51F 知恵と知識の間

「デジタルカメラを使いこなそう! Part31」 「何を伝えるのか」 〜いちばん大切なこと〜 「被写体の組み合わせ」 写真の被写体には、大きく分けて主役と脇役があります。 このふたつはどんな写真にも必ず存在するものです。 たとえ一人のモデルが写っているポートレートであっても、 テーマに沿った主役があり、それを引き立てる脇役的な存在が写っています。 単純にモデルが彼女でその人自体が主役ならば、 脇役はコスチュームであったり、シチュエーションであったりします。 では、複数の人が写る場合は、その人自体が主役にはなりにくく、 その人同士の関係が主役となり、和だとか、共通点がテーマになり 先ほどの場合と主役と脇役が逆になることがよく見られます。 家族写真の場合を例にとると、 主役は家族のつながりになり、それを引き立てるために 家族の面々が登場しているわけです。 もうひとつのテクニックとして、対比させるという場面もあります。 二つの被写体を遠近で配置して視線を導いたり 主役となるものを強調したりします。 いろんな配置を試してみて、主役が引き立つような位置関係を 探ってみましょう。
                
   次の講座へ    前の講座へ     51Fロビーへ出る