。
モードをグレースケールに変換してから、
フィルタでピクセレート→カラーハーフトーンを実行します。
値は12ピクセルで(荒いようなら8ピクセル)角度は全てゼロです。
そしたらまたRGBモードに変換します。
真中に1cm角の選択をしてレイヤーをつくり、
R=128,G=128,B=128で塗りつぶします。
このレイヤーを12個複製します。
右方向を原点として、
ひとつを右へ2cmずらし、もうひとつ右へ4cmずらします。
ひとつ目をレベル補正で「赤」の中間スライダを1.05にします。
もう一つの方は赤を1.10にします。
また真中の四角を左へ2cmずらし、もうひとつ右へ4cmずらします。
原点から180度の方向になります。
ひとつ目をレベル補正で「赤」の中間スライダを0.95にします。
もう一つの方は赤を0.90にします。
原点から120度の方向(左上)にまた同じように
ひとつを適当にずらし、もうひとつをその向こう側にずらします。
ひとつ目をレベル補正で「緑」の中間スライダを1.05にします。
もう一つの方は緑を1.10にします。
また真中の四角を原点から300度の方向(右下)にまた同じように
ひとつを適当にずらし、もうひとつをその向こう側にずらします。
ひとつ目をレベル補正で「緑」の中間スライダを0.95にします。
もう一つの方は緑を0.90にします。
さらに真中の四角を原点から240度の方向(左下)にまた同じように
ひとつを適当にずらし、もうひとつをその向こう側にずらします。
ひとつ目をレベル補正で「青」の中間スライダを1.05にします。
もう一つの方は青を1.10にします。
また真中の四角を原点から60度の方向(右上)にまた同じように
ひとつを適当にずらし、もうひとつをその向こう側にずらします。
ひとつ目をレベル補正で「青」の中間スライダを0.95にします。
もう一つの方は青を0.90にします。
最後に画像を統合して保存したら完成です。
早速プリントしてみましょう。
ちゃんと中心がグレーになっているでしょうか?
このカラーの配置は、色相環の角度に準じていますので
ちょうどバリエーションコマンドの配置と同じになります。
また、補正幅も0.05ですので最小のときと同じです。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part31」
「何を伝えるのか」 〜いちばん大切なこと〜
「被写体の組み合わせ」
写真の被写体には、大きく分けて主役と脇役があります。
このふたつはどんな写真にも必ず存在するものです。
たとえ一人のモデルが写っているポートレートであっても、
テーマに沿った主役があり、それを引き立てる脇役的な存在が写っています。
単純にモデルが彼女でその人自体が主役ならば、
脇役はコスチュームであったり、シチュエーションであったりします。
では、複数の人が写る場合は、その人自体が主役にはなりにくく、
その人同士の関係が主役となり、和だとか、共通点がテーマになり
先ほどの場合と主役と脇役が逆になることがよく見られます。
家族写真の場合を例にとると、
主役は家族のつながりになり、それを引き立てるために
家族の面々が登場しているわけです。
もうひとつのテクニックとして、対比させるという場面もあります。
二つの被写体を遠近で配置して視線を導いたり
主役となるものを強調したりします。
いろんな配置を試してみて、主役が引き立つような位置関係を
探ってみましょう。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「プロファイルの開き方」
フォトショップを使っていて、なかなか理解されていないことに
プロファイルというものがあります。
このプロファイルは、画像ファイルがどのような環境になっているかを
教えてくれる付加情報です。
・・・っていうと、なぁ〜んだ、やっぱりデジセミも他の本といっしょで
結局よくわからないじゃないかと言われちゃうので、
ぼくの対処の仕方をご紹介しましょう。
フォトショップの環境設定で重要な項目に、カラー設定があります。
そしてこのカラーマネージメントポリシーの設定を誤ると
せっかくのプロファイルが無駄になってしまいます。
このプロファイルは、カラースペースを決める重要な項目ですので、
プロファイルの不一致やプロファイルが無かった場合の警告は
必ず出るようにチェックを入れておきます。
たたし、自動処理を行うときは、
そのソースプロファイルに適した方法を選択しておいて、チェックを
はずしておくこともあります。
では、実際の作業で、画像ファイルをフォトショップで開くときに
プロファイルの不一致やありません等のダイアログが出たときは
どうするのが最善でしょうか。
いちばんやってはいけないことは、「そのままにする」を選択して
プロファイルを破棄してしまうことです。
通常、入力ソースには、その入力機器固有の特性を補正したプロファイルが
付加されていることが多くあります。
一から補正をしなおす手間と技術があれば話しは別ですが、
通常はこのプロファイルを利用したほうが利口です。
一般向けのデジタルカメラは、sRGBのカラースペースを基準にしている
ことがほとんどなので、作業用のadobeRGBに変換します。
まぁ、プロファイルを保護しておいて、後で変換することも出来ますが
めんどくさいので開くときにプロファイルで変換しています。
プロファイルにプロファイルが重なってきては、訳がわからなくなるので
ほとんどの場合、画像を受け取ったらプロファイルは変換しましょう。
例外として、元の作業環境へ返す時だけ保護をしておきます。
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[連載] 思いつきのショートコラム
「満足度」
仕事にしても遊びにしても、はたまた、お金を支払うときも頂くときも、
すべては満足度という尺度が基準になっていると思う。
少なくともぼくの仕事は、フィーという考え方の上に成り立っている。
直訳すると、報酬とか謝礼になる。
ぼくの仕事に満足してもらい、そのお礼を頂く。
だから相手にとっていい仕事をすると、たくさんのお礼がもらえる??
でも満足度にもいろいろあって、がんばったという満足もあるし、
得したという満足もあるので、全ては「考え方」なのかも知れない。
逆を考えると、がんばらなくてもよかったから疲れなくて得したという
満足もあるかもしれないし、すっごい疲れてぼくだけ損したけど
その分みんなより楽しかったという満足感もあると思う。
欲しいものを手に入れるときに、値切れたら満足度はあがるだろうし、
釣りは要らんと言ってしまうのも、また満足である。
どうなっているんだろう?
人それぞれの考え方があるから、またおもしろくて問題もおきてくる!?
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デジタルフォトクラブ (質問コーナー)
メールのお便り募集しています。
このデジタルフォトクラブのコーナーは
読者の皆様からの質問やご意見にお答えするコーナーです。
質問でも意見でもなんでもおよせください。
あて先はtsuji@chitanet.or.jpです。このメールに返信してもOKね。
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いいもの紹介
「バルクメモリー」
どうせなら安いほうがいいのがメモリー。
今回のプリンターのオプションになっているDIMMは
メーカーから買うと、256MBが\88,800という信じられない値段。
中身はと言うと、CENTURYのSDRAMで256MB DIMM CL=3 non.ECCというもの。
れっきとした国産メモリーだけど、ちょっと高すぎる。
ちょっと許せなかったので、このオプションはキャンセルして
自分で買いに行ってきました。
あったあった、こんなに安いのならちょっと良いほうにしちゃおう
ということで、買ってきたのは512MB CL=2。
他のマシンで256MB CL=2を使っていたので、CL2にしちゃいました。
空きスロットはまだあるんだけど、
はじめから付いていた256MB CL3をはずして、
買ってきた512MBと持っていた256MBを差して、共にCL2で大満足。
早速起動してみてメモリーをチェックすると、増えてる増えてる。
用も無いのにプリントしてみました。
画像の処理待ち時間が気持ち良いほど早くなっていてうれしいねぇ・・・
ノーリツQSS-2901のメモリーもバルクで結構だね。
業務用機のオプションはふっかけすぎだよ。
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NTTの光ファイバーを利用した定額接続サービスです。
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発行人 辻 徳明 tsuji@chitanet.or.jp
発行所 T+One DESIGN (辻写真館 デザイン部)
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Copyright (C) 1997-2002 by Tokuaki Tsuji
Presented by "PhotoStudio TSUJI" Sinmaiko, Chita-city, Aichi, Japan
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