51F フォトショップ・ルーム
「プロファイルの開き方」 フォトショップを使っていて、なかなか理解されていないことに プロファイルというものがあります。 このプロファイルは、画像ファイルがどのような環境になっているかを 教えてくれる付加情報です。 ・・・っていうと、なぁ〜んだ、やっぱりデジセミも他の本といっしょで 結局よくわからないじゃないかと言われちゃうので、 ぼくの対処の仕方をご紹介しましょう。 フォトショップの環境設定で重要な項目に、カラー設定があります。 そしてこのカラーマネージメントポリシーの設定を誤ると せっかくのプロファイルが無駄になってしまいます。 このプロファイルは、カラースペースを決める重要な項目ですので、 プロファイルの不一致やプロファイルが無かった場合の警告は 必ず出るようにチェックを入れておきます。 たたし、自動処理を行うときは、 そのソースプロファイルに適した方法を選択しておいて、チェックを はずしておくこともあります。 では、実際の作業で、画像ファイルをフォトショップで開くときに プロファイルの不一致やありません等のダイアログが出たときは どうするのが最善でしょうか。 いちばんやってはいけないことは、「そのままにする」を選択して プロファイルを破棄してしまうことです。 通常、入力ソースには、その入力機器固有の特性を補正したプロファイルが 付加されていることが多くあります。 一から補正をしなおす手間と技術があれば話しは別ですが、 通常はこのプロファイルを利用したほうが利口です。 一般向けのデジタルカメラは、sRGBのカラースペースを基準にしている ことがほとんどなので、作業用のadobeRGBに変換します。 まぁ、プロファイルを保護しておいて、後で変換することも出来ますが めんどくさいので開くときにプロファイルで変換しています。 プロファイルにプロファイルが重なってきては、訳がわからなくなるので ほとんどの場合、画像を受け取ったらプロファイルは変換しましょう。 例外として、元の作業環境へ返す時だけ保護をしておきます。